2009年12月13日 (日)

四眼装置を改造したカメラ

R0012940_w 先日から、各種の4x5シートフィルムで現像テストを行なうときに使っているカメラは、TOMIYAMAの「四眼装置」を改造したものです。カメラのテストも兼ねて行なっていた訳です。

この、四眼装置というのは、4x5のフィルムで4枚の証明写真を撮るカメラだったのですが、贅沢にもコンゴーの105mmレンズが4個使われて居りました。しかし、残念ながら、無限遠が出ないので、れんずマウントをちょっと変えて、Rodenstock のApo Sironar N100mmF5.6のレンズを使うようにしております。

このレンズは小型でありながら4x5をカバー出来る優秀なレンズで、蛇腹の4x5カメラでも出来ないかなぁと思ってキープしておいたモノですが、とりあえず、このカメラで使うことにしました。

レンズのマウントはL字型の切り込みがあり、縦方向か横方向のどちらかに約20mmスライドできるようになっております。

レンズはL字の切り込みの0の地点で真中にくるようにマウントし、レンズマウントを上下逆さに付け替えることで、上下、左右にそれぞれ20mmずつシフト出来る、ハズでありましたが、マウントの上余白と下余白が異なるせいで、逆付けすると、隅が蹴られる結果になりました。

マウントの逆付けは止めて、カメラの三脚座を追加して、横位置撮影でライズだけは出来るように修正する予定です。

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2009年12月 6日 (日)

コピナールを使った古フィルム現像

2009120041_w Camera : Home made4x5, Lens: Apo Sironar 100mm f5.6, Film : Kodak 2475, Copinal 20c,5m

古フィルムを現像する場合、最も良い現像液はHC-110であったと信じております。この現像液をB希釈、出来ればA希釈にして、ヨウカカリウムを添加して、低温で現像することによって、ベースフォッグが抑えられ、コントラストも維持されたネガが出来上がります。

HC-110が無ければどうするか.....一般的に良いと言われる現像液はD-19、これでダメならD-8です。D-19とはコダックの硬調現像液、D-8とは同じく超硬調現像液を意味します。

しかし、D-8は保存性が悪く、原則、使用前に調合する現像液と考えるべきだし、ハイドロキノンを大量に使うので、出来れば避けたい現像液です。

そうすれば、市販品もあるD-19が現実的な方法と思えますが、日本にはコピナールという優秀なマイクロフィルム用現像液が、安価で手に入ります。

コピナールも保存性はあまりよくありませんが、常識的な保存性はあり、しかも安価なので、これが使えれば、それに越したものはありません。

2009120051_w Camera : Home made4x5, Lens ; Apo Sironar 100mm F5.6, Film : Kodak 2475, D-19, 20c,5m

そこで、D-19とコピナールを同じ条件で使って見ました。現像して出来上がったネガを見るとD-19がコピナールに比べて若干茶色っぽく見えます。中心部を拡大して、粒子感、ハイライト、暗部の出方を比べてみると、気持ちD-19の方がなめらかなように感じられますが大きな差はありません。

これなら、わざわざD-19を調合しなくても、コピナールで充分です。

ただ、残念なのは、このテストをしようとした動機になったコダックのレコーディングフィルムが、乳面にはげのようなトラブルを抱えていたことです。長尺なので、全部かどうか、まだ解りませんが。

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2009年11月29日 (日)

kodak recording film 2475

R0012916_w 写真の箱は、コダックのレコーディングフィルム2475ものです。5インチ350フィート。Military Expiration Dateと有効期限が表現されているのは、軍用の空撮用のフィルムであったということでしょうか。

そもそもKodak recording Film 2475というのは元祖、オービス用のフィルムであり、ISOは1000から4000。標準感度が1600であったとされております。35mmのパトローネで市販もされておりましたが、1999年に製造が中止され、コダックの高感度フィルムはT-max3200となりました。

