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2011年11月17日 (木)

ライトパンSS

20111114007_w Camera : Olympus Pen EE-2, Lens : D Zuiko 28mm F3.5 Film : Light Pan SS

今は昔、ライトパンSSというフィルムがありました。おそらく当時手に入るフィルムでは最も安価なものであり、写真が好きな中学生にとっては唯一無二のフィルムでありました。
撮影枚数は16枚。当時のフィルムは12枚撮り、20枚撮り、36枚撮りと分かれておりましたから、ある意味、12枚撮りと20枚撮りフィルムの中間的位置づけであったのでしょうが、なんとも中途半端な撮影枚数です。

もっとも、今にして思うと、12.20.36という配列こそ不自然で、20枚撮りのフィルムはいろいろな意味で、巧妙に、フィルムメーカー、現像所に有利なように設定されていた枚数であるように思います。
ライトパンSSは撮影枚数を16枚に設定することで、20枚撮りから4枚足りない分以上の値引きをしていたとも思われます。販売していたのは愛光商会。フィルムメーカーでは無いので、自前の工場は無かったと思われます。それでも、このフィルムはMade in Japan。中身はフジフィルムのネオパンSSそのものか、その端切れか、無検査品かと言われておりました。

なにはともあれ、このフィルムはハーフ判のオリンパスペンEEー2では32枚撮れた。実際は16のABの後にE(Endの意味)ABがあったから34枚も撮れました。

表題の写真は羽越本線と並行して走る車。私はこの場所の、車から見える羽越本線の蒸気機関車が好きでした。この車からは今、私が乗っている蒸気機関車の牽く客車が見えているのだなぁ、と言う羨みの気持ちでシャッターを押したのだと思います。

向かった先は折渡信号所(当時)。ネガの傷は酷いですね。何故こんな所に向かったのか?多分、ここは秋田から南の羽越本線で最初にトンネルがあるところ。トンネルを抜ける蒸気機関車が見たかったのでしょう。もっと近くに海が見える場所がいっぱいあるにもかかわらず.....変な趣味でした。

20111114008_w

そんな変態中学生がこれ。このカットは過去に引き伸ばし機にかけたことも無かったので無傷で残っておりました。

20111114009_w

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コメント

わたしは早い内から100f長巻きのフィルムを詰め替えていたのですけど、高いからそう簡単には買えませんでした。そう言うときは、パトローネに入って無い、小缶入りのさくらフィルム100を使いました。当時の国産パトローネは新宿のまだプレハブ店舗であったヨドバシで簡単に貰えたので、生フィルムが簡単に使えたのですね。

投稿: ら・ぺるら | 2011年11月20日 (日) 01時31分

ら・ぺるら さま今晩は

=>小缶入りのさくらフィルム100
そんなものがあったのですか。

ヨドバシは田舎モノにとって、噂で聞く聖地みたいなものでした。あの頃、東京に出たら何をしたいかというと、新宿のヨドバシか渋谷の志賀昆虫に行きたい、それだけでしたね。

投稿: kk | 2011年11月20日 (日) 01時48分

愛光ライトパンを検索していてこのサイトにめぐり合いました、新宿のヨドバシ、渋谷.宮益坂の志賀昆蟲どちらも懐かしいですね、(志賀昆蟲は池上線の戸越銀座へ引っ越しました)私は中央線の西荻窪でしたので上記2軒は近くでしたがやはり聖地でした、当時志賀の捕中網は少年の私には夢の又夢で高嶺の花でした、そんな或る日、私の誕生日に母がドイツ箱をそっとプレゼントしてくれました、あの時を想い60年経った今でも母の優しさを想うと涙があふれます。フィルムは愛光ライトパンを使った経験がありません、当時トライXの長尺を西荻窪にあった写真屋の貸暗室で文字通り手探りでパトローネに詰め替えて使いました。志賀つなぎでもう1つ・・隣駅.吉祥寺の井の頭にかの有名な平山修次郎の「平山博物館」が昭和27~8年頃あり電車賃10円で楽しめ週末は館のお兄さんと昆虫ざんまいでした、有難うございます。42”生まれ71歳のじじいです。

投稿: yaokazu08 | 2013年10月 3日 (木) 13時16分

yaokazu08 さま今晩は

その頃の東京、西荻ってどんな感じだったのでしょう。
北杜夫さんの昆虫記にでてくるような原っぱもあったでしょうね。

あの店、戸越銀座に引っ越していたのですか、今度探してみます。

投稿: kk | 2013年10月 7日 (月) 00時26分

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