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2012年5月27日 (日)

移ろう季節が速く感じる時

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camera : NEX-7, lens:sel18200

私が一年で最も季節の移り変わりが速く感じる季節が今。どうか、もう少しゆっくり時間が動いてほしい。そんな思いがよぎります。

その理由は、好きな花がいっせいに開花期を迎えてしまうこと。どうしてもう少し開花期をずらしてくれないのか、と花に対して思うものの、相手にも事情があるでしょうから、文句も言えません。

表題の写真はスタージャスミン。類似種のティカカズラに比べて開花期は遅れます。実は、香り的にはティカカズラのほうが特色があって好みなのですが、開花期が柑橘系の木々とぶつかるので、香りの相性を考えて、スタージャスミンにしております。

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この花はニオイバンマツリ。現在、当家の周辺の香りに関して優勢種であります。

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この花はスイカズラ。この花は開花期が長く、これから先も楽しめます。この花の香りは安らぎを感じさせてくれます。当家は春から秋にかけて基本的に南の方角から風が入って来る位置にあるため、風上に植栽し、花の香りが家に入ってくるようにして居ります。家の中まで入って来る花の香りはこれだけです。

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そして、ラベンダーラッシー。このバラの香りは本当に素晴らしい。ダマスクローズとノイバラの香りを混ぜたような香りで、素朴かつ懐かしい感じの香りです。病害虫との戦いに疲れ、かつてほどバラに対して興味はなくなりましたが、このバラだけは絶対キープしたい品種です。

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2012年5月21日 (月)

その時、分厚い雲が

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Camera : Pentax 645D, Lens: Hartblei 500mm F8

本日は、自宅に居ながら金環食を体験できるという、まことにあり難い日でありました。

私も、Pentax645DにHartbleiのミラーレンズを付け、手持ちのフィルターで一番濃い、IR72をつけて、その時を待っておりました。

その時とは、午前7時34分。横浜で金環食が中心点を通る時で、この時完全な光のドーナッツができるハズなのです。

しかし、横浜では分厚い雲に覆われ、IR72をつけたレンズでは真っ暗、なにも見えません。

しかし、テレビでは中継を行い、東京では観測できる様子。東京と横浜でどうしてこんな違いが出るんだ、と嘆きながらテレビの画面を見てました。

テレビで見れただけでも良い事にしようと、出勤準備を始めたら、突如雲が薄くなり、部分食の太陽が見れました。もうIR72は外してありましたが、雲のフィルターがあるから良いことにして1枚シャッターを切りました。それがこの写真。

部分食でありますが、生まれて初めて見た日食にはちょっと感動。今度は皆既日食を是非見てみたいものです。

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2012年5月20日 (日)

全く同じボロ車を買うバカ

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先日、車が故障しそのまま、廃車になってしまいました。当家では車が必要な生活をしているため、しばらくレンタカーを使っておりましたが、ついに新しい車が納車されました。

14年式のモビリオスパイク。何のことは無い、廃車になった車と全く同年式、同型、同色であります。

何故そんな古い車をまた、買うかなぁ?と、家族にも友人にも散々バカにされましたが、車はこれしか知らないので仕方がありません。

それまで使っていた車が突然廃車になったので、新車を買って納車まで1月、なんていうオプションはありません。当然、現在存在する車が対象になる訳ですが、車なんて詳しくありませんから、それまで乗っていた車を探す。自分的には至極当然の事でありました。

幸い、ネットで調べたら、東京に同じ車が売りに出ており、そのままネットでポチして終わりです。

いろいろな手続きを経て、本日納車となった訳でありますが、新横浜から町田を通って、小田急線の鶴川という駅に降り、そこからバスで車屋に向かいます。小田急線なんて、何年間も乗ったことが無い私にしてみれば、車を取りに行くといっても旅情気分満載です。

