2009年10月24日 (土)

ベラドンナリリーの実

R0012800_w Camera : Ricoh GX100, Lens : Ricoh Zoom 5.1-25.3mm F2.5-4.4

普通は球根植物の花が咲くと、茎を除いて、栄養を球根に集中させて、球根に力を蓄えさせ、翌年も花が咲くように手入れします。

だから、庭の片隅にベラドンナリリーの実を見つけた時、思わず茎を切ってしまいました。

しかし、その直後地団駄を踏んでました。

どうせベラドンナリリーの花なんか、毎年咲くものではない、それに、いつも蕾が膨らむと、茎を切って切花にしてしまう、ベラドンナリリーの種を見るチャンスは滅多に無かったのに、台無しにしてしまった....。

悔しさをこらえながら、あきらめきれず切った茎を他の切花が入っていた花瓶に生けました。見た目は悪いですが、どうなるのか、少しだけ観察できるかも知れなかったので。

それから一週間以上経ちましたが、ベラドンナリリーの実が割れ、種が出てきました。本来の種の色は解りませんが、少なくとも今は白です。

花瓶には切花延命剤を含んだ水が入っているせいか、なんとか成長しているようです。もちろん、「延命」が目的の液体なので、種を完全に仕上げるだけのサポートが出来るか確証はありませんが、様子を見てみます。

種が完成して、植えることが出来れば、いいなぁ。

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2009年10月17日 (土)

桂の葉が香る季節

R0012773_w 桂の葉は新緑の頃も良い香りがするし、なにも紅葉の季節だけに限ったことではありません。この木の葉の香りが秋に話題になるのは、落葉した葉があたり一面に香りを漂わせたり、枯葉が敷き詰められた道を歩く事によって、香りが立つことが理由だと思います。

また、この香りは秋の空にあった香りで、桂の木の葉の香りで秋の深まりを感じることが出来るのは幸せなことだと思います。

私も、近所の公園にある桂の木を訪ねては、木の下で心を静かにして、頭上から降りてくる桂の葉の香りを楽しみ、落ち葉を捜し、また頭上の葉の様子をチェックして週末を過ごします。

だから、今年の秋、私は幸せなのでしょうね。

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2009年9月23日 (水)

彼岸花を見ながら考えた

Img_7179_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

彼岸花は人の心を捉える花で、有名群生地はこの花を見たい人でごった返すようです。もともとネズミ忌避の目的で、田んぼのあぜ道みたいなところに植えられていた花なので、そのような群生地には、地元の人の生活空間も含まれております。

そんな事で、私は有名群生地には行ったことがなく、家の近くに生えている花を楽しむだけであります。それでも充分美しいですから。

この花の写真は、群生を生かした絵画的なものが多く、そのような写真の題材として見られることが多いのですが、ここの花をじっと見ていると、アゲハのような大型の蝶がやって来ます。この花の蜜を吸うにはアゲハのような大型の蝶が適しているのかもしれません。

しかし、どんなにアゲハがやってきても、この花は結実することはありません。日本にある彼岸花は全て3倍体だからです。もともと、突然変異で出来た3倍体の大きな花の彼岸花を栄養増殖で増やして、やがてそれが普遍的になった植物なのです。

この花は、結果的にアゲハのような大型の蝶に、見返も求めず一方的に蜜を与えるだけであります。

そして、この花が、ここまで普及した理由は、大型の蝶に花が好まれたからではなく、毒のある球根を人間に好まれたためです。正確に言うと、毒と、有事の食料です。田んぼの畦をネズミから保護する為に植えるものの、畦を通路として使う夏の間は全く邪魔にならない。そして、万一、飢饉が発生すれば、毒抜きして球根を食べることも出来る。稲刈りと開花のタイミングは微妙ですが、稲刈り後であれば、開花を楽しむことも出来たでしょう。しかし、開花を前にあぜ道を通る必要があれば、茎は踏み倒されたと思います。花が無くても、この植物は増えて行くことができますからね。

そう考えてみれば、この花の開花だけを楽しむ現代は、この花の歴史からはちょっと異端かも知れません。でも、それは平和で、恵まれているという証でもあるのです。

彼岸花を見ながらちょっと、そんなことを考えてみました。

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2009年4月19日 (日)

消えたナガミヒナゲシ

R0012157_w Camera : Ricoh GX100, Lens : Ricoh Zoom 5.1-25.3mm F2.5-4.4

この数年間、家の近くで隆盛を極めたナガミヒナゲシですが、今年はほとんど見られません。正確に言うと去年くらいから数を減らしております。

おそらく、この花、嫌地をするのです。嫌地は連作障害のことで、特定の植物を連作することにより、土中の微量成分がその植物により吸い尽くされてしまいバランスが悪くなるか、その植物に特有な病気が蔓延して、その植物に害を及ぼしてゆくことで起こります。

ナガミヒナゲシは種で育つ1年草なので、おそらく前者が原因と思われます。この写真の近くにも、生育が悪く、小さな花を弱弱しく付けている個体が沢山ありました。これらは花を付けてもタネを作るまでには至らないでしょう。

