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2014年10月31日 (金)

西明寺栗の渋皮煮風

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秋田の素材を使い、とても美味しい料理を提供してくれるお店が「たかむら」。厨房が見えるスタイルで、ご主人も気さくな方なので、食事を通じて、とても良い時間をすごすことが出来るお店です。

この店に先日訪れた時、西明寺栗の渋皮煮が食べれる時期を選んで、デザートにこの品をリクエストして予約されたお客と同席しました。

おかげさまで、私も「たかむら」の西明寺栗の渋皮煮をご馳走してもらったのですが、これが絶品でした。

通常の渋皮煮のように甘すぎず、栗の味が素朴で、ほくほくした食感も良かった。

西明寺栗は秋田名産の日本最大の栗ですが、味は少々、大味なきらいがあります。したがって、美味しく食べるには、このような形が一番と思われます。事実、今まで食べた西明寺栗のなかで一番美味しいと思われました。

そこで、それを真似て自分で作ってみました。通常の渋皮煮に比べてお砂糖はかなり低めです。「たかむら」さんでは、日本の食材にこだわって、隠し味に「天使の誘惑」というブランディのような香りの焼酎を使っているとのことでしたが、私は持っていないので、代わりに奄美のラム酒を使ってみました。

栗の渋皮煮を作るのでなく、西明寺栗を美味しく食べるために渋皮煮風にするのですが、西明寺栗にはこれが一番合うと思います。

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2014年10月29日 (水)

レトロ大館号

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大分の姫島でアサギマダラを追いかけていた翌日の26日、秋田で、臨時快速列車のレトロ大館号を追いかけていました。

秋田空港に一番に到着する航空便が8:15、レトロ大館号は同時刻に秋田駅を発車しますので、この列車に乗るには、終点の大館の間で、列車を追い抜く必要があるのです。

空港でレンタカーを借り、高速道路で追いかけますが、おそらく乗車できるのは、終点のひとつ前の鷹巣からでしょう。この駅では8:40に到着し、12分間停車するので、その停車時間を含めてぎりぎりの勝負をかけます。

この列車は、日頃、「ばんえつ物語」で使われている客車を使って運行されるイベント列車でありますが、私の目的は、牽引するED75777という機関車。

ED75777が牽引する列車に乗りたい、その一念で列車を追いかけております。指定券が取れたのは、下りだけでしたので。

もっとも、客車に乗ってしまえば、どんな機関車が牽引しても同じ、なんて言う事を言ってしまえば、もともこうも無いのでありますが。

とにかく、計算通り鷹巣駅で間に合いました。計算外だったのは列車が遅れていたこと。なんでも撮り鉄が線路に立ち入った為、安全確認して遅れたとか。おかげて鷹巣駅はすぐの発車となり、機関車を楽しむ余裕もありませんでした。

大館駅では、客車の展示会を行うので、入換え作業があります。

大館と止まりの貨物列車を牽引するEF81と入換えの途中並んでみたりしました。なんとも懐かしい光景です。Dsc03341_w

青のEF510との並びは、隔世の感がありますが、これも良いものでした。Dsc03353_w

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2014年10月28日 (火)

秋の姫島のアサギマダラ

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秋の姫島のアサギマダラの様子が見たくて、25日に行って来ました。

秋には日本の各地で夏を過ごしたアサギマダラが世代交代し、また姫島を経由して、南の島に冬越しに渡るのです。

春にはこの島のスナビキソウが目当てであり、秋にはフジバカマが大事な食料になります。

私が行った25日はもうピークを過ぎた感じで、ちらほら観察できた程度です。もともと、秋は春に比べて群れが少ないということらしいのですが、私の場合、春もそんなに見れなかったので、見れただけ儲け物というところでしょうか。

ところで、私が見ている間にも、何人もの人が網をふるって、蝶を捕捉してはマーキングしてました。

マーキングは捕捉した日とか、特定のナンバリングを羽根に記入して、蝶の渡りを観察するために行います。

アサギマダラは人を恐れないので簡単に捕捉され、また捕捉されると、死んだふりをするので、マーキングも楽なのでしょう。

ちょっと会話を耳にすると、「チッ、もうマーキングされている」、「ここは、もう残って無いから他へ行こうか」とか話しております。

勝手ながら、これは学術的な調査ではなく、ゲームなんだと思ってしまいます。

自分がマークした蝶が、何百キロはなれて見つかった、よーし、記録更新ダ!みたいな。

とにかく、マークしすぎです。出会う蝶がすべてマーキングされているのは美的に残念だったという、個人的な感想だけではなく、これから命がけの渡りを行う蝶に、人がすべき事ではないと思うのです。

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2014年10月23日 (木)

ハワイ島の火山に行って来ました

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先日、御嶽山の噴火で、日本も火山活動が活発になって来たことが実感されました。

ハワイ島でも、パホアという町のすぐ手前まで溶岩流が迫ってきているとのこと。世界中で火山活動が活発になって来たのでしょうか。

ところで、溶岩流が町に迫りつつあるというのも凄いことなのですが、ハワイ島の火山活動はホットスポット型で、日本の火山のようなプレート型ではないので、ゆっくりと進行します。

