田植えのヴォランティア
微妙なヴォランティアでしたが、週末、田植えに行ってまいりました。
微妙な、と書いたのは、このヴォランティア話は、NPO→NPO→旅行代理店→企業と回ってきたモノのようである事。なんとなく各所の思惑が見え隠れするようであります。
ただ、確固としたところは、このような話は、全くあったほうが良い。
かすかでも地元への貢献が出来、苗も田んぼに植えられ、後は.....経済的にそれなりの貢献が各所に出来た。こうして、ヴォランティアの裾野も確実に広がって行く事もありましょう。
写真は「代掻き」をしているところです。代掻きは田んぼの整地が目的ですが、ここでは用水が無いため、雨水を冬から田んぼに溜めております。人間が歩くことによって、整地とメタンガス抜きが出来るそうです。
今回の作業で、素朴に疑問に思ったのが、この作業。ここは小型の耕運機で事前にやっておれば、もっと綺麗に手植えが出来たのではなかったかと思われます。小型の耕運機であれば、深耕しすぎて粘土質を壊すこともないでしょうから、平坦に代掻きする為には効果的なハズ。小型耕運機も借りられない状態なら仕方ありませんけど、趣味的な選択だとヴォランティアの士気も下がってしまいます。
手植えの方法は、間縄を使って苗の位地をきめる前進方式。東北のやり方という事ですが、少なくとも私の育った時代の秋田は、田植え定規を使って、土壌にマークをつける後退方式でした。
当時は苗代で、苗を育て、苗を束ねて腰につけておりましたので、今のように苗をプラスティックのプレートで育て、そこから抜き取って植える方法では前進式の方が合理的なのかも知れません。
間縄を使って田植えをする場合、大人数が横一線に並ぶ必要があるので、このようなヴォランティアは有効な方法でしょう。
せっかく植えた苗なので、丈夫に育ってくれることを願います。
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コメント
ボランティアの経緯は別にして、素晴らしい事をされておられますね。
きっと農家の方々は喜んでおられることでしょう。
良いことをするとすがすがしい気持ちになりますね。
投稿: SCR | 2012年6月11日 (月) 15時05分
SCR さま今晩は
あんまり役にたってはおりません。筋肉痛だけは一丁前に来て苦しんでおりますが。( ̄Д ̄;;
投稿: kk | 2012年6月11日 (月) 23時27分
田舎で育ちましたが農家ではないのでなにも考えずに観ていました。
九州は後退式でしたね、色々とあるものですね。
今は棚田のようなところでも小さな手押しの耕運機を使っているところをみます。
まぁいろいろとあるのでしょうがボランティアの人と農家の人はしっかりと意義があるわけですね。
投稿: 610 | 2012年6月14日 (木) 14時57分
610 さま今晩は
島の人たちは、ヴォランティアを頼りにしている訳ではなく、人が来ることが嬉しそうでしたね。
我々がやった作業は、かえって荒らしているようなモンでしたから。
投稿: kk | 2012年6月17日 (日) 23時31分