2013年10月27日 (日)

ふるさとの丘に咲く花

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私の実家から、すぐ裏山に登る道があり、そこを登り詰めると手形山という丘の山頂にたどり着くことが出来ました。現在は団地が出来て道が途切れてしまって、おりますが、手形山に登ることは各種のルートで出来ます。

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この山というか丘は昔は農家の草刈場となっていて、綺麗な草原だったとか。私が子供の頃でさえ、家の近所では農家も牛馬を飼わなくなっておりましたから、入会地から草を刈る必要もなくなり、往年の面影はなかったそうですが、それでも綺麗な草原だった記憶があります。

現在はさらに荒れておりますが、それでも山頂付近は手が入っていて、草が刈られております。

このようなところで見られる花がセンブリの花。

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私は、秋に帰省する度に毎回この花を見ることを楽しみにしておりましたが、近年はトンとご無沙汰しておりました。

花が見つからない。かつての記録に10月10日にセンブリの花を撮影したものがあって、それを頼りに丘の山頂付近を探索していたのですが、どうしても見つからなかったのです。

あのあたりの環境がすっかり変わって、絶滅したのかも知れないと覚悟もしておりました。

ところが、今年の10月19日、見事なセンブリの花をところどころに見つけることが出来ました。温暖化のせいで開花がずれてきているのかも知れません。

何はともあれ、ふるさとの丘に、記憶の通り、同じ花が咲き続けている事って、とても嬉しいものですよ。

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2012年5月 2日 (水)

弘前の桜 2012

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Camera : Pentax 645D, Lens : FA45-85mm

久しくBlogの更新をしておりませんでしたが。どこか具合が悪い訳ではなく、元気に遊びほうけている事によるものです。

で、ゴールデンウィークの前半は、帰省を兼ねて弘前までお花見に行っておりました。

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今年は例年になく寒い日が続いたので、GWの前半は危ぶまれましたが、結果的に完璧なお花見日和でありました。

今年の東北の桜はGW前までの肌寒い日から一転、GW期間は暖かい日が続いたので、開花宣言、即満開みたいな開花パターンとなった訳です。

実は、この開花パターンは、お花見マニアにはたまらないご馳走。圧倒的大量の新鮮な桜の花に包まれる。こんな幸せな事はありません。

この状況だと、いかに香りの少ないソメイヨシノであろうと、明確に桜の花の香りを感じる事さえできますよ。

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ところで、以上の写真は5月1日に撮影。弘前公園は平日の雰囲気が良いですね。

また、以下の写真は4月29日に撮影。ほんの2日で開花状況がかなり進んだことがわかると思います。

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ちなみに4月29日は本来、弘前公園を訪問する予定ではありませんでした。それなのに来てしまった理由は下の写真。たまたま車を運転している時に、この列車を見かけ、何気に追っかけてみたら大釈迦まで来てしまった。さすがに恥ずかしく、言い訳が必要と思えたので、弘前公園のお花見となった次第です。本当は角館に行く予定だったのですがね。

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2012年4月22日 (日)

初「通り抜け」

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Camera: NEX-7, Lens: SEL18200

週末、長年の念願だった、大阪造幣局の桜の通り抜けに行ってきました。ここには、私が名前だけ知っていて、まだ見たことの無い桜の品種が沢山あります。

桜の品種を沢山みるには、関東では東京の多摩森林科学園が近くにありますが、あそこは山なので桜の花を見るにも、斜面を見上げるか、谷を見下ろすかする場合が多く、桜の花も間近で見れるとは限りません。

大阪の造幣局の通り抜けは桜の花が間近で見れるのも魅力です。

また、ここには千里香、萬里香、静香、滝香など香りを有する品種もそろっているのです。とくに萬里香はこれまで見たことが無く、興味がありました。

ただ、残念なことに、これらの品種の中で一重のものはほとんど散っておりかろうじて、静香が満開でした。

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そして、香りも雨のせいか確認できず....。

そもそも、あれだけ人が居れば、桜の花の香りを確認するため、立ち止まって花びらに近づく、なんて無理。ほのかな桜の花の香りなんて、どんなに近づいても、遠くのオバハンの香水の匂いの前では全く無力です。

それにも増して、並行して流れる川の川べりに開業する山ほどの露店。そこから流れる焼きソバ、お好み焼き、たこ焼き等々の匂いが、何にも勝ります。

ここで、桜の花のほのかな香りを楽しむことは非常に困難でしょう。

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それでも、萬里香が見られる場所は、ここ以外知らないので、また何時か、一重の里桜が咲く頃、再訪してみたいものです。

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2012年4月15日 (日)