こうして交通機関を乗り継いで車を取りに行く中で、ふと思い出しました。

そういえば、先代のモビリオスパイクの時は、新横浜から新幹線に乗って名古屋からさらに名鉄に乗り換えて車を探しに行たっけ。遠かった。それに比べたら、今回は近くて楽。自宅から2時間もかからないからね。ちょっと、オバカな話ではあるけれど。

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2012年5月14日 (月)

義経千本桜の吉野山

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Camera :Rregza Phone(花矢倉付近から蔵王堂、昼食時のスナップから)

先に、上方までお花見に出かけた折、書きかけたBlogの下書きが残っておりました。その後、個人的にバタバタして忘れておりましたが、せっかくなので、UPしてみたいと思います。

そもそも、上方までお花見に出かけた本意は吉野山を見たかったから。それも「花矢倉」が見たかった。ここであえて、「花矢倉」と「」をつけたのは、実際の花矢倉という地名ではなく、「義経千本桜」の大詰めの花矢倉=蔵王堂の雰囲気の事です。

「義経千本桜」は人形浄瑠璃、歌舞伎の名作ですが、少なくとも歌舞伎で見る限り、座頭が演ずる役名は、渡海屋銀平実ハ平知盛、いがみの権太、源九郎狐となり、義経は?となります。しかし、一度物語りとして読むならば、明確に義経が主人公であり、史実を散らばせながら、実によくまとまったフィクションであります。そして、その物語の結末が吉野山、蔵王堂花矢倉にあるのです。

ちなみにこの物語は、義経が後白河法皇から、合戦の恩賞に初音の鼓が下され、頼朝討伐の偽の院宣に悩まされる。また鎌倉からは、敵将の平知盛・平維盛・平教経の首は偽者だったと告発され、その詮議をする旅に出る。この二つを柱にしております。そして、それらを解決し兄弟の不和も解決するだろう、としております。読者はあまりにも有名な結末を知りながら、歴史のフィクションを楽しむわけです。

この大詰めでは、それまでの段で、自殺、出家という結末を迎えた平家の武将で、最後の一人、平教経が偽の院宣を出した首謀者を討ち取るものの、自身は僧兵として身をやつしていた横川覚範のまま、佐藤忠信に討ち取られることになります。

実は、史実として、花矢倉で義経を追った僧兵の大将横川覚範を、しんがりを勤めた佐藤忠信が討ち取っております。物語は、その横川覚範を実ハ平教経とし、史実的に源平合戦で兄を打たれている佐藤忠信に仇討ちを果たせております。

このように、史実とフィクションの組み合わせが実に巧妙で、現在の吉野山を歩いていても、そして史跡を見ても、義経千本桜の世界がクロスオーバーしてくるのです。

ところで、最後にウンチクを一つ。今日桜が満開の背景で行われる義経千本桜・吉野山のお芝居ですが、初演では桜はありませんでした。何故なら、義経千本桜の季節は冬だからです。史実にフィクションを加えた物語ですが、季節設定は史実のままで、タイトルだけ春なのです。

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2012年5月 6日 (日)

高速道路でエンコしたら

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Camera : NEX-7, Lens: SEL18200

高速道路を走っていると「故障車あり、注意」なんて言う注意をたまに見かけます。そんな注意を見つけてからしばらく走ると、実際の故障車が路肩に止まっていたりします。それが外車であったりすると、妙な優越感に浸ったりしたものでした。「そんな車、日本の気候には合わないのサ」なんて思ったり。

ところが、実際自分が遭ってみると、洒落にならないくらい大変です。ちなみに私の車はモビリオスパイク。普通の国産車、ちょっと古くて、それなりの距離を走ってはいますが。

勝沼のワイナリーにサッポロジンギスカンでも食べに行こうと中央高速に乗っておりました。家を出た時に、それまでの旅で乗っていたレンタカーに比べてエンジン音が煩いと思いましたが、「向こうは新車、こっちは10年選手、そんなものヨ」と気にしませんでした。

