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2011年2月28日 (月)

ガラパゴス的進化

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201102008002_w Camera : Cambo Wide470, Lens : Super anglon 47mmXL, Film : Kodak TP, 70mm, Cine Rollex 56x72 Holder, Rodinal

最近、カメラを持ってふらついていると、人様から厳しい目線で見られているような気になります。

別に何かを盗撮している訳でも無いのですが、通行人の顔などは意識しなくても写ってしまい、そのせいで不愉快な気分になられるのは本意ではありません。

そのせいか、カメラはピンホールが一番ではないかと思うようになりました。動くものは全て無視されますから。

でも、ピンホールでは解像感がいまいちなのも事実。ならば、低感度フィルムを使って、目いっぱいスローシャッターを切ったら良いのでは。さらにカメラは変であれば変であるほど良い。

ということで目をつけたのが、Cambo Wideに70mmマガジン。この組み合わせだと、私はASA25の古い空撮用パナトミック エアロコンのフィルムが使えるからです。

そこでテストしてみたのが表題の写真。フィルムはコダックのテクニカルパンのカートリッジがあったので使ってみました。このフィルムもスナップ用だとEI=25で撮影するからです。

カメラには6x7のファインダーがありませんが、たまたまMamiya7の43mmのファインダーを持っているので代用します。広角なのでレンズは5mmライズさせます。そしてファインダーの見え方とスクリーンの位置を覚えます。

その他、いろいろな条件をつけ、5枚だけ撮影し、パターソンを改良した現像タンクで現像しました。これ以上フィルムが長いと、薄いPETフィルムでは、改良リールの中で空回りして入っていかないからです。

その結果が表題の写真。このシステムで十分使えることが解りました。今回はレンズをライズすることで、どれくらい周辺光量が落ちるかのテストも兼ねていたので、絞っておりません。

もっともこのシステムは全て何年も前にディスコンされた物を使用し、さらにそれらの物も本来想定されてない使われ方をされているので、いくらノウハウを磨いても、ガラパゴス的な進化ですから全く空しい作業ではありますが。

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2011年2月27日 (日)

早春の切花

Dsc03831_w 花粉症の皆様には申し訳ありませんが、花粉症とは無縁な私には一年で一番好きな季節になりました。

庭では、大好きな沈丁花やパールアカシアが咲き始め、花屋では、香りの良い早春の切花が出回っております。

今、切花で出回っている花は本来の開花期はもっと後でも、市場物の常で、季節に先行して開花を促進して栽培され、市場に出回っているものです。

今の時期で好きな切花は、なんと言っても、スイートピー。この花は切花用と地植では全く別物と考えても良く、花の香りを楽しむためには切花で手に入れるべきと考えております。

私のスイートピーに関する好みは、単一、大量。同じ種類の花を大量に花瓶に生けて楽しむ方式です。

左に見えるのはグラジオラス・トリステス。春咲グラジオラスというもので、最近は、改良型園芸種で、花色に変化があるものも出て来ました。しかし、私の好みはシンプルな、トリステスで、10本くらいを花瓶に生けて鑑賞するのが好きです。

この花は夜になると、ちょっと青っぽい、それでいて上品な香りを放ちます。それは鉢植えのほうが強く、葉も糸葉なので小さな鉢に群植させて、鉢植えで楽しむことも出来ますが、切花の方が手軽ですね。

この他、フリージア、ヒアシンス、ムスカリ、チューリップの芳香種......等等、花屋に行けば欲しい切花だらけです。

その中で、フリージアは外せないのですが、昨日の相場は少々高めでしたので、断念しました。これはまた別の機会に。

花瓶の状況を見ても解ると思いますが、私はいけばなも、フラワーアレンジメントもしたことがありません。私に言わせれば、別の花を同じ花瓶に生けるなんて言語道断。もちろんこれはマイナーな考え方なのでしょう。

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2011年2月26日 (土)