白妙と雨宿

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Camera: Nex 5n, Lens : SEL1855

先日、浜離宮のお伝橋の横にある桜は白妙?、と書きながら違和感があったので、過去のメモを見てみたら、あの桜は雨宿でした。

白妙は、下の写真。Camera:NEX-7、Lens :SEL18200

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正直、区別付かないですね。私の違和感は、昔、浜離宮の桜についていた名札の記憶からきた違和感であって、白妙?と思ったのは、ポツポツ咲き始めた花の様子から、そう感じたのでした。

実際、雨宿と白妙の区別は花枝の長さだけのようです。雨宿のほうが僅かに長く、葉の下に垂れ下がって雨宿りをしているように見えるから「雨宿」と名付けられたとのこと。

これだけ区別が付きにくいですから、この二種類は同一のものと考える説もあります。下に花枝がわかる拡大写真を載せてみました。上が雨宿、下が白妙です。どちらの木も水辺に咲いている木なので生育環境は似ていると思われます。

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違いが解りますか?どちらも、美しく奥ゆかしい桜であることに変わりは無いのですが。

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2011年11月22日 (火)

桂の葉の薫る季節

Dsc00261_w Camera : NEX-5n, Lens : E16mm + wide converter

横浜でもやっと桂の葉が落葉し始めて、香りが漂うようになりました。家の近所の公園でも先日の荒天で大量の落葉があり、桂の木が多く茂っているところは、メープルシロップのような香りに包まれております。

家の近所の公園はくぼ地になっているので、水分が多く桂の木も大木が林のようになっているところもあるのです。

ただ、油断していると鼻をつく匂いが風に乗ってきます。これはおなじように大木が林のようになっているイチョウから落ちたギンナンの匂い。

この公園にも晩秋の気配が漂いはじめました。

この日曜日は天気も回復し、シーズンも最後のほうになる外来魚の駆除キャンペーンをやっておりました。キャンペーンといっても、公園に遊びに来た人たちに釣竿を貸して、釣ってもらう訳ですが、日頃は釣りが禁止されている公園の池でおおぴらに釣りが出来るので結構にぎわっておりました。

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釣られてしまったブルーギルさん、モツゴさん、そしてアメリカザリガニさん、さようなら。

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2011年10月 5日 (水)

センブリの花

Rimg0470_w Camera : Richo GX

故郷の裏山には今頃センブリの花が咲いていることでしょう。

この写真は2004年の10月10日に撮ったものです。この時はもう夕方で、充分な光も無く、持ち合わせた小型のデジカメで、アップを1枚撮るのがやっとでした。

この花をもっとしっかり撮りたい、そう思いながら果たせず、随分月日が経ってしまいました。そこで、決意を新たにする意味で、不本意ながらその時の写真を載せてしまいます。

この手形山という標高100弱の山は、昔、村人たちの「草刈場」として扱われていたので、何時も綺麗に均等に草が生えておりました。

「草刈場」という言葉は、今では政治の世界くらいで、それも悪い意味で使われることが多いのですが、昔は村人が飼っている家畜の為、順番で草を刈ることが出来た貴重な入会地でした。

やがて、家畜が少なくなると、このつるつるに整備された山はスキー場に変わりました。私もおぼろげに、この山がスキー場だったことを記憶しております。

そして、その時少ない雪でもスキーが出来るように表土が足されたのだと思います。スキー場が閉場した後はいたるところで、赤土が露出した不思議な景観となりました。

そんな景観の中で、秋になると、この小さく可憐な白い花が荒れた土壌を癒すように咲いていた。

この植物が薬草だから、より強くそう思ったのか、秋の黄色い陽光が効果的なコントラストを演出するから、そう見えたのか知りません。

ただ、その光景は大地を癒す、そんな光景として、私の原風景の一つになっております。

Rimg0471_w ただ、原風景の常として、その風景はだんだん美化されてしまい、近い映像を探すことを、どこかで拒んでいるのかも知れませんね。

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2011年6月 5日 (日)

ヤマグワの実

Imgp0228_w1 Camera : Pentax 645D, Lens : Kinoptik Apochromat 100mm F2

自宅から鶴見駅までぶらぶら歩いていたら、歩道が紫色になっている箇所がありました。何だろうと見上げると、ヤマグワの木があり、実をつけておりました。

ヤマグワは養蚕用として、各地で栽培されておりましたが、もともと日本の各地で自生する木ですから、鳥がヤマグワの実を食べて、糞をして飛び回れば、種は各地にばら撒かれ、都会でもこんな風に、道路際に生えていたりします。

この写真の実はまだ若く食することはできませんが、赤紫に熟せば、甘くなり、美味しく食べることが出来ます。そのかわり、舌も赤紫色に染まってしまうのですが。

ただ、この色素は、抗酸化作用があると言われるアントシアニン。桑の実には、ミネラル、ビタミンも豊富だそうなので、体に良い健康食だと思います。

研究が進むと、実の需要が高まり、中国製の生糸によって打撃を受け、荒れた状態になっているかつての桑畑も再生するかも知れません。「赤とんぼ」のこの歌詞も、情景が変わるかも。

山の畑の 桑の実を
小かごに摘んだは
まぼろしか

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2011年4月29日 (金)

切花延命剤効果?

