ちょっと改良
camera : Pentax 645D, Lens : Pin hole 73mm
昨日のピンホールレンズは、作例でもわかるように、ちょっと望遠気味で逆光にも弱かったので、Pentax645のボディキャップを利用して、ピンホールレンズを作り直しました。
この場合の焦点距離は73mm程度。Petax645では標準レンズですが、Pentax645Dではちょっと長めの標準レンズになるかと思います。このカメラの構造的に、がんばればあと10mmくらいは焦点距離を詰めることが出来そうなのですが、それは今後の課題。
ピンホールカメラは、ピンホールとフィルムの距離により焦点距離が決まり、穴の大きさで明るさが決まります。だからと言ってどんなレンズでも出来る訳ではなく、ベストの組み合わせはあるものと思います。
私は、ピンホールとフィルム面が短いほうが画像が鮮明であると信じているので、最初に短めに焦点距離を定め、焦点距離から逆算して適切と思われるピンホールの大きさを決めます。ですが実際は、何枚も作ってデキが良いものを選ぶという原始的な方法で、最終的なピンホールレンズが出来上がるのです。また、ここで問題になるのはピンホールを開ける素材の薄さ。焦点距離を短くするほど、素材の厚さで回折が起こり安くなる為、素材は薄いほうが良いのです。
今後焦点距離を短くする時にはもっと薄い素材を使えば良いですが、現在は73mm程度なので、既存のものを使用します。
結局ピンホール自体はかわりばえしませんが、それでも昨日のものより画像が少し改善した、と思うのですがどうでしょう。
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