このフィルムは高感度フィルムなので、高感度を必要とする被写体に使われるほか、粒子がでかいので、素粒子フィルムとして、特殊表現用にも使われておりました。

しかし、ISO1600の高感度フィルムで、有効期限が1987年、さらに軍用だとすると、このフィルムがまともに写る確率はほぼゼロです。

それでも珍しいし、ただの素粒子フィルムとして使えるかも知れないと思い、手に入れました。

R0012917_w 当初、フィルムのテストのために120サイズを2本切り出して見ましたが、泣きそうな結果になりました。全暗の狭い物置でカッターを振り回し、危ない思いをしたうえ、このフィルム堅くて、カッターだと切りにくいのです。

仕方が無いので、4x5で切り出してみたら、これは結構楽でした。

人間、慣れとは恐い物で、昔、4x5のシートフィルムのノッチを確かめながらホルダーに詰めることさえ面倒くさかったのに、ロールフィルムから4x5に切り出す分には楽勝、なんて言うようになるのですから。

ところで、本来のこのフィルムの指定現像液はHc-110のA希釈で20c、4分半、B希釈で20c、9分でした。コントラストの低い被写体には8分、15分まで延長します。

20年経過したフィルムであることを考えると、かぶりは酷いでしょうから、現像時間を半分にして、撮影感度を下げて行きます。

下の写真は、B希釈21c、5分、ISO100での実験です。これでも酷いベースフォッグが出て、見た目は真っ黒です。曇っていることもありますが、コントラストが低いのはやはり経年劣化のせいでしょうか。面白いことに現像時間を延ばしても、ベースフォッグは変らないので、思い切って押して見ても良いかもしれません。

200911003_w

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2009年11月 3日 (火)

OFUNA SIX 再び

Img_7271_w AK様より、貴重なOFUNA-R Sixの情報を頂いたので、新たにOFUNA SIXの画像を掲載します。OFUNA-R Sixと大船光学の話はこちらの、コメントも参照してください。

まず、表題の上面。このシリアルはおそらく輸出用かも、単独距離計がついておりますが、標記はインチです。ファインダーは一個。ここを覗いて構図を決め、右側のダイヤルを回して、二重画像をあわせ、距離を求めます。

Img_7276_w 右側の上部に表示される数字を、ヘリコイドを回してマークにあわせます。これで、距離が合います。

Img_7272_w シャッターはコパル製。OFUNA SIXの後期モデルであることが解ります。

Img_7274_w 645は片側にあり、フィルム室から遮光板を回してあてがいます。645で6x6から切れる分はファインダーに赤いセルロイドで区切られておりますが、それが左右対称で無いのは、こんな理由です。

実は、AK様よりOFUNAーR Sixの画像を頂いたのですが、レンジファインダー機なので、右側の距離計がなく、シャッターボタンとフィルム表示になっておりました。

また、レンジファインダーにしても645は必須だったようで、赤窓は維持しておりました。

資料の少ないカメラの情報がこんな形で世に出るのは、なんとも嬉しいことです。タイトルにこだわらずにBlogの更新を続けていけば、検索システムでヒットするし、そうすれば、訪ねてもらうことが出来るし、このような形で新たな情報も得る事が出来るのです。

AKさまより許可をいただきましたので、OFUNAR-R SIXの画像も載せます。

Img_8938_w ロゴが印象的ですが、シャッターもすっきり。ヘリコイドも格好良いですね。

Img_8958_w 右側に、レンジファインダーの連結棒が見えます。蛇腹カメラは、この処理が難しく、レンジファインダーは一般的ではありませんでした。大船光学が単独距離計にしたのは、ある意味で懸命だったかも。なぜなら、私が手に入れたカメラも距離計は正確に作動していたからです。赤窓式のフィルム送り、単独距離計、ヘリコイドによるピント調節。これはある意味で、堅実で良心的な設計だったと思います。

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2009年10月18日 (日)

第一現像にコピナールを使うと..

