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2012年10月28日 (日)

買出しに新宿へ

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私、勤め先は新橋でありますが、×中古カメラの買出し、○コーヒーの買出しの為、定期的に新宿に寄り道をして帰ります。

この店は、本当はお茶屋さんなのですが、コーヒーの生豆も売っており、希望によって焙煎もしてくれます。

私、以前は家内の非難を浴びながら、コーヒーをガスで自家焙煎していた頃もありました。しかし、この店が出来てからは、自家焙煎して自身の身を危険にさらす(危険の対象は、もちろんガスではありません)ことを止めました。

ちなみにこの店の焙煎方法は電気、温風を使った機械によるものですが、本当によく出来ております。コーヒーを焙煎する場合、チャフという薄皮の処理が問題になりますが、温風を使うため綺麗に取り除かれ、またチャフに引火することでコーヒーに焦げ臭い臭いがつくことも抑えられております。

結局、機械には負けるんだよねー、などと思いながらコーヒーの自家焙煎から足を洗ったのは遠い昔になりました。

この店に着くと、いつものモカと目新しい豆を一種類選び、「フルシティ」「豆のままで」とお願いして、中古カメラ屋の巡回に出かけます。

モカをフルシティで焙煎するなど、一般的には論外なのでしょうが、酸味のあるコーヒー豆をちょっと深く焙煎すると、軽い感じのコーヒーになり、モカの風味も少しは残るので、私はずーっとこの組み合わせにしております。

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コーヒーの焙煎が終わるまで、中古カメラ屋の巡回に出かけるのですが、最近はアルプス堂を見てお終い、という事が多くなりましたね。

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アルプス堂からの帰りに、思い出横丁で軽く一杯、みたいなパターンも良いかも知れません。ここは、ホルモンと焼き鳥が昔から有名ですが、特別安いということは無いと思います。あくまで昭和の雰囲気を味わう為の場所と思うが吉と思われます。かと言って、もちろん高い訳ではありません。普通です。

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そして、ガラクタとコーヒーでパンパンになったリュックを担いで、家路につきます。

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2012年10月21日 (日)

蛇のにおいのネズミ避け?

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私は、都内にある喫茶店で時間をつぶしております。近くにはドトールもありましたが、最近では珍しくなった「純喫茶」の構えに釣られてこの店に入りました。

店の中の客は、爺さん婆さんばっかり、そしてマスターも婆さん。

店の客にマスター婆さんがねずみの被害について話しております。

ねずみに齧られたか、ねずみが齧ったものを片付けたかでヒョウソウになって痛いとのこと。

「ネズミはばい菌を一杯持っているのよ」「小さくて可愛いネズミもいるのにねぇ」などと、たわいもない会話を、常連客らしい婆さんたちとしております。

突然、「それじゃぁ、蛇のにおいのスプレーを撒けばええ」と、ちょっと離れて一人で座っているお爺さん。

「蛇のにおいのスプレー?」「そんなモンがあるの?」と婆さんマスター。

「ああ、ある」「ネズミは蛇に食われたら大変だから、蛇のにおいがするところには来ないんじゃ」とその爺さん。

「そんなモン売っているの?」「ああ、売っている」

「へぇー、そうなの、ところで蛇のにおいってどんなモンなの」

「蛇のにおいかぁ.........そらー......臭い」

店の中に、また始まった爺さん絵空事、みたいな空気が広がります。でも、誰も追い詰めたりしない。

ところで、ネズミ避けのスプレーって本当にあります。おそらくきついハーブ系のにおいがついているものと思われます。

そして、蛇のにおいも本当にあります。臭いです。どんな蛇も持っているわけではないでしょうけど、アオダイショウなんかは自分を守るために、つかまれると臭いにおいを出すことで知られております。