IMAXとCine Rollex 56x72

Dscf1673_w 最近封切りされる映画はIMAXが多いのですが、IMAXとは70mmフィルムを水平方向送りで映写するシステムです。この形式は15/70という風にあらわされますが、それは70mmフィルムで15スプロケット分の長さが1フレームになることを意味しております。

これに比べて普通の70mm映画は70mmフィルムを垂直方向に送るシステムで、70mmの方式には、TODD-AO(1:2.20)、ウルトラ・パナビジョン(1:2.75)、スーパーテクニラマ(1:2.20)、ディメンション150(1:2.20)、とか各種のフォーマットがありますが、共通している事は、スクリーンの横方向がスプロケットで挟まれたフィルムの幅になります。(実際には、さらにサウンドトラック分が差し引かれる)

この例によると、2.xxがフィルム幅(サウンドトラック分を引いて大体48mmくらい)になり、1が水平方向になるので22mmくらいになる勘定です。

映画のスクリーンは横長なので、フレームの限界をフィルムの水平方向に取るほうが、フィルムから切り出すフレームが大きくなり、高画質になります。

ただ、IMAXで公開される映画でも実際の撮影は、35mmのフィルムを水平送りするカメラで、映画撮影用フィルムを使ってネガ撮影し、70mmポジプリントフィルムにIMAXサイズでプリントして製作する場合が多いようです。

もちろん、IMAX用のカメラも実在し、シーンによっては70mmネガフィルムを使って撮影しているそうですが、本当に必要なパートだけのようです。カメラは大きく重く、五月蝿く、高価なフィルムを頻繁に交換する必要(フレーム間隔を含めて1フレーム75mmとして1秒に24フレームを撮影するので、1秒間で送られるフィルムは1800mm!1000ft缶の305000mmで撮影できる時間はわずか170秒弱!)がありますからね。

映画用のフィルムのラインアップを見ても、撮影用ネガフィルムでは70mm(65mm)サイズはKodakのVisionシリーズだけでFujiのEtrnaシリーズにはありません。撮影に限ればマイナーなのかも知れません。

Dscf1672_w ところで、15スプロケットってどれくらいの長さかというと、70mmちょっとです。この写真はLinhofの56x72のCine Rollexのホルダーとフィルムの長さを比べたものですが、スプロケット15個分がちょうど横幅になっているように見えます。ホルダーの名前も映画に由来する名前を名乗っておりますからこれが、Imaxと何か関係あるのかちょっと興味が涌きますね。

調べて見るとフィルムホルダーのCineは、70mm映画用のフィルムを使うことからの由来でImaxとは関係なさそう。また、Imaxカメラの撮影フレームは70.41 × 52.63 mm だそうで、これは、Cine Rolexのホルダーのフレームよりほんの少し小さいことになります。

最終的に映画用のポジプリントフィルムでは48mmx70mm弱になってしまいますが、Imaxは、ほぼ6x7のサイズということで親しみが沸きますね。

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2011年2月20日 (日)

入江浜

201102005006_w Camera : Hasselblad 500 C/M, Lens : Planar 80mm F2.8, Film : Kodak WL surveillance film, Hc-110

国道15号の子安付近を一歩海側に入れば、入江川という川があります。川と言っても見掛けは運河みたいに見えますが、それもそのはず、川の向こうは埋立地で、ここはもとは残された海だったのです。

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本来の入江川はもっと手前で海に注いでおり、埋め立てのおかげで、そこから直角に曲がって川が延びた格好になっております。

その為、川の内陸よりは漁村の風情があり、入江浜とか子安浜の名称も残っております。

表題の写真は、ハト小屋がある家が珍しくて写真を撮りました。このあたり、この川とともに生活している風情があって、倉庫や工場の立地する向こう岸との対比が面白いところです。

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2011年2月16日 (水)

