北斗星から便宜乗車
本日のニュースで北斗星のドアが開いたまま走っていた事が流れましたが、実は私、それに乗っておりました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150518/k10010083001000.html
こんな時、ドラマでは、急いでいる親父が「大切な用事があるのに、どうしてくれるんだ」とか言って車掌に詰め寄るシーンがあるのですが、実際、今の北斗星に乗っているような乗客は何時間遅れようが、それを楽しみこそすれ怒るような人はおりません。
私のいた開放B寝台でも、皆、和気藹々。
「昔の客車はみなドアを開けたまま走っていたんだよ」と老紳士。
「4号車の入換えをするなら、今日の折り返しも遅れますね」と若者。
「列車が傾いて止まっているから(落部駅はカーブしている)シャワーが流れなくて困ったワ」とご婦人。
「JRも責任の問題があるから乗客が全員いることを確認するまで走れないんだな」と紳士。
「お客さんはシャワーにいたり散歩したりして確認も大変だな」とおじさん。
「一人見つからないという放送が今入ったけど、検札の時に間違ってマークしたんじゃないの?もし、検札の時居て今居ないなら、列車から落ちたというより、伊達紋別で追い抜いた北斗に乗り換えたのじゃないのかな」と私。
「どうしてわざわざそんな事を?」とご婦人。
「函館に先回りして、この列車の入線を撮って、ED79の付け替えを撮るためですよ、あらかじめホームの端っこにいれば二種類の機関車の写真が楽に撮れますからね」と私。
結局、その後、その問題は解決したようで、ドアをロックして発車しました。
発車した時は二時間遅れでしたが、その後遅れが増え目が覚めた時はすっかり明るくなった盛岡駅。
やがて放送が入り、希望者は仙台から新幹線に振り替え乗車できるとの事。
ドラマのオヤジではないですが、職場には「月曜日の朝、寄るところがあるから、ちょっと遅れるね」、としか伝えてなく、私は内心ハラハラで、ありがたく便宜乗車をさせていただくことにしました。
人生初の便宜乗車です。北斗星で完走したかったのも事実ですが、便宜乗車の機会もめったに無いですからね。ラッキーでした。
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コメント
なるほど。
完走はできなかったもののいろんな体験ができてある意味ラッキーですね。
やはりkkさんには幸運の女神様がついてるんですね。
投稿: ken | 2015年5月24日 (日) 07時33分
ken さま、今晩は
幸運かどうかともかく、いろいろヤラカシてます。
実態がバレると家から出してもらえないので、内緒にしてますけど。
投稿: kk | 2015年5月24日 (日) 22時41分