ところが、談合坂のあたりで異音がしだし、エンジンのパワーも落ちました。やばいと思いハザードをつけて左に寄ったところ、サービスエリアの誘導路のあたりで完全に停止。エンジンもかかりません。

JAFに緊急通話で連絡すると、「危険だから車の左側から降りて、車から離れ、レッカー車を待て」との事。外は土砂降り。たとえ吹雪でも、こんな時は外に非難する必要があるでしょうから、雨くらい文句は言えません。なにより、車の中は思った以上に怖いので、文句は言いません。

と、その時、エンジンが再起動し、ギアをローにしてなんとかサービスエリアの駐車場までたどり着くことができました。この状況で最も快適な場所です。

駐車場でJAFのレッカー車に来てもらいましたが、JAFは15Kmまでしか牽引できないので、JAFには大月のインターまで牽引してもらい、任意保険のロードサービスに連絡します。

JAFの牽引は、故障車の前輪をかなり高く持ち上げ、我々は傾いた故障車に乗ったまま高速道路をかなりのスピードで牽引します。後輪しか接地していないので、揺れも大きく、体も傾いたまま結構な速度で過ぎ去る風景を見るのはある意味新鮮、と言うか気持ち悪いものです。

大月のインターで簡単に故障の原因を調べましたが、解らず、結局車を積載車に乗せ、東京に運びます。GWだったので営業している店が近くにないのです。

ロードサービスでは二つのオプションがあります。故障車を近くの修理工場に運ぶか、自宅近くの修理工場に運ぶか。これは車両移送の距離により、移送費が保険でまかないきれない場合があるからです。今回はそれ以前にあいている工場が近くに無い。選びようが無い。

それでもロードサービスの対応は素晴らしく、故障によって発生する、故障車の搬送、自分達の帰宅、修理が出来るまでのレンタカー、納車、さらに予定していたホテルのキャンセル料まで面倒みてくれます。もちろん、このサービスは自走出来ない場合に限りますが、自走できればこんな問題も発生しませんからね。

結局、東京の修理工場には翌日配車され、故障の原因はエンジンのシリンダー損傷であることが解りました。修理にはエンジンの交換が必要との事。

この車、中古市場では、修理費と同程度で取引されているので、同じ型番、同じ色の車をネットでポチして、故障車はそのまま廃車する事にしました。

二週間もすれば、新しい車は納車され、当家の駐車場には何事も無かったかのような光景が戻ります。それなりのお金がかかりながら、車は古いままであることを、どう評価するかは別にして。

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2012年5月 2日 (水)

弘前の桜 2012

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Camera : Pentax 645D, Lens : FA45-85mm

久しくBlogの更新をしておりませんでしたが。どこか具合が悪い訳ではなく、元気に遊びほうけている事によるものです。

で、ゴールデンウィークの前半は、帰省を兼ねて弘前までお花見に行っておりました。

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今年は例年になく寒い日が続いたので、GWの前半は危ぶまれましたが、結果的に完璧なお花見日和でありました。

今年の東北の桜はGW前までの肌寒い日から一転、GW期間は暖かい日が続いたので、開花宣言、即満開みたいな開花パターンとなった訳です。

実は、この開花パターンは、お花見マニアにはたまらないご馳走。圧倒的大量の新鮮な桜の花に包まれる。こんな幸せな事はありません。

この状況だと、いかに香りの少ないソメイヨシノであろうと、明確に桜の花の香りを感じる事さえできますよ。

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ところで、以上の写真は5月1日に撮影。弘前公園は平日の雰囲気が良いですね。

また、以下の写真は4月29日に撮影。ほんの2日で開花状況がかなり進んだことがわかると思います。

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ちなみに4月29日は本来、弘前公園を訪問する予定ではありませんでした。それなのに来てしまった理由は下の写真。たまたま車を運転している時に、この列車を見かけ、何気に追っかけてみたら大釈迦まで来てしまった。さすがに恥ずかしく、言い訳が必要と思えたので、弘前公園のお花見となった次第です。本当は角館に行く予定だったのですがね。

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