2009090151_w_2 Camera : Contax G1, Lens : Biogon 28mm F2.8, Film : CDU II, copinal, Home made Ecn-2

リバーサル用の反転液をいただいたおかげで欲が出て、E-6の自家現像をしてみたくなりました。ところが発色現像はなんとか調合できるものの、第一現像に必要なロダンカリがありません。

この薬、昔はヨドバシなんかでも売られていたような気がするのですが、もう量販店では手に入りません。このお薬、正式な名前はチオ酸化カリウムというので、何か良くないことにも使えるのかも。とにかく、無い物は無いのですが、この薬の薬効はハイライトの抜けを良くすることです。であれば硬調の白黒現像液で思い切り押してみればなんとかなるのでは無いかと考え、コピナールを買ってきました。

コピナールという現像液は、ミニコピー等のマイクロフィルム用の現像液で、ハイコントラストが特徴です。

まず、CDU IIをEI=25で撮って、コピナールを使って第一現像、反転し、ECN-2に水酸化ナトリウムを加えてアルカリを強くした現像液で、クロス現像して見ました。発色現像か、漂白過程で現像ムラを起こしてしまいましたが、あと一歩のリバーサルができました。

2009090162_w Camera : GF670, lens : EBC Fujinon 80mm f3.5, Film : RVP100, Copinal, Home made E6

続けて、自家調合したE-6モドキの発色現像液で、普通のリバーサルフィルムを現像してみたところ、発色現像液のアルカリ不足に加えて、もとの画像が飛んでしまっております。

もともとCDU IIは複写用のフィルムで超軟調のフィルムなので、コピナールの第一現像でも丁度良いくらいだったものが、通常のリバーサルフィルムだと硬調になりすぎるようです。

結果的に大失敗でしたが、特殊な効果を求めるヒトには、面白い第一現像液かも知れません。

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2009年10月14日 (水)

9.5インチのフィルム

R0012781_w 先日、9.5インチのフィルムはもう作られていないだろうと書きましたが、訂正します。

まだ現役でAgfaがネガカラーフィルムを作っております。そして、これを使うカメラはZeiss RMK-A 15/23。レンズはZeiss Pleogon153mmF4。9.5インチのロールフィルムを使って歪みの無い9x9インチ四方の画像を写します。この画像はスキャンされ、デジタル化して地図の作成に使われているようです。

こういう世界になると、フィルムは最適な媒体かも知れません。9x9インチの画像素子は作れても、そのサイズの画像を電子処理をしながら連射しつづけるデジカメなんて無いでしょう。もしあったとしても、セスナに積んで空撮など出来っこ無いです。

ところで、前述のコダックの9.5インチフィルムはごく薄のESTARベースが使われております。これはモーターでロールフィルムを巻き取り、現像の時も薬品の中をモータードライブでくぐらせることを前提にしております。
したがって、フィルムは切断しにくく、カールもあります。表題の写真にも暗闇で無理に力をかけたので、変な方向に切れ目が出来、鋏で切り取った痕が見えます。真っ暗闇の狭い押し入れでこんなフィルムを操作するのは本当に苦しい作業です。

このフィルムを、同じように苦しい作業の末、9.5x8インチに切って8x10のホルダーに詰めて使おうとしたものの、ホルダーの引きブタを開けた瞬間にカメラ側にフィルムが落ちてしまった例もあるそうです。

その失敗を報告した人は結局9.5インチ四方のロールフイルムホルダーを作って、8x10カメラにあてがい撮影をしていたようですが、結局現像で行き詰ったようです。5インチくらいの幅ならステンレスの飯盒みたいなタンクで反復巻き取り方式で現像するタンクもあったのですが、さすがに9.5インチではやりにくいと思われます。考えられるのは、直系10CM長さ1m弱のドーナッツ状の塩ビ管、...これに数リットルの現像液を入れて....正気の沙汰とは思えない作業です。

私が手に入れたフィルムは、1991年に製造された18年ものビンテージフィルムですから、感光するかどうかさえ不明。ただ、低感度の空撮用のパナトミックーXでしたので、ある程度期待は持てます。とりあえず横に切って、ブローニーの裏紙に貼り付けて、パール3でテスト撮影して見ました。

ヘタッたミクロファインを使って22C、9分で現像してみたら、全く劣化していません。感度も充分、ISO50でもOKです。ベースも無色透明でカブリもありません。可能性だけなら、反転現像して9.5インチ幅の白黒スライドさえ出来そうです。

