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2011年4月30日 (土)

Kinoptik Special Cine 300mmを Pentax 67に

Dscf1952_w Kinoptikは焦点距離によってレンズの名称が違いますが、Special Cineという名前のレンズは210mmと300mmです。

このうち、210mmは人気が高く、中古レンズの値段も高いので手を出しにくかったのですが、何故か300mmは人気も無く値段も昔は別物と思えるくらい安かったので、私はM42マウントのものを持っております。

Special Cineはアリフレックスマウントがオリジナルと思っておりますが、このレンズも良く見ると、3っつのパーツからなっております。それぞれ、レンズヘッド、ヘリコイド、マウントの順になっており、このうちマウントの部分は材質も違いそうです。実は、このマウント部分が曲者で、細すぎて鏡筒でけられが発生しているように思われました。開放で撮ると周辺の滅光がきついのです。

もともと300mmの焦点距離があり、望遠設計もされていないレンズであるなら、もっとゆったりした鏡筒を使えば、6x7だって十分可能なハズ、そう思い連休中に工作することにしました。

ところが、あっさり解決。見た目は綺麗でありませんが、自分で使う分には問題ありません。

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工作の内容は、Special Cineのレンズヘッドを外す。マミヤプレスの接写リングの3番に接着する。ペンタックス6x7の接写リング3番のメス金具を外して、マミヤプレスの接写リング5番に接着。この2つの間をマミヤプレスの接写リング4番を2つ使って繋げる。ペンタックス6x7のヘリコイド接写リングをつける。以上です。

最初はマミヤプレスの4番接写リングを1つにして、ぺンタックス6x7のヘリコイド接写リングをもう一つ追加して無限遠を調整しようとしましたが、4番接写リングを2つ重ねると、ヘリコイド接写リングを縮めたところで丁度無限遠が来ることが解たので、そのようにしました。

それぞれの筒の太さは丁度良く、タップを刻んでねじ留めをしても良かったのですが、簡単にステンレステープで接着し、パーマセルで隠しております。

またフードが無いので、86-95のステップアップリングをパーマセルで先端に取り付け95mmのフードを付けれるようにして居ります。このため特殊な形をしたレンズキャップが付けにくくなりましたが、そこは我慢です。

作例はアダプターをつけて、自室の窓からPentax645Dで撮ったものです。絞りを開放で撮っておりますがいかにもこのレンズらしい描写です。3枚目のピクセル等倍の切り出しのところでは、ごくわずかに色収差があることも解ります。ただ、悪い感じではありません。この開放が35mmですら使えなかったことを考えると、この不細工な工作の価値は高いかも。

Camera : Pentax 645D, Lens : Kinoptic Special Cine 300mm F3.5, ISO=400, F3.5,AE

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F5.6まで絞ったらこんな感じです。ただ、上の作例から一日後で、天気は厚い曇り。昨日からの風で柔らかな柿の新緑も傷ついております。

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2011年4月29日 (金)

切花延命剤効果?

Dscf1956_w ゴールデンウィーク突入であります。私、お休みは長いのですが、予定はありません。

また、最近、カメラネタばかりだったので、植物ネタを探して家の周りを見てみたら、ドライフラワーになったソシンロウバイが目に付きました。

これ、正月用の切花でしたが、しばらく放置していたら完全にミイラ化しておりました。

今の時期、外にあるもみじの若葉となんとも不思議なコントラストでありますが、このドライフラワーの造り方は、お正月にソシンロウバイの切り枝を買ってきて、バケツに生けて、そのまま数ヶ月放置。といったところです。

通常、切花は咲き終わると枯れて行くのに、落ちもせずドライフラワーになってしまったのはどうしてでしょう。

考えるに、バケツの水は切花延命剤を使った。その理由によると思います。

切花延命剤の成分は防腐剤と多糖類。多糖類が花の栄養となり防腐剤が水の腐敗を防ぎます。

しかし、植物も防腐剤を吸っており、これが植物自体の腐敗を防ぎミイラに変えたと思われます。もっとも、私の怠慢さが一番寄与したことは否定でしませんが。

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2011年4月24日 (日)

