街の自転車屋
街の中で古い自転車屋を見かけるとワクワクします。店のなかでおじいさんが油まみれになって自転車のメンテナンスなんかしていたら、もう、たまりません。
自転車屋もホームセンターで大量のママチャリを売るようになってから、一度は寂れた感がありますが、ある店はマニアック路線へ転換し、またある店はメンテナンスに徹することで街に根ざして営業を続けております。
私は、こういう自転車屋を見かけると、用も無いのに、「空気入れ貸して」、と、20円用意しては、古ぼけたコンプレッサーの自動販売空気入れを借りながら、店の中の様子を伺うのが好きなのです。
工具や油、ぼろきれの配置、こういうものが微妙に配置されております。店のオヤジの性格によって几帳面に整頓しているケース、割とルーズに置かれているケースと、まちまちではありますが、いづれの場合でも、とても人間くさい、温かみのある鈍い光を発しております。本当、たまりません。
今日は自転車がパンクしていたので、祝日でも空いている自転車屋を車でさがしました。自転車屋がありそうなところは感で解ります。
私が入ったときはオジサンも暇そうでしたが、私のパンクの修理が終わる頃になると、ワラワラとおじさんたちが方々から自転車を押してやって来ました。みんなパンクの修理。どうしたのでしょうね。
猛烈な暑さから開放されかけて、自転車に乗ろうとしたらパンクしていたのでしょうか。
パンクを直す自転車屋のオヤジを囲むように覗き込むオヤジ達の姿。ちょっとタイムスリップした感があって、たまらない景色でしょう。
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コメント
街の自転車屋さん、確かに復活していて嬉しいですね。
ただ…ボクはパンク修理もチューブ交換も自分でやってしまうし…ゴメンなさい
長男は小学生の頃友人の家が自転車の問屋さんだったので組立を習って、スポークのバランス調整までやってしまう技を持っています。
これも自転車屋さんゴメンナサイ。
そうそう、もう40年近くも前に久留米ブリジストンの自転車工場にフレームの接続を溶接ではなくダイキャスト一体接続の仕上げ自動バリ取りロボットを作って納品したのだった。
投稿: 610 | 2012年9月18日 (火) 11時32分
610 さま今晩は
610さまは、パンクの修理どころか、自転車そのものを自作できるのでは。
そういえば自転車屋さんって610工房に似た居心地の良さがありますね。
投稿: kk | 2012年9月18日 (火) 21時27分
パンク修理は昔はみんな家にパンク修理の道具は持ってましたが道路が舗装されパンクしにくくなってから自転車屋さんに出すようになりましたね。
年に一度もパンクすることが無くなったのでそうなりますね。
自転車屋さんは減ってきましたがこちらのお店は車で出張修理に来てくれるので万が一出先でパンクした場合でも何とかなりそうです。
投稿: ken | 2012年9月18日 (火) 23時37分
ken さま今晩は
実は、この前に、祝日でも確実に空いているホームセンターの自転車屋に行ったら、「お預かり約一週間」と言われました。
たかだかパンクの修理に一週間、と思って止めちゃいました。
投稿: kk | 2012年9月19日 (水) 22時17分