2009年9月 3日 (木)

どうしたんだろう、どうなるんだろう

2009060174_w camera : Contax G1, Lens : Planar 45mm F2, Film : kodak Hawkeye, PC-TEA

この写真は6月にとってスキャンしていたものの、書く文章が無くて放置していたものですが、ネット仲間の画像掲示板を見て思い出しました。

こんな子猫が、神社の境内の端っこに好き好んで居るはずありませんから、子供に拾われて、捨てられたのかも知れません。

野良猫の母親は人間の匂が付いた子猫は放棄します。でもひょっとしたら、母ネコが戻ってくるかも知れません。だから触る事はできません。

たとえ、どんなに寂しそうに泣いていても、生涯の責任をとるつもりがなければ、触ってはいけないのです。

2009060177_w どうしたんだろう、どうなるんだろう、と思いながら立ち去るだけです。

でも、ひょっとしてこの子猫の姿は私達と変らないかも知れませんね。神様はすぐ近くに居て、そして思っているかも知れません。どうしたんだろう、どうなるんだろう、でも触っちゃいけない。

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2008年8月21日 (木)

五所川原駅構内のネコ

Img_4214_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

五能線、津軽鉄道の五所川原駅は最も好きな駅のうちの一つです。駅を出てすぐのところに踏切があり、そこから駅構内を見ることが出来ます。踏切といってもだだっ広い踏切で、本当に線路のところにだけ警報機があるような、鉄ヲタ憧れのロケーションです。

私はここで、駅構内を見たり、踏切を横断する人を見たりするのが好きなのですが、今回はここでネコを一匹発見しました。

Img_4214_w1 はじめは、線路の側でネコが遊んでいるだけだと思いましたが、すぐに何か狩りをしていることに気が付きました。何を取ったのか、その時はわかりませんでしたが、デジカメで拡大してみると、それはネズミでありました。

駅の構内にネズミって居るものなのか?とも思いましたが。狩をするネコはなかなか凛々しい顔立ちをしております。

Img_4224_w 獲物を運んで窪みに隠れたので、獲物を確認しようと近づいたらすごい形相でにらまれてしまいました。獲物を横取りしようなんて、かけらも考えていなかった.....んですけどね。

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2007年8月 6日 (月)

上高地で外来魚を考えてみた

Img_9020_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105mm F4L

上高地で外来魚というと、上高地で外来魚?まさかブラックバスなんか居ないでしょ。と思われると思います。ブラックバスの猛威が報道されて、外来魚=ブラックバスまたはブルーギルというイメージがありますが、奥深い渓流の渓流魚のなかにも外来魚がいっぱいおります。

上高地近辺で言えば、カワマスがそれに当たります。この写真の魚もカワマスのようです。なんでも上高地の明神池、大正池は昔ニッコウイワナの宝庫だったものの乱獲の為魚影が薄くなり、カワマス等の放流が行われたとのこと、その為、現在イワナ、カワマス、ブラウントラウト、雑種の4種類がいるそうです。ちなみに見分け方はここを参照してください。

私の感覚では、上高地は日本で最も美しい場所のうちの一つで、また最もよく保護されているところの一つでもあるのですが、このような所でさえ、よほど強い意思が無ければ、もともとあった自然を維持することは難しいことなのだと思われます。

涼しげなネタから一転、明日から九州に旅立ちます。

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2007年8月 5日 (日)

大正池のマガモ

Img_8998_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

あんた、まさか手ぶらじゃ無いだろうね、みたいな感じですごんでいるのはマガモの姉さんです。

どんな動物でも楽に餌を取れるなら、楽な方法を選びます。お前、それは堕落だよ、なんて格好いいことは言いません。

もちろん、野生動物は基本的に人間を警戒します。ただ、最近、人間は子供も大人もおりこうさんになったので、野鳥もあまり人間を警戒せず、自動給餌機くらいに思っているかも知れません。自動給餌機があるのなら、誰でもそれを頼りにしてしまうというものです。

ところが、人間は勝手なもので、近所の公園で野鳥が餌をおねだりする分にはいいけど、神秘的な景色の大正池ではやって欲しくないなぁ、なんて考えます。

このマガモ姉さんと対峙しながら、もし、ここで私がワォーとか騒ぎ、石を投げ、鳥さんたちを脅したら、周りの子供は泣き、大人は非難し、狂人を見る目でみるだろうなぁ。動物の虐待を禁じる法を犯したとして捕まってしまうかも知れない。でも、野生動物を人間から遠ざける為に、私はこんな風に努力しているんだ、と弁明したら、聞いてくれる人もいるだろうか、なんて考えてました。

ところで、姉さん、そんなに睨んでもオレ何も持ってないんだ。悪いね。

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2007年8月 1日 (水)

ニホンアナグマってカワユイです

Img_8908_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

山道を車で通っていたら、動物が道を渡りそうでした。なので、車を止めて渡らせてあげようと思ったのですが、なかなか渡る気配はありません。側溝に隠れました。でも、まだ渡るチャンスをうかがっているように思えました。

最近タヌキの交通事故が多いので、一言注意してあげようと思い、車から降りましたが、また道路の側溝に隠れてしまいました。頭が見えてるよーと笑って見ていましたが、こちらの様子をうかがおうと思ったのかパッと顔をあげると、こいつ、なかなか可愛い顔をしているのです。