Pentax 645D + Zodiak-8 30mm f3.5

Dscf1945_w Pentax645のレンズのラインには魚眼レンズが無いので、旧ソビエト製のZodiak-8は面白い存在です。

このレンズは、その後ウクライナ製のArsat30mmとして継続され、ネットで見た限り、コーティングは良くなっているように思えます。

写真を見ても解るように、私のレンズはKiev88用のもので、アダプターを介すると、組み込みフードが適切な位地に来ません。コーティングのこともあり、Pentacon SixマウントのArsat30mm に心が惹かれますが、このレンズ、645で使っても、フードで蹴られることは無かったので、フードは役に立たないものの、邪魔にもならないでしょう。

むしろ問題は、33x44の素子ではどれくらい、魚眼っぽくなるかと言うところで、なるべく周辺の歪みがわかるようなサンプルを撮ってみました。まあまあ魚眼効果は感じられるので、とりあえず良しとしましょう。

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次の作例なんかでは、魚眼レンズであることはほとんど感じません。でもこのレンズは、古いながらもアタリに近いようで、解像度は高く、なにも危ない橋を渡ってArsatに行く必要はないですね。

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逆行の写真を追加します。ほんの少し太陽を入れております。下の拡大写真で光源の右下にフレアーが出ていることが確認できますが、無視して良いレベルです。魚眼のわりに素晴らしい解像度です。

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2011年4月20日 (水)

pentax 645D + Hartblei 500mm F8

Dscf1933_w Pentax645Dが戻ってきたので、また、変なレンズとの組み合わせ実験を再開しました。

今回は、ミラーレンズのHartblei 500mm F8。このレンズはロシア製で、M42にあったMC Rubinar 500mm F8のPentacon Six、Kiev 60版と思えば良いのですが、フランジバックを伸ばしているせいか、実際は650mmF11くらいの焦点距離と明るさになっております。

Kiev 60にはこの他、大口径のミラーレンズ500mmF5.6と、方式が異なる600mmF8のミラーレンズがあったのですが、実際あのカメラのファインダーで超望遠レンズを使うのは、ほぼ不可能でありました。にもかかわらず、こんだけ超望遠のミラーレンズがあるのは、ミラーレンズにかけるロシアの意地みたいなものでしょうか。

このレンズはPentax645Dに装着すると、150mmくらいの望遠レンズと同じくらいの大きさ、重さで、お得感があります。

それでも、F11くらいの明るさでは、よほど条件が良くない限りフォーカスエイドも利かず、手持ちではピンとあわせも辛く、虫とか鳥を撮るのは無理そうです。

また、このカメラには手振れ補正なんかありませんから、ISO800に上げても手ぶれ写真が増える。ミラーレンズの強烈な二線ボケとあいまって、ブレたのかボケたのか、訳がわからない写真が量産されます。でも、私、そんなボケが結構好きだったりします。

Camera : Pentax 645D, Lens : Hartblei 500mm F8

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2011年4月17日 (日)

でかい荷物が届いた

Dscf1929_w 昨夜、心当たりの無い発送先から、大きな荷物が届きました。

家人からは、コイツまた内緒でパソコン買ったな、という目でみられながら、おそるおそる箱を開けると、真ん中に小さくカメラが。

今度は自信たっぷりに、壊れたカメラを修理にだしていたことを、家人に告げました。日常の世界に戻った訳です。

私は、壊れているか壊れかけているオンボロカメラを買っては修理に出している、買い物下手として認識されており、でかい箱の中身が修理を終えたカメラである限り、全てが平和に収まるのです。

そして、「あんたも、変なぼろカメラだけでなく、いい加減に、ちゃんとしたカメラを買ったら」という聞き慣れた小言があり、「いやぁ、これが趣味だから」と答えて一件落着。

それにしても、Pentaxは凄い包装、それに修理も早かった。嬉しい。

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2011年4月16日 (土)

手が出せない「雑草」

Dscf1928_w 雑草とは、本来、栽培している以外の植物をさします。例えば、その場所にドクダミを植栽していたのに、チューリップが自然増殖した場合、チューリップが雑草です。

