EF81303
現在、日本に通称「銀釜」といわれる機関車が2種類あります。一つはカシオペアの牽引機のEF510、そしてもう一つが関門トンネル通過用に作られたステンレス製EF81300代シリーズのなかの生き残りであるEF81303。
銀は銀色のこと、釜は蒸気機関車からはじまる機関車の通称。つまり銀色の機関車が銀釜と呼ばれるわけです。
でも、歴史とか人気の面で本物の銀釜といえるのはEF81303でしょう。JR貨物に属するこの機関車が牽引する貨物列車に出会ったなら、とても得をした気分になります。反対に、北斗星を銀色のEF510が牽引していると残念な感じがしますから。
私はこのステンレスのEF81にこれまで何度も、九州だけでなく、東日本大震災のとき助っ人に来た日本海縦貫線でも見ているのですが、写真は一枚もありませんでした。
ステンレスのEF81もいよいよ最後の一両となり、どうしても写真に収めたくなり、週末、九州まで撮りに行きました。
同じ撮るなら、景色の良い日豊本線の貨物列車で撮りたいですから、ローテーションを読んで、土曜にあたりそうな日を予想しておりました。
やはり、イイです。まぶしいです。
ちょっと、クセになりそうですよ。
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コメント
アメリカのアムトラック車輌も銀ピカですがこちらも又、渋い光具合でいいですね。
投稿: グライフ | 2015年6月10日 (水) 04時31分
グライフ さま今晩は
この機関車は関門トンネルの通過専用に製造されました。その後の青函トンネル用の機関車はステンレス製ではないので、ステンレスはやりすぎだったと思えるのですが、そんな、思想に基づいて設計されたものは美しいですね。
投稿: kk | 2015年6月12日 (金) 22時53分