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2011年3月27日 (日)

ワイキキの夜の匂い

Dsc04168_w ホノルルのワイキキビーチには巨大なホテルが林立しており、夜中まで観光客でにぎわいます。

私が旅行中、津波警報が発令され、その夜はさすがにワイキキの浜辺もひっそりして、ホテルの宿泊客も固唾を飲んで海を見つめておりました。私も同じようにバルコニーに出て夜の海を見つめて居たのですが、ひっそりと静まりかえった空気の中に特有のにおいを感じました。

ほのかに甘く湿った香り、いくつかの花香りがまじった香りと、海の匂い。これがここの本来の匂いなのだと思いました。

いくつかの花の香りの中でも中心になっているのはプルメリアの花の香りのように感じられます。プルメリアも日本で見る鉢植えとは別物とも思える大きな樹木となって花を咲かせて居ります。

樹高が高い分、鉢植えのように身近に花の香りを確かめることは出来ませんが、もともとこの花の香りはこんな風に、空気の中にかすかに感じる状況が一番似合って居るのかもしれません。

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2011年3月22日 (火)

ヨードカリ (Jodkali)

Dscf1871_w 表題の写真で見えるヨードカリ (Jodkali)はドイツ語表記された、ヨウ化カリウムであります。

私にとっては強力な現像抑制剤で、0.1%の水溶液をほんの数滴入れただけで現像かぶりを防ぐことが出来るということで、ピロキャット現像液やPC-TEA現像液を使用する時にはよく使っております。

ところが、この薬品の名前を最近良く見かけることになりました。ヨウ化カリウムでググッたWikiの説明には以下のようにあります。

=>非放射性のヨウ素をカリウム塩にしたものを「安定ヨウ素」製剤として用いる。 動物の甲状腺は、甲状腺ホルモンを合成する際にヨウ素を必要とするため、原子力災害時等の放射性ヨウ素を吸入した場合は、気管支や肺または、咽頭部を経て消化管から吸収され、その10~30%程度が24時間以内に甲状腺に有機化された形で蓄積される。放射性ヨウ素はβ崩壊により内部被曝を起こしやすく、甲状腺癌甲状腺機能低下症等の晩発的な障害のリスクが高まる[1]。そのため、非放射性ヨウ素製剤である本剤を予防的に内服して甲状腺内のヨウ素を安定同位体で満たし、以後のヨウ素の取り込みを阻害することで放射線障害の予防が可能である。

福島第一原発の事故によって、この薬品を主成分にした薬が配布されたとか、言う形でニュースの出てくるのです。

もっとも、私にとってはあくまでも、写真用薬品ですから、それ以外の用途では使い方を知らないし、使えません。

それにしても、この薬品がこんな風に脚光を浴びる時がくるなんて、思ってもおりませんでした。

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2011年3月20日 (日)

少し変な駐車場

Dscf1845 現在、法要のために秋田に帰省中であります。

ここでもガソリン不足ですが、地震の被害を思えば、仕方がないですね。

法要以外はどこにも行けず、実家の周りを徒歩で散歩していると?????

俺はタイムスリップしてしまったのか、と思えるような光景に出くわしました。

Dscf1837 私の実家の周りは、田舎ですが、さすがにこんな車は、もう一般的ではありません。

横浜に帰ってきたので、もう一枚写真を追加します。オート三輪ってとても格好良いなぁと思いました。

Dscf1853_w

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2011年3月17日 (木)

彼女に求愛?

Dsc04148_w 東北関東大震災は大変な状況であることは十分認識しております。

そして私は、安全の為全て横浜の自宅からリモートコントロールで勤務するよう命じられました。現状に対する認識はさまざまなのです。

そんな中あえて、全く役に立たない写真をアップしてしまいます。

孔雀には優雅な飾り羽があるのですが、それはオスだけです。一般にはオスはその優雅な飾り羽を広げてメスに求愛するとされております。

とすれば、彼は彼女が気に入ってしまったのでしょう。確かに彼女は愛らしく、服装も綺麗なブルーの服を着ております。

彼女も彼に興味があるようですが、その興味は愛情とは別で、彼の求愛に答えることは出来ないでしょうね。

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2011年3月14日 (月)

津波の恐怖

Dsc03919_w 金曜日に発生した、大震災に関して、ただただ、お見舞い申し上げるとともに、一刻も早い救出、復旧を願います。

私は、当時ハワイにおり、緊急津波警報で地震の発生を知りました。ハワイには現地時間で午前3時08分に津波が到着すると計算され、厳重な警戒態勢をとられました。テレビでは、日本で津波が押し寄せる様子が繰り返し放送されておりました。

テレビをつけ、チャンネルを回すとNHKが映ったので、以降はテレビに釘付けで、日本での被害の様子を確認しておりました。

ワイキキの危機感は、海が遠浅でホテルがビーチに広がっていることで、津波が来たらもろいと思われているところにあります。夜中パトカーが往来しヘリコプターが飛んでおりました。

