おでってくなんせ岩手
新橋駅のSL広場では各種の催しが開かれるのですが、私はかなりの確率で、その催しでささやかな散財をすることになります。
今回は震災の復興支援の一環で岩手、特に内陸部の食材を販売、飲食するイベントです。
いつものように、駅前で真っ赤になるまで地ビールやワインを飲み、コロッケなんかを買い食いします。もちろん一人で。
このイベントのおかげで初めて食してみたのが、短角牛のつくね。
短角牛というのは、和牛の南部藩の赤ベコをルーツにする交配種でおもに東北で育てられておりますが、これまで食したことはありませんでした。
黒毛和牛に比べて脂身が少なく、うまみ成分が豊富ということでしたが、納得。郷愁をさそうような、農耕牛を連想させるような.....。もちろん美味しいんですよ。
あと、もう一つお勧めなのは、葛巻ワイン。本当にたくさんの種類の地ワインがあるのですが、なんと言っても筆頭は山葡萄ワイン。
同じ山葡萄ワインと言っても、月山ワインのようにアルコール転化を途中で止めて甘みを残して飲み易くしたものや、葛巻ワインのように完全にアルコール転化させたものまでさまざまです。
月山ワインのように甘みを残したアプローチがあるのは、山葡萄は梅酒のように造られた山葡萄酒のイメージが根強いこと、山葡萄ワインは野生味が少し強くなる傾向があるからでしょうか。
そのせいか、今回は樽で三年間熟成させ、まろやかさを醸し出したリアリティという銘柄も出てました。
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