絵画的な街

先日、プラハで写真を撮ったらどうしたって絵画的になる。と書きましたが、それは私のたった半日の経験で感じた事でした。もっと長く滞在したい、そんな風に思える街でした。

今回は、その半日の風景を、写真をレタッチしてより印象に近い感じで貼ってみます。なんとなく、どう撮っても絵画的なるように見えませんか。カメラはEOS5D,レンズは24-105mmです。

ヴルタヴァ川の景色、私はこの川の名前をどうしてもドイツ語風にモルダウと覚えてしまっているのが残念です。この川を見ていると、この川はこの街の命であることがよく解ります。

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人と犬。これも欧州の街の写真では、お約束の光景ですね。

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そして最後のお約束事は教会を含めた写真。

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2011年2月14日 (月)

Kodak WL surveillance Film

Dscf1618_w 表題のフィルムはKodakのSurveilance Filmですが、前回紹介した、35mmのものとは別の種類のもので70mmフィルムになっております。

このフィルムも私のところに来てから年月が経ち、いい加減使ってみないと、経年劣化が進む一方で、本来のフィルムの特性すら想像できなくなる。それでも腰が重いのは70mmフィルムだからです。

私は、70mmフィルムを苦にしない方だと思いますが、それでも大変です。今回は現像のことを考えて、4m弱を巻いてみました。

通常70mmフィルムのカートリッジは4.6mですが、それでは手持ちのリールに巻ききれません。そこで4m弱にして現像の負担を軽減します。

Dscf1616_w この場合、撮影可能枚数は54枚。これでも十分飽きます。

なにせ、現像データすら無いフィルムで、賞味期限を10年以上過ぎたフィルムです。何枚撮ったって写る保証が無い。54枚でも多すぎるくらいです。というか実際多すぎ。

経年劣化を考慮してEI=100で撮りましたが、このフィルムは本来ISO400。ベースフォッグが少し出ておりますが、EI=400でも行けるでしょう。

さすが監視用のフィルムで、解像度はよく、文字もはっきり読み取れます。

ただ、難点は、フィルムが薄くてリールに巻きづらいこと。本来このフィルムは機械処理現像で、リールに巻いて現像することを想定していないので仕方ないのですが、70mmフィルム用の馬鹿でかいリールでは、フィルムが折れたりして、きちんと巻くことは至難の業です。

201102005004_w Camera : Hasselblad 500 C/M, Lens : Planar 80mm F2.8, Film : Kodak WL surveillance film, HC-110

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2011年2月12日 (土)

絵画的 VS 写真的

201102004001_w Camera : Hasselblad 500 C/M, Lens : Planar 80mm F2.8, Film : Presto,HC-110

先日、私がよくお邪魔する画像掲示板で、管理人様が「感化」されたというプラハ在住の女性の写真をフリッカー?で見て、私も半分感化されました。

でも、それにも増して感化されたのは、コメントで、絵画的な構図のプラハより写真的な大阪の写真がイイという言葉でした。

実は、プラハもコテコテしたところはあるのですが、圧倒的に美しい旧市街があるので、それを美しく写真に撮りたいというのは自然な条理です。そしてあの旧市街はどうしたって絵画的になる。

では、日本的な景色はどうなのでしょう。近くの浜離宮で、お昼休みに実験してみました。絵画的にならないよう、写真的、写真的と唱えながら撮影してみたのですが。

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2011年2月11日 (金)

横浜も雪

Dscf1614_w 本日は横浜も一日雪です。

雪は生きているものと死んでいるものを区別する、と思っております。

生きているものは雪を除け、死んでいるものは雪に覆われます。

その意味で、雪は格好の試金石であります。

昨日のちょっとした事で気が滅入って、朝からベットの中で、ただ雪が降りやまぬ表の景色を見ている私は、雪に覆われていく身を想像して、結構気に入っていたりします。

せっかく雪降りなのだから、今日いっぱいは、そんな想像をして楽しみたいのですが、すでに飽きてきました。

明日はカメラを持って出かけよう。

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2011年2月 9日 (水)