雑草とは、植物の貴賎をあらわす言葉では無いのです。もちろん美しさの度合いをはかる言葉でもありません。

同じ植物でも、畑や庭に生えれば雑草、野原に生えれば野草と言われる植物は多いです。それは、人間が自然界に侵入し、畑やら庭やらを作ったためであり、本来ある植物を押しのけて、不自然に植物を作ろうとするから、もともと、その土地に適した植物が雑草と言われる、本末転倒な状況なのかも知れません。

なんて、雑草の事を考えながら家の庭を見てました。私の家の庭は、雑草の花にらに占領されております。

この花にらは別に植えた訳でなく、どこからともなくやってきて、ここで自然に増殖して行ったものです。他に育てている植物も無いので、本当は雑草とも言いがたいけど野草でもありません。

ここには、庭を整理し、土を耕す天敵の人間も居ない。他の草が芽吹く前なら、競争も無い。花にらにとって天国みたいなところなのかも。

もう少し季節が変わると、草ぼうぼうになるので、今年こそは小奇麗に整地しようと思っておりましたが、やはり手を出せないなぁ。

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2011年4月11日 (月)

何故、ここに居る?

Dscf1908_w 本日の夕方、新宿のPentaxスクエアーに行って来ました。写真展を見に行ったのでは無く、Pentax645Dの修理依頼の為です;涙。

窓口の方はとても感じがよく、てきぱきと処理をしてくれましたが、全治2週間の入院だそうです。

別に、何か故障するような使い方をした訳ではなく、突然、あれー、あれれ、みたいな症状になり、使えなくなりました。

一度の入院で、強くなって帰ってきてくれればそれでよし、とするのですが、ゴールデンウィークまでには帰ってきて欲しいなぁ。

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2011年4月10日 (日)

Pentax 645D + kinoptik 100mm F2

Dscf1898_w 表題の写真のレンズはKinoptik Apochromat 100mm F2で、左側がHasselbladマウント、右側がRolleiflex SL66マウントのものです。

こうしてみると、コーティングや絞り羽の形状で違いがあることがわかります。

これらのレンズはもともとは、ムービーカメラ用だったものを、6x6のフォーカルプレインシャッターカメラで使えるように変更したものです。

だからレンズ本体の違いは、製造年限の差だと思われます。この2つのレンズともPentax645Dで使用することが出来るので撮り比べてみました。しかし、ピクセルを等倍にして比べてみても違いは解りませんでした。ある意味、凄い品質管理でありますね。

ところで、このレンズはアポクロマートということで、植物の写真を撮るのに重宝します。例えば白い花を逆行で撮ると、どうしても色収差がでて、アウトフォーカスの部分で紫色が輪郭に出たりします。

このレンズでも645Dで厳しく見ると、絶対出ないという訳ではありませんが、随分軽減されていることが解ります。

下の作例は、このレンズの特徴が良く出ている例だと思います。

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このレンズは時に6x6では不思議なボケ方をするのですが、このCCDのサイズなら問題なさそうです。

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解像度も普通に良いです。下の作例はF2.8でカキ氷のシロップ瓶にピントがあります。ピントのある所の解像度はかなり高めです。

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2011年4月 9日 (土)

今年はライトアップが無い浜離宮

Imgp9441_w Camera:Pentax 645D, Lens : Planar F 110mm F2, F2.8

毎回同じような更新になってしまうので、タイトルだけ変えてみましたが、要はPentax645DとHasselblad F用のPlanar110mmの組み合わせです。

このPlanar110mm  にはオリジナルのFバージョンと更新されたFEバージョンがあり、微妙に描写が違います。

私は、周辺の画質を改良し、中央との差を縮小させたものがFEだと思っているので、Pentax645で使う時はFレンズを使用することになります。

また、私がこのレンズに期待することは、開放での柔らかさではなく、一段絞ったあたりから来る圧倒的な解像度なので、このレンズは通常F2.8で使っております。

表題の写真は夕暮れの浜離宮。いつもならこの時期、夜桜のライトアップが、ソメイヨシノの時期と八重桜の時期の2回にわたって行われるのですが、今年は無しとのことです。

ライトアップと言っても、ほのかに照らす程度だったのに、と思うのですが、これも仕方が無いですね。

ところで、ビルの陰に飛行機が見えますが、肉眼では全く見えないレベルのものです。ビルの窓越しで撮影し、F2.8でこれだけ遠景が解像するって凄い。

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また、浜離宮でのお昼のスナップも、あまり問題なさそうなので、貼ってしまいますが、このカメラで心配されたモアレも新郎の袴をみるかぎり出てないことが解ります。