子タヌキだと思っていましたが、何となくニホンアナグマっぽいです。野生のニホンアナグマは初めて見ましたが、なんとも可愛い仕草をする動物ですね。

側溝に隠れながら、こちらが気になるらしく何度も顔を出すのですが、そのしぐさが可愛いのです。おそらく、何か居るとは思うものの何であるか解らないのですね、また、こちらが結構近くによっても同じ事を繰り返します、多分視力が弱いのでしょう。

その後、こいつは、私に気が付いて側溝からジャンプして茂みにかくれようとしたのですが、一度目は失敗して前足を伸ばしたままズルズルと側溝に落ちてしまったのです、大丈夫かぁーと声をかけたら、今度は頑張って側溝から這い上がり、不器用に茂みに逃れて行きました。

カッワユイ!実はこの近くの山道でこの前はツキノワグマとあったのですが、その時は車から降りる気がしませんでした。でも、ニホンアナグマなら今度はもうちょっとゆっくり観察したいなぁ。

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2007年7月22日 (日)

コガタスズメバチとの死闘

Img_8715_w1 Camera : Canon EOS 5D, Lens : Macro Planar 100mm F2.8 AEG

昨日ブッドレアに絡まったヤブガラシを取り除いて、ついでにブッドレアの剪定を行っていたところ、いきなり大型のハチに襲われました。幸い蚊よけのネットをかぶっていたので助かりましたが10m以上追ってきて、耳元で羽音が聞こえるうちは生きた心地がしませんでした。

このハチはコガタスズメバチ。スズメバチの中ではもっとも穏やかで危険が少ないとされますが、巣を木の枝に作るし、また巣を攻撃されたと思えば異常な執念で攻撃を仕掛けてきます。

今の時期は働きバチが羽化して巣の拡張を図っている時期です。ですから巣はまだ小さいものの危険は変りません。横浜市に連絡して駆除してもらうことも考えましたが、タダでさえウチの木が隣家に対して評判が良くない上、スズメバチまで湧かせたと知れたら騒動になりそうだったので自分で戦うことにしました。

戦法は単純、アースジェットを浴びせるだけです。アースジェットでスズメバチを殺虫できるかどうかはともかく一時的に気絶させることは出来るようです。こうして働きバチが消えたところで一気に巣を落とします。

後は、戻ってくるスズメバチに気をつけて片付けて完了。

せっかくだから落とした巣を観察しているとスズメバチが羽化してきました。こいつら生まれた時から凶悪な顔をしています。まだ幼虫のいわゆるハチノコはがさがさと口を鳴らして餌のおねだりをしています。

Img_8733_w1 このハチノコ達も生かしておくわけには行きませんから、食ってしまうことにしました。なるべく素材の味が生きるように素揚げにお塩でいただきましたが、油温が少々高くこんがりし過ぎた嫌いがあります。

お味はどうかというと、クセも無く普通に美味しいと思いました。が、自分を襲った奴らの味を確かめてみたい....なんてハンニバルの世界のようですねぇ。

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2007年7月 6日 (金)

汐留川のミズクラゲ

Img_8528_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105mm F4L

先日、汐留川のボラの話をしましたが、汐留川にはクラゲもやってきます。クラゲといっても人を刺したりしないミズクラゲです。のんびりぷかぷか浮いているように見えますが、「お前、本当は道に迷ったんだろう」と声をかけたくなります。

もともと、ミズクラゲは東京湾に大量にいるし、また真水の混じる汽水域が好きらしいので、汐留川にも迷い込むのだろうと思います。迷いこむといっても、泳ぎが得意でないこのクラゲはなんとなく岸に寄って来たら、汐の流れに乗って汐留川に流されてきただけだと思います。

それでも川にクラゲがいる光景は面白く、何気なしに観察を続けておりましたが、やはり水がバッち過ぎたのか、川底に沈んでしまった者もおります。

可愛そうな気もするのですが、川底に沈んで死んだクラゲはこれからどうなるのか、やっぱり溶けてゆくのか、別の興味で観察を続けております。

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2007年6月23日 (土)

浜離宮のボラ

Img_8503_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105mm F4L (汐留川のボラ)

浜離宮の側を流れる汐留川にボラが大量に現れて騒ぎになったのはいつだったか。でも、浜離宮の潮入の池にはそもそも小さなボラも住んでいるし、それを狙って潜水を繰り返す鵜の姿も珍しいものではありません。

それでも、はっきりと魚影が確認出来ると嬉しい気がします。

本日はモッコクの花を見に浜離宮まで出かけたのですが、残念ながらまだ開花しておりませんでした。浜離宮のモッコクは木が大きく、また植栽されている場所も観察しやすいので楽しみなのです。モッコクの花が見れなかった代わりに、汐留川のボラと潮入の池のボラが見れました。

Img_8494_w 潮入の池のおぼこ(ボラの子供)

ボラという魚は、結構バッチイ水でも平気で、また表層を泳ぐ為よく見かけるので、何処にでも居る泥臭い魚と思われますが、産卵場所とか謎の部分も多いのです。潮入りの池に居る小さな「おぼこ」と言われる幼いボラにしても、外からやってきたのであってここで生まれたものではありません。

汐留川に居る大きなボラは、浮いているゴミの下を泳いでいるので気の毒ですが、潮入の池の小さなボラ達は、餌と身の隠し場所がふんだんにあって結構住みやすそうです。

それにしても、少しこの藻は多すぎない...か。

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