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2018年11月 8日 (木)

香道体験

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デパートのイベントで香道の体験コースみたいなものがあり、参加してみました。

香道は華道、茶道に比べてもっともなじみのない芸道と思われ、こんな機会が無ければ一生、体験することなど無いと思われました。

これ、面白いですね。まず、何よりも面白いものは級とか段とかヒエラルキーみたいなものが無い。「お遊び」であることに徹している感があります。

その入門お遊びが「源氏香」。5種5包、合計25包の中から、香木を5回焚き、その組み合わせを当てるお遊びです。これが何故源氏香と呼ばれるかというと、その組み合わせが52通りあり、源氏物語の最初と最後の巻を除いて、52通りの組み合わせに源氏物語の巻の名前をそれぞれ、割り振って、その組み合わせを源氏物語の巻の名前で当てるのです。

私はこの体験ツアー中、何で52通りなんだろーとあらぬことを考えてばかりいましたが、計算は以下の通り。

1種類の香を使った場合、1通り。2種類の場合、1回と4回同じ場合は5通り、2回と3回が同じ場合10通り。3種類の香の場合、1回、2回、2回が同じ香りの場合で15通り。1回、1回、3回が同じ香りで10通り。4種類の香だと1回、1回、1回、2回なので10通り、香りが5種類であれば1通り。合計で52通りになる訳です。

この遊びができたのが、江戸時代だそうで、江戸時代の人、偉い。そして優雅。

でも、この5種類の香木って、出来方はみな一緒。南国の沈丁花の仲間の木が害虫とか風害に遭った時、自分を守ろうとして分泌した樹脂が、木ごと水没するか何かして、樹脂が分泌された部分が偶然残ったもの。

この中で、香りの質が特に良いものが伽羅と呼ばれる訳ですが、その差は偶然の産物。どちらかというと、感性の差で科学的根拠の乏しいものと思います。他の4っつの香にしてもそうです。

まして、嗅覚は人間の感覚の中で最も本能的なもの。すべてが、曖昧であることを前提としたお遊びである感じです。

だから、とても面白そう。でも伽羅の原木が小ぶりなものでもナン千万!というのは、引いてしまう世界ですけど。

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