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2013年1月11日 (金)

本当はタマネギ列車を見に行った

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先日から石北本線、白滝駅近辺の古いネガに関する話題をUPして居ります。実は古いネガを探すに当たっては動機がありました。年末ここに行ったからです。俗にタマネギ列車と言われる石北本線、臨時貨物列車を見るために。

そのタマネギ列車の写真は出てきません。撮れなかったから。でも、写真は撮れなかったものの、しっかり見ております、この場所で。

何故こんなところで、タマネギ列車を見ることになったかと言うと、ここで不本意ながら留まっている必要があったからです。

表題の写真はタマネギ列車の後で通過した普通列車。写真を良く見ると道路に吹き溜まりがあり、そこに不自然な轍があります。その轍こそ、私の作品。事故の跡です。

この季節、デジカメなら下白滝で夜明け前のタマネギ列車をぎりぎりで撮影できるハズ。そう思って旭川から車で走ってきました。

凍結している夜明け前の国道、いくら車が居なくてもそんなにスピードは出しておりませんでした。何キロか解りませんが少なくとも90kmなんて絶対に出しておりません。緩いカーブを曲がったところに、国道を覆う白い雪の吹き溜まり。気づいておりましたが普通に通過するだろう、と思っておりました。

その瞬間。えっ、あっレェェェーーーー。目の前は真っ白。車で空を飛ぶ感覚で路肩に突っ込んでしまいました。

私は大丈夫。車も傷一つありません。さすが雪の衝撃吸収力は凄いなぁ、と感謝するものの、私はスコップ一つ持っておりません。自力では脱出不能。

夜が明けるのを待って警察とレッカーを呼びました。その間だんだん恐怖がこみ上げて、戒めの為にしっかり記録せねば、と思い、写真を撮りました。表題の写真はその一枚。

北海道の自動車専用道路では60kmで走っても後続車が詰る、仕方なく80kmくらい出す。一般国道に入るとプレッシャーから開放されてスピードは落とすものの、それでも70kmくらいは出ているでしょう。夜明け前の知らない道では、そのスピードでさえ無謀だったはずなのに麻痺してしまっていたのです。

レッカーのオッチャンいわく。これが、今シーズン4人目の鉄ちゃん。こんな時期、こんな所で、こんな時間に車を走らせるのは、ほとんど鉄。道北の道路は甘くない、気をつけましょう。

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コメント

札幌だったら私の四駆でお助け出来ましたが、白滝じゃ無理ですね〜一般道も危ないですが、高速道路の岩見沢〜深川間も吹雪いてホワイトアウトしますので非常に危険です。怪我も破損もなくて良かったですが、お大事にどうぞ。

投稿: グライフ | 2013年1月11日 (金) 07時40分

グライフ さま今晩は

正直怖かったです。自分ではどーしようも無い状況でした。あれ、上手な人ならカウンターとかあてるんですかね。
あそこまではカーブとかエンジンブレーキかけていたんですよ。魔がさしたのかなぁ。

投稿: kk | 2013年1月11日 (金) 23時12分

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