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2011年4月 3日 (日)

Pentax 645D + Summicron 90mm F2

Dscf1894_w Pentax 645Dの純正レンズでは、最も明るいレンズでF2.8、Pentax 67のレンズを流用してF2.4ですが、アダプターを使えばもっと明るいF2のレンズが何本か使えます。

私が使えるものでは、LeitzのSummicron 90mm F2、Kinoptik 100mm F2、Planar 110mm F2があります。

この中で最も小さく、焦点距離が短いものはSummicron 90mmで、このレンズは何かと使えそうです。

LeitzのSummicronが何故Pentax645で使えるのか不思議に思われる方がいるかと思いますが、使えるのはLeica M用でヒゾ用にヘッドが取り外せる90mmと135mmのレンズで、これらのレンズはPentax645をカバーするイメージサークルとフランジバックを持っております。

アダプターはペンタックス645のマウントにCanon FDのヘリコイド接写リングを着け、レンズヘッドのスクリューねじを切り込んだFDマウントの接写リングでレンズと結んで居ります。

このレンズは開放でも十分シャープなのですが、ピント面は極薄です。それでもこのレンズをライカで使うより、ピントは合わせやすいかも知れません。作例は全て開放、手持ちで撮っております。

Camera : Pentax 645D, Lens : Summicron 90mm F2, F2

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2011年4月 2日 (土)

Pentax 645D + PCS Arsat 55mm

Dscf1892_w Pentax 645Dは正確には645では無く、33mmx44mmなので、レンズの焦点距離の約80%が35mm換算のものと一致します。それで行くと通常の75mmは60mm相当となり、少し長めの感じになります。

私は、このカメラでは55mmくらいが使い易いのではないかと思っていて、PCS Arsat 55mmで造りの良いロットのものを密かにキープしておりました。このレンズはウクライナ製でありますが、ロットによる当たり外れが大きく、当てにならないのです。

このレンズもハズレでなければ、デジタルでも十分使えます。もともと6x6を12mmシフトして使えるように作られておりますから、Pentax645Dでは、最大限にシフトしても隅から隅まで均一の画質が得られます。

また、645Dのイメージサークルで使う分には、結構深いフードをつけても大丈夫で、少々逆行に弱いこのレンズでは大きなメリットになります。

このレンズはプリセット絞りでありますが、Pentax645DのファインダーだとF11くらいまでは、絞ったままでピントを合わせても苦になりません。またフォーカスエイドも利くので、シフトのMFレンズの割に、手持ちでスナップも十分耐えます。

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Camera : Pentax 645D, Lens : Pcs Arsat 55mm F4.5  F8

逆光で少しコントラストが落ちております。でも、原版ではお花見をしている人たち一人ひとりの表情までくっきり解ります。

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Camera : Pentax 645D, lens : Pcs Arsat 55mm F4.5  F4.5

広角レンズなので、開放でもボケは少しうるさい感じがします。

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2011年4月 1日 (金)

Pentax 645D

Dscf1887_w 思うところがあり、中古でPentax645Dを買ってしまいました。

中古とは言え、私が今まで買ったカメラのなかでは一番高価なものなので、さんざん悩みましたが、悩むと言う事は買えるってことかなぁ、なんて変な理屈もつけました。

これ一台あれば、十年くらい遊べるはず。隣においたEOS5Dを買った時もそう言っていたような気もしますが。

このカメラの標準ズームは45mm-85mmになると思いますが、EOS5Dに24mm-105mmをつけた状態とこれだけ差が出ます。

しかし、75mmの短焦点に変えれば、カバンにも入ります。MFの旧レンズを着け、本日のお昼休みに浜離宮で試写してみました。

MFレンズでもファインダーは見やすいしフォーカスエイドも利くのでピントあわせでは苦労しません。

上の写真は、全体、下の写真はトリミングをしたものです。撮影はISO200,JPEGです。その解像度の高さには素直に驚きます。

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標準レンズがマクロレンズになったように思われます。上の写真は全体。下の写真は拡大したものです。

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