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2011年11月26日 (土)

小さな木の実のイメージ

Dsc00281_w Camera : Nex-5n, Lens : E 16mm wide converter

秋になると、「小さな木の実」という歌のイメージで、景色を探している自分に気がつきます。「小さな木の実」はみんなの歌で流れていた歌で、こんな詩の歌です。

小さな手のひらに ひとつ
古ぼけた木の実 にぎりしめ
小さなあしあとが ひとつ
草原の中を 駆けてゆく

パパとふたりで 拾った
大切な木の実 にぎりしめ
ことしまた 秋の丘を
少年はひとり 駆けてゆく

小さな心に いつでも
しあわせな秋は あふれてる
風と良く晴れた空と
あたたかいパパの思い出と

坊や 強く生きるんだ
広いこの世界 お前のもの
ことしまた 秋がくると
木の実はささやく パパの言葉

なにかドラマを感じさせる詩でありますね。作詞は海野洋司さん。作曲はビゼーとありますが、オリジナルの曲からはかなり編曲されていて、石川皓也さんの編曲がこの曲のイメージを決めております。

ところで、私がこの曲のイメージの風景を探すようになった訳は、子供の頃この曲を口ずさみながら、近所の手形山という丘みたいな山で遊んでいたからで、その時の情景が私の原風景の一つになったためと思われます。

その頃は、その手形山も手入れの良い里山で、背の低い草に陽樹が点在し、日本海に沈む夕日が見れた。現在は手形山の景色も荒れてしまって、たまに帰って見て見ても、当時の風情は感じられません。

そのため、私は、各所で当時のイメージと近い景色を探してしまうようになったのでしょう。ちなみに表題の写真は近所の公園。横浜でも根岸の森林公園あたりは、もっとイメージに近いと思われます。

ところで、この曲のオリジナルのビゼーの曲は「美しきパースの娘」のセレナーデなのですが。これはこれで素晴らしい曲です。

フランス語の歌詞を超訳すると、「可愛いお嬢さん、窓を開けて姿を見せておくれ」となります。カレがカノジョの家の窓の下で歌う歌なのです。

「美しきパースの娘」は今で言うと、ラブコメのミュージカルみたいなものでしょうから。こんな歌詞の歌が出てくる場面もあるでしょう。

私は、ロベルト・アラーニャさんの録音で、オリジナルのビゼーのセレナーデを聞いたことがありますが、とても美しいフランス語の歌でした。彼の歌を聴いているとまた別の景色も見えてくる。それは「小さな木の実」とは全く別のものでありますが、日本以外では、そちらの景色の方が普通なのでしょうね。

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コメント

ビゼーの原曲も「小さな木の実」もどちらもYOUTUBEで聞いてみましたがいい曲ですね。
知りませんでした。
物悲しくもありお父さんはもういなくなったのでしょうね。

投稿: 610 | 2011年11月26日 (土) 23時35分

610 さま今晩は

詩をそのまま読むと、父親は亡くなってしまったと読めますね。
これだけの言葉で、各人各様の物語や絵を想像できる訳ですから、歌の力は凄いです。

投稿: kk | 2011年11月27日 (日) 00時37分

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