伏見稲荷大社の鳥居
camera : NEX-7, lens : sel1018
私の実家は商売をしていたので、正月の初詣にはよく伏見稲荷に詣でておりました。大晦日の夜行か元旦の夜行に乗って京都に着き、デーゼルカーの奈良線に乗り換えて伏見駅に降り初詣をして、慌しくまた夜行に乗って帰る、そんな初詣でした。
まだ参宮線や関西本線に蒸気機関車が走っていた頃は、親を騙して亀山駅のそばに宿を取って宿泊したこともありました。
夜行バスは京都駅に早朝に着くので久々に、伏見稲荷大社に参拝し、お山に登って着ました。
あーこれこれ、朱色の鳥居のトンネル。懐かしいなぁ。と想っていると、ふと、ある事に気がつきました。
この鳥居は子供の頃見たものでは無い。ほとんど平成の御世になってからのもの。この鳥居の寿命ってそんなに短いのか。と詳しく見ていると、朱色の木の鳥居はほとんどが平成。昭和のものは60年台がほんの僅か残るのみ。
対して、石造りの鳥居は明治、大正期のものが大半。近年のものは無し。奉納の仕方が変わったのかもしれません。
ちょっとショックでしたが、一本だけ昭和39年の木造鳥居を発見しました。色も褪せたその鳥居を見つけた時は嬉しかったなぁ。やっと思い出が蘇ったようで。
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コメント
稲荷の白黒写真はなかなか自分の好みに合う写真が撮れません。紅葉と同じで色に心奪われて、光も形も読み切れないの!
こないだも小全紙に焼こうといろいろやってみましたが、自分の好みには焼けませんでした。
東福寺迄は新幹線のチケットの範囲内、稲荷以降は別なんですね。醍醐寺の六地蔵で降りたんですけど、またいきたいです。
投稿: ら・ぺるら | 2012年12月19日 (水) 23時36分
ら・ぺるら さま今日は
伏見稲荷の白黒写真って諧調の調整が難しそうですね。
フィルムによって赤の感度が変わるし。
空撮用のフィルムだと鳥居は白っぽく、オルソだと黒っぽくなりますが、どっちが良いのだろう。
どちらも面白そうだけど。
投稿: kk | 2012年12月24日 (月) 11時08分