夜半からはエレベーターも止まり、客が地上に降りないよう対策がとられました。

津波の到着予定時刻になると、ホテルの各階から客がベランダに出てきて海の様子をみてましたが、結局変化はありませんでした。写真は津波の心配も消えてきた夜明けの状況です。

翌朝、通りに出ると、店の入り口の前に、砂をつめた袋が二三個置かれているだけで、本当に津波がきていたら、何の役にも立たなかったものと思われます。

私は、三陸海岸の町には何度も出かけており、その物々しい津波対策のコンクリート防壁が町の景観を壊しているように感じていたものでした。

しかし、今回、あの物々しい防壁も津波はやすやすと乗り越え、町を破壊しております。

津波やおそらく火山活動のエネルギーの前では、人はあまりにも無力であるということなのでしょう。

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2011年3月10日 (木)

T-01cのカメラ

Dsc_0003_w camera :smart phone T-01C

デジタル物を身に着けていると、そのバッテリーが無くなってくると本人の元気も無くなっていくような気がします。

バッテリーを充電しなくては.....と、持ち主の本来の優先順位さえ狂わす結果にもなりかねません。

実は私がそうなんです。

デジモノを統合しようとしてスマートフォンにしたのに、これだけバッテリーに悩まされると、本末転倒な結果になっているような気がします。

ところで、今回の機種変更の動機のひとつになったスマホのカメラ機能ですが、なかなか面白ものがあります。

画面は4:3、画素数は1220万画素、素子はCMOS、レンズは25mmくらいの広角単焦点です。

素子の大きさは解りませんが、スマホですので大きく無いでしょう、それで1220万画素だから、思い切りデジタル補正が入ってます。

そのデジタル補正が優秀なせいか、歪みや色収差はほぼ無いと言って良いレベルだと思います。

このカメラ、手ブレ補正とか最近のコンデジが持つ基本的な機能をほぼ持っていて、スクリーンでの鑑賞が中心で、プリントしてもL版程度と思えば、使い勝手の良いカメラです。

PS、今日の夜から日曜までちょっと海外に行って来ます。ネットから離れます。

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2011年3月 6日 (日)

スマホの誘惑

Dscf1698_w この週末、携帯電話をスマートフォンに変えたので、あれやこれやと設定で週末がつぶれてしまいました。

私、それまで携帯電話は通話とメールが出来れば良い人で、パケホーダイなんて無縁の人でした。

それがいきなりスマートフォンに変えたのは、通勤時間に音楽を聴きたくなり、MP3プレーヤーが欲しくなった為でした。

私は、これまでデジカメと携帯電話をポケットに入れて通勤しておりましたが、これにMP3プレーヤーも加わるとウザイ、デジモノを統合しよう、と思い立った訳です。

ただ、通話とメール以外の機能を使ったことの無い者ががいきなりスマートフォンは敷居が高く、週末いっぱい苦しんでいました。

正直、元に戻したい.......。無理。じゃま。面倒くさい。

それに今までの携帯メールも使いづらくなるんですよ。

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2011年3月 5日 (土)

「ヌカカの結婚」面白いですよ

Epson001_w_2 最近、すっかり図書館趣味に嵌っていて、次々と本やCDを借りては斜め読み、斜め聴きしております。

そんな斜め読みにちょうど良く、かつ面白かったのが「ヌカカの結婚」。この本にはヌカカそのもののエピソードはありませんが、表題の写真のエピソードの類型がヌカカのものです。

ヌカカとは、小さな蚊の仲間で、群れでやってきては、刺されると気が狂うほど痒くなる恐ろしい昆虫です。そしてその交尾も恐ろしく、交尾の最中メスはオスの体に吸い口を突き刺し、体液を吸い取ってミイラにしてしまいます。

これは、昆虫の交尾ではよくある類型でありますが、子孫を残すため、メスに栄養を与え、相手に自分を食べさせることにより、時間を稼ぎ受精の可能性を高め、自分の死骸で相手の性器を塞ぎ次の交尾をさせない効果があります。

昆虫の一生は短く、交尾のチャンスは少ないですから、そのチャンスに出会ったら、最高の確立で受精を成功させなくてはならないという宿命のうえに成り立つ様式なのです。

この本が面白いのは、さまざまな生き物がその種の特性によって、築きあげてきた交尾の様式を、人間をモデルにしたイラストで紹介していることです。

それによって、伝記、伝説、哲学まで生まれてしまうのです。ヒトは昆虫や鳥類、軟体動物とは違うと言うものの、同じ生き物として共感してしまうとこがあるじゃないか、と気づいてしまうのです。

エピソードの一つは、フリーで公開されておりますから、興味があったらぜひ。

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