ワイキキの夜の匂い
ホノルルのワイキキビーチには巨大なホテルが林立しており、夜中まで観光客でにぎわいます。
私が旅行中、津波警報が発令され、その夜はさすがにワイキキの浜辺もひっそりして、ホテルの宿泊客も固唾を飲んで海を見つめておりました。私も同じようにバルコニーに出て夜の海を見つめて居たのですが、ひっそりと静まりかえった空気の中に特有のにおいを感じました。
ほのかに甘く湿った香り、いくつかの花香りがまじった香りと、海の匂い。これがここの本来の匂いなのだと思いました。
いくつかの花の香りの中でも中心になっているのはプルメリアの花の香りのように感じられます。プルメリアも日本で見る鉢植えとは別物とも思える大きな樹木となって花を咲かせて居ります。
樹高が高い分、鉢植えのように身近に花の香りを確かめることは出来ませんが、もともとこの花の香りはこんな風に、空気の中にかすかに感じる状況が一番似合って居るのかもしれません。
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