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2012年1月 7日 (土)

大潟村冬景色

Imgp1199_w Camera : Pentax 645D, Lens : FA35mm F3.5

帰省のたびに寄ってみるのが大潟村。湖の中に堤防を作り、その内側の水を外に排水して干からびさせることによって作られた村です。ここの景色はちょっと日本離れして居りますが、四季を通じて美しい。

Imgp1209_w_2 この広く平坦な土地の標高は平均海抜-3m。周囲を覆う残存湖の水面はだいたい海抜0.4m。だから、水門を開けばいつでも淡水が用水路を経て水田に流れてきます。逆に水が不要になればいつでもポンプで排水地(残存湖)に排水できるのです。水田を営むために最も必要なインフラは水便ですから、この干拓地は水田として理想的な水のコントロールで出来るようになっているのです。

ところで、この残存湖(調整池)と日本海は防潮水門で仕切られて繋がっております。海面の海水と調整池の淡水の水面差は約0.2m。淡水の水位のほうが数十センチ高くなっております。

素人考えで、もし陸地を覆う堤防が壊滅したら、調整池の淡水が村に流入する、しかし調整池の淡水は村の陸地に比べ絶対量は少ないので影響は無いかも知れない、しかし防潮水門が壊滅したら、無限の海水が流入し、村が水没してしまうのではないか、と恐れます。

今までは、「杞憂」そのもの、と思っておりましたが、先の大震災で津波のエネルギーは人知を遥かに超えていることを見せ付けられました。地形的には大津波は考えにくいと言うものの、気になるところであります。

Imgp1219_w

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コメント

新年おめでとうございます。
綺麗な景色ですね。
雲の質感も良く出てると思います。

投稿: ken | 2012年1月 9日 (月) 08時19分

ken さま、おめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

この村の景色って、直線的で広々としていて、ちょっと日本離れしているでしょ。北海道にもここまで平坦な景色はありません。
昔はここの道路でよくゼロヨン遊びをしたものです。

投稿: kk | 2012年1月 9日 (月) 17時54分

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