がぜんやる気が出てきました。

欲張らないで2枚撮りにすれば、8x10でロールフィルムとしても、短い塩ビタンクで現像できそう....。4x5は無理でも12x9なら、8枚撮りのロールフィルムが縦に1カット入れれれば出来そう......。4枚でも良いか....。

でも、とりあえず、フィルムを小分けにできる容器をさがすことが先決ですね。大きすぎて扱い辛いし、誤って感光させたら、全てがパアですから。

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2009年10月12日 (月)

長尺フィルムのサイズについて

R0012779_w フィルムをよく使う人は、そのコスト削減の為に100フィートの長尺フィルムを買ってきて、フィルムローダーでパトローネに詰めて使う方が多いと思います。

しかし、この長尺フィルムもだんだん製造が取りやめられてきて、寂しくなってくる一方です。そこで、完全に長尺フィルムが無くなる前に、その種類を調べておきましょう。

写真に写っているのは手前から35mmの100フィート缶、46mmの100フィート缶、70mmの100フィート缶、9.5インチの200フィート缶です。この他にこのような缶が存在するのは16mm、5インチの長尺フィルムであり、おそらく8mmのフィルム缶も存在すると思います。

また、マイクロフィルムには10.5cm幅のロールフィルムがありますが、これは缶詰ではなく、遮光袋に入った形で出回ります。

このうち、16mm、35mm、70mmは映画用のフィルムがこれからも存在するでしょうから、一般には出会う機会が無くても長尺フィルムはつくり続けられると思います。

46mmはベスト判のフィルム用だったのかも知れませんが、今は製造されていないか、注文生産と思います。

5インチのフィルムはまだ空撮用にベルギーのアグファフォトが生産しているので、見る機会があるかも知れません。リンホフ等の空撮カメラで使用します。

9.5インチのフィルムは、おそらく、スプールに巻いて空撮カメラで使用していたものと思われます。しかし、どんなカメラなのか想像すら出来ませんし、現在は生産されていないと思われます。このサイズのフィルムは、4x5の切り出し用に確保していた人も多く、たまに古いフィルムが出てきます。

10.5cmというのは変ったサイズですが、実はこれ、マイクロフィッシュのサイズなのです。このフィルムも現役なので、見かけることがあるかも知れません。また、海外で通販している古いカメラの特殊サイズ用のフィルムは、このフィルムから切り出して作られているようです。というのは、アグファフォトの5インチフィルムはカラーネガなので、このフィルムが現役の一番大きなサイズの長尺フィルムになるからです。

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2009年10月11日 (日)

500mmでしか物を見ない

2009090136_w Camera : Pentax645, Lens : Hartblei 500mm F8, Film : Centuria pro400, Home made C41

私が大いに尊敬するエコノミストのリチャード・クー氏が以前、カメラ雑誌でC Z Jenaのレンズを紹介する記事を書いておりましたが、その中で、500mmのレンズを一本だけ持って、500mmだけで全ての物を見てみたい、といったような事を言ってました。

この記事が印象に残り、500mmだけで物をみたらどんなものか試してみたいとおもっておりました。

C Z Jenaの500mmではでかく重すぎて無理なので、Hartblei 500mm f8のミラーレンズでやってみました。このレンズは昔はルビナー、最近はアルサットとして売られているミラーレンズと同じですが、Pentacon Sixマウントであることが、違いでしょうか。

Pentacon Sixでこのレンズを使うと目が回るので、Pentax645にアダプターを介して使います。実質F11くらいのこのレンズはPentax645でもピントあわせが辛いですが、Pentacon Sixに比べれば、天国です。

2009090135_w でも早速、公園でカワセミがホバリングしている姿を見つけてこのカメラだけを持っていることを後悔しました。EOS 5Dが欲しい。せっかくカワセミを見つけたのに、これでは行動している姿を撮るのは無理、止まっていても、シャッター速度が1/60じゃブレまくりです。

2009090131_w 鳥がダメなら鉄でどうでしょう。黒澤明監督の蜘蛛巣城ばりの圧縮効果で、廃止された鉄橋を渡っているような、EH200です。でも、こんな写真意味無いですね。実際。

2009090134_w 逆光だと、妙なフレアーがはいってコントラストも落ちるので、ピントあわせも困難です。

結論。500mmレンズ一本で世の中をみるのは困難です。

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2009年10月 6日 (火)