そんなにゆっくりなら、溶岩流をまじかで見れるのではないかと期待して、ハワイ島の観光に出かけてきました。

ところがいろいろな規制があり、オプショナルツアーで、活動を続ける火口を遠くから見せてもらうのが精一杯。ハワイ島って、レンタカーの立ち入りを規制している所が多いのです。オプショナルツアーでさえ、見に行っても、毎日規制は変わり、通常は立ち入れる場所でも行けなかったりします。規則に煩い米国ですからね。

それでも、壮大な地球の活動の片鱗は感じることが出来ました。

ガイドをしてくれた人は、ハワイ島に嵌って結局移住してしまった日本人の方でしたが、その人の気持ちもよく解ります。

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2014年10月13日 (月)

2014 SL秋田路号 試運転 上り

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東能代を出発した列車は山間部に入り、北金岡に入ります。二年前のダイヤではここで下りの普通列車を待っておりましたが、今回は普通列車が先に到着し、秋田路号が通過してゆくダイヤに変わりました。

そこで、外岡踏み切りで登り列車を撮影。ここは下り列車だと撮影する人も見かけますが、上りは人気もありません。

上り列車は、鹿渡駅で上りの普通列車に追い抜かれるため10分弱停車します。車で追い抜いて、鹿渡駅と鯉川駅の間で撮影。この間は単線で、ポールが山側に建っているので、上り列車に対して順光となります。ただススキが生い茂り、足回りは見えにくいのが難点。Dsc03116_w_2

八郎潟駅から秋田よりの鉄橋の上り線です。上りでは八郎潟駅を出発して間もないので、煙が期待できます。ただここで撮ってしまうと、上り列車の一番人気、羽後飯塚と大久保間では間に合いません。そこの間は単線で、ポールが山側にあり、線路が築堤になって、かつ上り列車にサイドから光があたるので、撮影には良い所です。Dsc03127_w

羽後飯塚と大久保駅間で撮影しなかった理由はコレ。大久保駅で、485系の特急つがる号に追い抜かれる関係で、秋田路号は8分停車します。上飯島駅は国道に面し、下りホームがコンビニと繋がっているので、車で追い抜いて、コンビニに車を止めて、ホームから撮影できます。もっとも、ほぼ同時刻に下り列車が発車するので、下手するとカブルこともありますけど。Dsc03134_w
ちなみに、大久保、羽後飯塚間はこんな感じ。

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2014 SL秋田路号 試運転 下り

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10月18日と19日に運転されるSL秋田路号の試運転が、11、12、15、16日に行われます。本番の運転時には都合が悪く乗ることはおろか、見ることもできないので、週末にちょこっと行って来ました。

秋田駅を出発し、旭川にかかる鉄橋。中学の頃さんざん通った所です。完全に個人的な思い入れで、最初はここ。

車で、大久保駅の手前で追いつきます。追分から大久保まで単線たのですが、ススキに覆われて、足元がスッキリ見えるところはわずか。ここで撮らないで、大久保の発車にすれば良かったと後悔。Dsc03049_w

大久保の手前で撮影したため、八郎潟駅の手前でも、追いつくことが出来ます。八郎潟駅の手前の鉄橋。大久保駅の手前ではなく、羽後飯塚の間で撮影すると、ここは間に合いません。Dsc03058_w

下り列車は八郎潟駅で、ちょっと長めの停車をするので、八郎潟から先に来るまで追いつけます。ここは、沿線で一番のお立ち台と思います。Dsc03063_w

車で移動すればさほど無理をしなくても、森岳と北金岡の踏み切りに到着します。でも、二年前にくらべて藪がしげり、見通しが悪くなりました。Dsc03083_w

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2014年10月 5日 (日)

金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)

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東京では20年ぶりに金幣猿島郡が上演されるというので、数年ぶりに歌舞伎を見に行った。

歌舞伎は歌舞伎座が新しくなってから敷居が高くなって、国立劇場で上演される時以外、縁遠くなっておりました。

それでも、金幣猿島郡は見に行かねば。この芝居、20年前に歌舞伎座で見た時の三代目猿之助丈の清姫と忠文の印象が強烈に残っております。これぞ鶴屋南北の世界という感じでしたからね。

清姫は死を覚悟する忠臣のお姫様から一転、頼光への恋の妄執に囚われたサイコストーカーに豹変します。忠文は美人局のような詐欺に会っても七綾姫を忘れられずボロボロになって彷徨うはてに、七綾姫を見つけるも思いはかなわず暗黒面に堕ちてゆきます。

この二人は妄執に取り付かれたまま死に、魂が合体し、狂言師升六として、鐘供養に見せかけた源頼光と七綾姫の内祝言に現われ、双面道成寺となるのですが、この流れも秀逸です。

今回のお芝居ですが、清姫は美しく先代より見易い。ただ、妄執に憑かれてからの姿は、先代は特別だったと思うべきでしょう。忠文も綺麗ですが廃人度は今ひとつ。先代は何かに憑かれた人を演じることに関しては、それが精霊であれ、悪霊であれ、頭抜けておりましたから、このあたりは割り引かないといけません。

ところで、私の隣に座っていたお兄さんは、舞台写真入りの筋書きを見ており、やけに早いナァと思いチラチラ見ていたら、なんとそれは平成6年10月の歌舞伎座の筋書き。

こんな人もいるんですネェ。ということで、自分も見たくなり、家に帰って探しました。それが表題の写真。私が観劇した時、今月の舞台写真を撮っていたみたいです。こんな感じで今は撮っているようですよ。P1000542_w

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