お爺さんの言っていることは、変な感じはするものの、ある意味正しい。でも、そんなことすら、ここでは無意味。良い時間が流れて行きます。

隅っこで、蛇の臭いでネズミ避けスプレーなんて本当は無いだろう、なんて、薄ら笑いをしている私でしたが、小ざかしく情けない。でも、そんな私にも、おかげさまで、ちょっとだけ良い時間は流れましたよ。

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2012年10月16日 (火)

SLあきた路号 試運転の写真(2)

SLあきた路号は上り下りとも八郎潟駅で長時間停車をします。無理の無い撮影計画では八郎潟駅をはさんで上下二回づつ撮影するのが吉かと思われます。

八郎潟の手前に鉄橋がありますが、写真を撮る場合、下り、上りの列車とも逆光になります。でも上りだと八郎潟を発車して力行してくるのが魅力です。Imgp1855_w


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おそらく、秋田から東能代のあいだで一番のお立ち台は、八郎潟から鯉川の間にある国道のクロスオーバー地点でしょう。ここから八郎潟の残存湖が見えます。この写真は初日で、二日目はここはパスしました。パスして車を走らせていると、東能代方面から583系が走って来てショックを受けました。八郎潟から鹿渡まで単線なので、八郎潟で交換するワクワクドリーム号の回送だったかも。Imgp1863_w

個人的に好きな風景が鹿渡駅の前後。何でもない景色ですが、いかにも田園風景っぽいところが好きです。Imgp1867_w

森岳駅の手前にハスが生い茂った池があります。複線なので下り列車の方が近いものの、上り列車のほうが魅力的です。Imgp1953_w

森岳の次は北金岡、東能代となりますが、北金岡を中心に上り、下りとも力行してきます。そして単線です。蒸気機関車の撮影にはもってこいの場所になります。Imgp1946_w

上り列車は北金岡で運転停車するので、構内に入るときは煙は出ません、そのかわり力強く北金岡を発車し森岳に向かいます。Imgp1878_w

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2012年10月15日 (月)

SLあきた路号 試運転の写真(1)

懐かしいC6120が奥羽本線を走ると言うので、本当は乗車したかったのですが、切符が取れなくて、泣く泣く撮り鉄をして来ました。

秋田駅を発車し千秋公園の下を走ります。踏み切りはいくつかありますが、思ったより開けてないので、窮屈に望遠レンズで撮りました。Imgp1907_w

秋田駅近辺で写真を撮り、車で追いかけると、羽後飯塚あたりで追いつきます。追分から羽後飯塚までは単線で電化のポールは東側にあります。でも景色は東側から見たほうが、田園や寒風山が綺麗にみえて好きです。Imgp1850_w

反対側からだと、結構建物が多いのです。Imgp1970_w

これも、大久保と羽後飯塚の間。前日はこの区間が雨で視界が悪かったのですが、晴れればこんな感じ。Imgp1919_w_2
アップロードの容量を超えてしまったので、続きはまた明日。

追加。羽後飯塚と井川さくらの間、いつも車窓から見えるちいさなお社と寒風山を入れて。この間は複線なので、向こう側の線路を走っております。Imgp1925_w

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2012年10月14日 (日)

SL秋田路号試運転

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Camera :pentax 645D, Lens: SMC Pentax 150-300mm

SL秋田路号の試運転が始まりました。来週の週末の本番の前に5回試運転を行います。牽引機のC6120は現役の頃この区間を走っていましたから、今回は里帰りみたいなものです。秋田から東能代の間はたいした勾配もなく、C6120も気持ち良さそうに走っているように見えました。

以前、C6120の復活を祝って記事を書いたことがあったので、その記事で使った写真と近いところで撮ってみました。変な位地でシャッターを切っておりますが、機関車が走っているところからちょっと先が、下の写真の40年近く前の写真と同じ場所です。柳が生えて、整った築堤の面影が薄れましたが、足回りが見えるところもまだ残っているのが解ると思います。向こうの家はありませんでした。Imgp1846_w_4