CDU IIのCross-processing

2009090111_w Camera : Yashica FR, Lens : Planar 50mm f1.4, Film : CDU II, Home made ECN-2 cross processing

CDU IIというフィルムはスライドの複写を作るためのフィルムで、低感度、タングステンの感光属性を持つフィルムです。富士フィルムの凄いところはこのような特殊フィルムも普通に35mmフィルムとして市販しているところです。

また、ビッグカメラやヨドバシカメラの凄いところは、このような特殊なフィルムも普通に店頭で取扱っているところです。しかし、一般には使い道が無いですから、店頭で期限切迫フィルムのバーゲン品に変わることも珍しくありません。

フィルムが安く手に入るなら、一度は使ってみたいのが人情ってもので、さっそく使って見ました。このフィルムは普通にE-6で現像出来ますが、現像所に持ち込むのも何となくためらわれたので、自家現像してみることにしました。

どうせ、カラーバランスは最初から狂っている訳なので、結果を気にせず、気楽に反転現像をしてみることにしました。リバーサル現像と言っても、私はE-6の薬品を持っていないので、第一現像をミクロファイン、発色現像を自家製ECN-2で行い、反転は直射日光に当てます。コダックもあまりお勧めしないクロス現像をさらに簡略にした現像法です。

通常、光漏れにもびくびくしながらボロカメラを使っているので、現像タンクからフィルムを取り出し、太陽にさらすのはなんともいえないカタルシス効果があります。
ところが、その直後にとんでもないことに気がつきました。ぬれたフィルムはパターソンリールじゃ巻き戻し出来ない。私、35mmはパターソンのリールしか持って無いのです。

もともと何度か失敗することを見越して、数枚分でフィルムを切ってあるので、現像ムラを覚悟で巻かずにタンクにいれて発色現像、漂白、定着をしました。

定着からあがると、黒とブルーの世界が妙に新鮮です。このブルーは、タングステンフィルムのブルーか、ECN-2のPH不足によるブルーか、その両方か解りません。しかし、今回は、反転して色がついただけで満足です。

フィルムを太陽にさらすのは、ちょっとクセになりそうな感覚だし、もうちょっと反転現像で遊んでみることにします。

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2009年9月21日 (月)

CD-3の謎

2009090061_w Camera : Contax G1, lens: Biogon 28mm F2.8, Film : Reala 500D, Home made ECN-2

私は映画用のカラーフィルムの現像用にECN-2を処方しますが、無水亜流酸ナトリウム、一水塩炭酸ソーダ、重曹、ブロムカリを混ぜた液に、CD-3を溶かしただけの簡単なものです。これにCD-4を溶かすと自家製C41になります。

ところが、私は最初に処方したECN-2こそまともに働いたものの、二度目は失敗に終わってしまいました。CD-3が上手くなじんでいないことが原因かも知れません。

その折、SCRさまより中国製?のCD-3を頂き、これが良く溶けそうな粉末だったので、それを使って再挑戦しました。

ところが、やはり、CD-3は上手く溶けてくれません。気を取り直してテスト撮影をしたフィルムを現像してみたところ、は真っ黒になり、そのくせ像はうっすらとしか出てきません。テスト撮影とは言え、写ってほしいコマも沢山あったのに....。

これで、ダメならECN-2はきっぱりあきらめるつもりで、今度は、CD-3を予め少量の水に溶いてから、他の薬品が入った液体に混ぜます。CD-3は真水に良く溶けて、しかも相手が真水の場合は赤くなりません。この液をを主薬抜きの保存液に混ぜると、シューという音がして、完全に溶解が出来てます。

現像するフィルムを作る為、急いで近くで明るそうな物を写して現像してみると、ちゃんと像が出てきます。

R0012746_w この2つのネガは、主薬以外の薬品の量も同じ、CD-3の量も同じ、温度も時間も同じです。違いはCD-3の溶かしかただけです。それにもかかわらず、これだけ違うのは何故でしょう。謎です。しかし、CD-3を水に溶かしてから加えれば良いことは学習できたとおもいます。

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