こうして、立派な花をつけ、ハチを呼び、受粉して実をつけ、立派な種を作れる固体が減少してゆけば、その地ではその植物が滅んで行きます。

しかし、この花の種は小さく、風に乗って何処にでも飛んで行きますので、この花は新しい場所にコロニーを作ることが出来るのです。そして、前のコロニーで土中の微量成分が回復すれば、また、風に乗って戻って来るのでしょう。

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2008年11月 3日 (月)

柿が好き

Img_4731_w Camera : canon EOS 5D, Lens: EF24-105 F4L

秋も深まり、いよいよ本格的な柿のシーズンがやってきました。私は柿が大好物で、これから先、真冬まで柿が店先にある限り、飽きずに食べます。

ただ、私の好みはカリッとした硬い柿で、ネトッとした食感のものは苦手です。でもコレは本来の柿の性質に反したもので邪道な好みかもしれません。

柿には甘柿、不完全甘柿、不完全渋柿、渋柿の区別がありますが、完全な甘柿は東北の南部から南で栽培され、私が育った東北の北部にある甘柿は実際は不完全渋柿です。だから完熟して柔らかくなれば甘いものの、実が硬いうちは渋が残ります。

私は子供の頃から、山(本当は畑だったかも)で評判の甘柿をとっては食べ(今に思えば盗み喰いだったかも)るのが好きだったのですが、柿は甘くて美味しいものの、たいていはグチュグチュに熟したもので、食べると言うよりは吸い取るみたいな食べ方でした。

たまに、色よく色づいた硬い柿を見つけて喜んで食べると、「びぃぇー渋ー」という目に会うのがオチでした。

そのせいか、硬いのに甘い柿は永遠の憧れであり、夢であり、そのような柿を見つけては喜んで食べることになったのかも知れません。

ちなみに写真の柿は上から時計周りに

百目柿......とにかくでかい柿です。不完全渋柿なので、店に出るものは渋抜きされてます。果肉は柔らかめ。

太秋柿.......甘柿の世界の新ブランド。甘柿を交配させて作られた品種です。柿らしくないシャリシャリとした水分たっぷり食感がいけます。

次郎柿.......伝統的な甘柿。見た目がゴツゴツしていて、いかにもパリッとした食感がありそうな甘柿です。

筆柿...........ちょっと面白い形の柿です。不完全甘柿なので渋抜きされて店にでます。甘い柿ですが種がちょっと鬱陶しい感じです。

富有柿......日本を代表する甘柿。日持ちも良いせいか、冬まであります。私は熟しきっていない柿をパリパリ食べるのが好きです。

平種無し柿....この柿が一番多く売られているような気がします。品種で言うと刀根系か平核無系。おけさ柿、庄内柿、奈良種無し柿とかいろいろなブランドがあります。これは不完全渋柿なので渋抜きをされてお店にでます。

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2008年9月 6日 (土)

恋どろぼうなフルーツほおずき

Img_4511_w_2 Camera : EOS 5D, Lens : AME 100mm F2.8 トリミング

写真の実は、秋田の上小阿仁村で「恋どろぼう」という商標で作られているフルーツほおずきです。食用になるホオズキは沢山あるのですが、これはケープグーズベリーと呼ばれるペルー産のものです。日本名でシマホオズキ。フランスではフィサリスの名で果物のデザートになっております。

この写真のものは8月の出始めに上小阿仁村で買ったものを今まで横浜の室内で常温保存していたものです。実がしっかりしているので、夏でも問題なく保存出来ております。

これから10月くらいまでが旬です。現地ではかなり前から特産品として村おこしの作物に育て上げる気合ですが、何故フルーツほおずきを育て始めたかというと、コレはトマトに比べると軽く収穫が楽なのでジイサン、バアサンにも収穫が可能な農産物だったので、若者が少ない過疎の農村に向いていたのでした。

まだ、あまりポピュラーではなく、私のように、子供の頃ほおずきをかじっていやな目にあった大人のトラウマも根強いかもしれませんが、頑張って欲しい物だと思います。

ちなみに、このフルーツほおずきは、観賞用のほおずきのような青臭い苦さはありません。全く別の味です。まず、香りはマンゴーに近くガクを破って実を出した時は、うっすらバニラの香りもします。味は甘酸っぱいのですが、甘さが先に立ちます。酸っぱさは鈍くアクセントとして続く感じです。全体の印象はトロピカルフルーツ。なかなか上品ですよ。

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2008年5月13日 (火)

黄菖蒲は景色を明るくします

Img_3733_w Camera : Canon EOS5D, Lens : EF100-400 f4.5-5.6 L

あやめ、杜若、花菖蒲、黄菖蒲、菖蒲、さらに最近はジャーマンアイリスなどと言う花がポピュラーになってとても紛らわしいですね。このうち菖蒲だけが別物なのは名前のつけ方として、どうよ、と思うのですが、いまさらどうしようもありません。せめて、黄菖蒲を日本に入れた時、もっと別の名前をつけてあげれば良かったのに、と思います。