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この鉄橋の反対側です。朝、秋田を出発し、東能代から帰ってきた列車ですが、もうすっかり夕方です。

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2012年10月 9日 (火)

寒風沢島、入り江の埋立て田んぼの今

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Camera : Nex-7, lens : SEL18200

寒風沢島の空撮写真を見ると、島のちょっとした入り江には堤防が築かれ、蛙の水かきのように、水田のようなものが内側に広がっていることがわかります。

おそらく、入り江を埋立てた水田でしょう。地図を見ても道は無いことから、船を使って海側から入っていたのでしょうか。それらは、現在どうなっているのか見てみたいと思っておりました。

国土地理院の国土変遷アーカイブには、19614月の空中写真がありますが、写真はチリ地震の津波が島を襲ってから11ヶ月後になります。

http://archive.gsi.go.jp/airphoto/ViewPhotoServlet?workname=MTO612&courseno=C10&photono=145

この津波は島の農水業に大打撃を与え、まだ決壊したままの堤防の様子も見えます。それでも、今回の津波後の写真からは比較になりません。下のものは2011年5月の撮影。

http://archive.gsi.go.jp/airphoto/ViewPhotoServlet?workname=CTO20119&courseno=C6&photono=51

http://archive.gsi.go.jp/airphoto/ViewPhotoServlet?workname=CTO20119&courseno=C5&photono=53

この空中写真は、干潮の時間の撮影でしょうか。私が訪問した時は、もっと広範囲で冠水しておりました。今回の地震では島全体が地盤沈下し、大潮の時期の満潮時には地面の方が海面より低いのでは、と思われるくらい浸水してきます。

表題の写真は、宮戸島の近く、元入り江の埋立て田んぼ跡です。どこからか流されてきた自動車がまだ埋まっておりますが、もちろん、どこの道にも接しておりません。水面の位置からそんなに深くは無いことは解りますが、不気味な光景です。

下の写真の場所には、うっすら田んぼのあぜ道が見えます。津波の後に注文していた苗が届いたので、植えてみたけど塩害でダメだったそうです。ここは所有者が復旧を願っているので、何年後か水田として見ることが出来るかも知れません。

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2012年10月 7日 (日)

稲刈りボランティア

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稲刈りのボランティアに行って来ました。春に自分たちがボランティアで田植えを行った場所での収穫です。

前回に引き続き微妙なボランティアではありましたが、足腰と右手の親指に残る筋肉痛は本物。通常の生活より動いたのは事実。

「微妙な」というのは、各所の利害に乗った「企画」が見え隠れするからであり、活動地の島の島民にとって、利益はゼロでは無いにしろ、かなり薄そうな気がします。

それでもゼロでは無いし、良く出来た「経済」は皆が薄く笑うようなものだから、これはこれで良いことなのでしょう。

特に、今回は島民の方に直接稲刈りの指導を受けることが出来た。直接話すことも出来た。その点では良くなっておりました。

写真は、稲刈りの実演を見せてくれる島のおば様たち。稲刈りで肝心なのは、刈った稲穂を束ねて結ぶところです。ここで上手くいかなければ、この後、乾燥する過程で台無しになります。束ね方を丁寧に教えてくれております。

刈った稲穂は、ちょっと長く刈った4.5本の稲穂を使って束ねます。稲穂の束に巻いてクルクルとひねり、結びの穂も同じ方向に向くようにして、親指で根元の穂を結び目に押し込みます。

おば様たちの動きを見ていると、ポンポンと行きそうなものですが、実際やってみると難しい。

ようやく慣れて来た頃には親指も痛くなって来ました。そして刈る田も........。この連休で大量のボランティアが来るので、割り振りがあるようです。微妙.......でしょ。

ボランティアというより稲刈り体験ツアーだったと言えばそれまで。でも、上手く行っている企画って、ヒーローも無く、なんとなく皆が薄っすら幸せを感じるようなものではないでしょうか。

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