10年点検
私の自宅も建ててから10年目を迎えて、点検を受けました。
実は、その点検の為に、私、1月前から休日は家に篭って掃除をしておりました。結果的にはあまり変わりませんでしたが。(゚ー゚;
いつものように家人は逃げて私一人であります。要は汚い家に住む自分と家を同時に見られたくないとの事で。いつもの事であります。
そういえば、以前、当家が家宅捜査に入られた時もそうでした。「お前の家に家宅捜査に入ったが誰も居ない、すぐ帰れ、さもなければ鍵を壊して侵入する」と職場に連絡を受け、私は、あわてて帰りました。鍵を開け捜査員を家に案内した時、捜査員がたじろぐ様子が解り、ザマアミロと思ったものですが、強がりもそこまで。
後は、捜査員が何かを開けたりどかせる度に咳き込み、ゴホンゴホンと咳き込まれる度、恥ずかしくて身が縮む思いでした。最後に、捜査員から「出来るだけ元通りにしようと思いましたが出来ませんでした。結果的に片付けてしまって申し訳ない」と言われた時には、サア、ヒトオモイニコロセ!!みたいに感じたものでした。
まあ、この家宅捜索の次第が、他人が家をチェックする時は家に居たくないという家人の決意を、決定したのかも知れませんけど。
ところで、今では、ゴミ溜めのようになりましたが、新築の頃はこの家も綺麗だったのですよ。そして、当時も円高で、全てをカナダで作ってコンテナで輸入するこの住宅は基本仕様で60坪1750万円と安かった。坪30万円を切っていましたよ。日本の半分、北欧の三分の一だったように記憶しております。そして、強度計算の範囲外ならいくらでも設計変更ができた。以下は引渡し時の写真。カーテンもまだありません。
一階のリビング。正面のドアの向こうにコンサーバトリーを設置するように設計しました。
反対側。家のなかで唯一畳を入れました。
二階の踊り場から、子供部屋。階段を登ると巨大な踊り場があります。当初はここをリビングにしても良いと思って設計しましたが。現在は巨大な物置になっております。勾配天井の壁紙は蓄光式だから夜は星空になるんですけどね。
同じ踊り場から、主寝室。ウォークインクロゼットを備えた大型の寝室ですが、今ではネコの寝室になっております。ウォークインクロゼットは私もフィルムの装填に使っております。ちなみに私の部屋は左の階段の向こう側。重力に逆らうことが嫌になった家人は一階を占拠しました。
二階の流し台。ここで私はシコシコと現像作業をしております。設計上の失敗は、ここに天窓をつけてしまったこと。暗室に改造出来ない。
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コメント
我が家はちょうど20年目、23年は持つと言われた屋上や軒部分の防水シートの新規張り替えを行いました。今度のシートは耐用年数が延びて30年だそうで、わたしの寿命とどちらが先か?
しかし、屋上を使える用にしたばかりに、意外とかかる出費!通常の屋根にしなかったことが悔やまれます。
最近の設計基準は昔とちがい2年経っても壁の貼り替えくらいでまた新築気分があじわえるような剛性の高さを感じますが、防水シートタイプの屋上タイプにはそういう落とし穴もあるんです。
投稿: ら・ぺるら | 2011年12月21日 (水) 15時01分
ら・ぺるら さま今晩は
今回の検査で、屋根材は7年おきに塗り替えることで20年持つ、って言われました。
えっ、それしか持たないの?と言うのが本音。
屋上なんて無いんですよ、フツーの屋根ですよ。
そんなことないですよねぇ。
投稿: kk | 2011年12月21日 (水) 22時55分