何故なら、黄菖蒲は日本の各地に繁殖し、まるで古来からの在来種のように自然に繁殖しているからです。菖蒲は黄菖蒲にその名前を食われてしまった感があります。

それは、さておきこの花は日本で、上手に暮らしております。湿地というあまり人の邪魔にならないところに生え、丈夫に成長し繁殖します。繁殖しても、敵意をもたれないように目立つ美しい花を咲かせ、その気になれば簡単に抜かれる潔さも見につけております。

写真の花は、家の近所のあまり綺麗とはいえない池のほとりに群落を作って咲いている黄菖蒲です。おそらくこの殺伐とした池に彩りを与えるために植栽したのが始まりでしょう。Img_3744_w  (カメも花見によって来ます.....) この花が咲いていると、実際、景色が明るくなります。これが杜若や花菖蒲であれば、景色はこれほど明るくないし、また、殺伐とした池の景色に引きずり込まれるでしょう。さらに、盗掘の心配だってしなければなりません。黄菖蒲はこんな所にぴったりの花なのです。

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2008年4月29日 (火)

野わさびと花わさびのおひたし

R0011052_w Camera : Ricoh GX100, Lens : Ricoh Zoom 5.1-25.3mm F2.5-4.4

私の最も好きな山菜のうちの一つが野わさびです。野わさびとは山の沢に自生しているわさびのことですが、私の育った東北では今頃から葉を展開させ、白い花を咲かせます。

通常は、その本体を根こそぎとって、おひたしにして食べます。ひょっとして根っこはわさびとしてすりおろしたりしたら良いのかもしれませんが、野わさびの根っこは、市販されているわさびに比べて細いので、おひたしにしてしまいます。

好みにもよると思いますが、私は熱湯に浸して、数回くぐらせる程度のものが好きです。葉の部分はほんのり甘苦い、クセも無くほうれん草等のおひたしと大差はありません。

しかし、茎の部分はわさびの香りがたちます。この香りは茎の下の方がより強く、根の近くでは、いかにもわさびといった香りと味です。

R0011082_w 左の写真は「花わさび」として八百屋で売られている野菜です。野わさびと同じものですが、通常は根っこが無い状態で売られております。おそらく、畑で栽培したものでしょう。これに比べると、沢で採った野わさびは徒長しているのがわかります。

おひたしの味は、「花わさび」のほうが苦味があって好きという人もいるかも知れません。私は断然、野わさびの方が好きです。山の清流のように甘露な味がするのです。

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2008年4月28日 (月)

今年の弘前城の桜

Img_3582_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

今年も弘前城のお花見に行ってきましたが、ゴールデンウィークの前半でさえ、盛りを過ぎている感がありました。通常の年であればゴールデンウィークの前半が角館、後半が弘前と見ごろを楽しめるのですがあっという間に桜が散っていったようです。

特に角館は完全に葉桜になっておりました。角館は桜の種類が少ないので、一気に咲いて一気に散ってゆきます。その点、弘前は桜の種類が豊富なので、見ごろが長くつづくようです。

一般に桜前線というのは、ソメイヨシノの開花の状況を表したものですが、もし八重桜の代表種である関山の開花状況で「八重桜前線」みたいなものをつくると、関東では10日以上の差があります。八重桜は東京でも四月の中旬から下旬です。しかし、この二つの前線は、青森あたりではぐっと差が縮まることでしょう。八重の前線の方が進む速度が早いでしょう。

だから、弘前ではソメイヨシノが散っても、そのまま開花期の違う桜が咲き続け、関山をはじめとする八重桜まで続けて楽しむことが出来ます。このあたりは、中休みがある東京地方と違うところです。

桜の花の美しさには、単一の品種が一気に咲いてひしめく美しさもありますが、各種の桜が、微妙に花びらの色や形を変えて競い合う姿も美しいものです。

2008426_1_w Camera : Pentax 67, Lens : SMC Pentax 75mm F2.8, Film : RVPF

弘前の桜は、もともと気候、土壌が桜の木に適しているうえに、りんご栽培のノウハウによって手入れを受けているため一本の木に桜の花が多く、さらに各種の桜が絶妙に配置されているので、一際美しい桜の楽園になるのです。

ゴールデンウィーク後半の休みにどうでしょう。

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2008年4月 4日 (金)

浜離宮の桜

Img_3280_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : Kiyohara soft 50mm F4.5

東京の桜は盛りを過ぎた感じがしますが、浜離宮はまだまだこれからです。遅咲きの種類が多いので桜の花期が長いのです。

それに景色として、浜離宮は桜の散りぎわが一番美しいと思います。満潮の時は水がにごっているのでなるべく干潮の時間に行くと池に浮かぶ花びらが綺麗です。

いつもは歓迎できない藻も、桜の花びらとのコントラストを見ていると、素敵な緑に見えてきます。

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