Dscf1956_w ゴールデンウィーク突入であります。私、お休みは長いのですが、予定はありません。

また、最近、カメラネタばかりだったので、植物ネタを探して家の周りを見てみたら、ドライフラワーになったソシンロウバイが目に付きました。

これ、正月用の切花でしたが、しばらく放置していたら完全にミイラ化しておりました。

今の時期、外にあるもみじの若葉となんとも不思議なコントラストでありますが、このドライフラワーの造り方は、お正月にソシンロウバイの切り枝を買ってきて、バケツに生けて、そのまま数ヶ月放置。といったところです。

通常、切花は咲き終わると枯れて行くのに、落ちもせずドライフラワーになってしまったのはどうしてでしょう。

考えるに、バケツの水は切花延命剤を使った。その理由によると思います。

切花延命剤の成分は防腐剤と多糖類。多糖類が花の栄養となり防腐剤が水の腐敗を防ぎます。

しかし、植物も防腐剤を吸っており、これが植物自体の腐敗を防ぎミイラに変えたと思われます。もっとも、私の怠慢さが一番寄与したことは否定でしませんが。

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2011年4月16日 (土)

手が出せない「雑草」

Dscf1928_w 雑草とは、本来、栽培している以外の植物をさします。例えば、その場所にドクダミを植栽していたのに、チューリップが自然増殖した場合、チューリップが雑草です。

雑草とは、植物の貴賎をあらわす言葉では無いのです。もちろん美しさの度合いをはかる言葉でもありません。

同じ植物でも、畑や庭に生えれば雑草、野原に生えれば野草と言われる植物は多いです。それは、人間が自然界に侵入し、畑やら庭やらを作ったためであり、本来ある植物を押しのけて、不自然に植物を作ろうとするから、もともと、その土地に適した植物が雑草と言われる、本末転倒な状況なのかも知れません。

なんて、雑草の事を考えながら家の庭を見てました。私の家の庭は、雑草の花にらに占領されております。

この花にらは別に植えた訳でなく、どこからともなくやってきて、ここで自然に増殖して行ったものです。他に育てている植物も無いので、本当は雑草とも言いがたいけど野草でもありません。

ここには、庭を整理し、土を耕す天敵の人間も居ない。他の草が芽吹く前なら、競争も無い。花にらにとって天国みたいなところなのかも。

もう少し季節が変わると、草ぼうぼうになるので、今年こそは小奇麗に整地しようと思っておりましたが、やはり手を出せないなぁ。

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2010年10月24日 (日)

西明寺栗

Dsc02523_w 今年は栗が豊作で粒も大きいとか。そのせいか、栗の粒の大きさが売りの西明寺栗も、今年はあまり目立たないかも。写真の左側の栗がそれです。

西明寺栗は、秋田県の西木村特産の栗でありますが、もともとこの地方に自生していた栗ではありません。江戸時代に岐阜の方から粒の大きな和栗を選抜してこの地で植えたのが最初ではないかとされます。

それを3百年も守り続けて来た訳です。このあたりの栗林は山の中にもかかわらず整備され、栗のために良いとされるカタクリを共生させております。

手間と愛情が注がれております。

この栗は純粋な和栗で、さらに粒も大きいことから、味が薄いという人も居ります。私の母がそうで、八百屋を現役で営んでいたころは、西明寺栗よりも利平栗をせっせと売っておりました。

確かに、利平栗は和栗と天津甘栗のF1ですから、甘みが強く、味が濃い感じがします。ただ利平栗は、味以外の点で問題も多いので、、今、日本で営利栽培されている栗は、利平栗の味をにらみながら、病害虫に強く、栽培効率の良い品種を目指して改良されたものが多いものと思います。品種改良の方向が、そちらにあるので、西明寺栗を超える大きさの栗は現われないのです。

ただ、ある意味、西明寺栗は、交配による改良も無い、昔からの栗なので、伝統的な和栗の味を楽しむには最適な栗だと言えるかもしれません。

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