6x6カメラのお気に入り

Dscf1595_w 実は、6x6というフォーマットはあまり好きではありません。私は縦と横の区別があったほうが好きなのです。それでも6x6のフォーマットのカメラには魅力的なものが多くて、カメラを使いたい一心で6x6で写真を撮るみたいな、本末転倒な状況に陥ります。

その筆頭はHasselblad、それも500C/M。次にRolleiflex2.8C。この二つは、意味も無く定期的にいじりたくなるカメラです。

この二つでなくても、Zenza Bronica S2,ECは木枯らしが吹く季節になると持って出かけたくなるし、Rolleiflex SL66は中判の機械式フォーカルプレンシャッターとは思えない軽快なシャッター音を無性に聞きたくなることがあります。

また、スーツのポケットにPerkeo IIを入れて出勤したくなり、目測が不安に思えると、これは、少し大きく重いけどレンジファインダーがあるIkonta Super Six IV型に変わります。

あと、少々扱いにくいところがあるものの、好きなレンズのために必要なボディがHasselblad の201F,2000F、Pentacon Six。この中でPentacon Sixの扱いづらさは周知の通りですが、F系Hasselbladが入るのは、何かあったらそれでおしまい、というスリルから逃れられないためです。私は旅先で350mmのレンズが201Fから外れなくなり、
残りの旅程を350mmをつけたまま201Fを持ち運ぶという難局に直面したこともあります。

反対に、たまに使ってみようと、一旦手にしてみるものの、上のカメラとの比較でドタキャンになってしまうものもあります。Hasselbladでは1000F。このカメラはしかるべき人がちゃんとメンテナンスしたものは軽やかなシャッターらしいのですが、私の固体はシャッター音が響きます。それでもレンズが珍しいEktarならともかく私のものはTessarなので、使おうと思ってフィルムマガジンにフィルムを詰めた後でも、最後に思いなおして、500C/Mに付け替えてしまっております。

後は、国産の蛇腹カメラたち、私はヘリコイド式のレンジファインダー機を各種持っておりますが、これらはPerkeo IIに比べるとどうしても大きいし、構造的に定期的にメンテナンスが必要な割りにメンテナンスしていないので、ヘリコイドが重かったり使い勝手が悪く、どうしても最後の瞬間にPerkeo IIに変わってしまいます。

ただこれらのカメラはモノの造りとして知恵や情熱が感じられ、身近において置くだけで良い気分にさせてくれます。

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2011年2月 5日 (土)

汐留の昼下がり

201101004001t_w Camera : Pentax 67, lens : pentax45mmF4, Film : Rollei retro400s, HC-110 ,Ir72, trimming

やっと、寒さが緩いできたので、緩い汐留界隈の昼下がりの絵でも。

この猫たちはすっかりここの住民になってしまいました。友達も居るようです。

その友達は、お互いに友達の輪を広げることは無く、ひっそりと、この猫たちと一対一の関係を楽しんでいるようであります。

とにかく他の人間に見られないよう、密かに餌を与えて、一瞬の癒しをもらい、足早に何事もなったようにその場を去る。

ここで何気なく見ていると、そんな友達がちょくちょく現われ、その姿がなんとなく楽しかったりします。

私は、彼らには全く貢献しておりませんが、このように長閑に日向ぼっこをしている姿を見ると、良いなぁなんて思ったりします。

彼らがこれからもずっとここで暮らして行けるように、普通の人は何も貢献しない事を、是非続けて欲しいものです。

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2011年2月 1日 (火)

大鰐温泉駅

Dsc03588_w 私のブログでこれまでに何度か五所川原駅の写真を掲載して来ましたが、大好きな駅なので機会があるたびにこの駅を訪ねてしまうからです。津軽地方の駅は情緒ゆたかなものが多いような気がします。

Dsc03564_w 今回もう一つ津軽で大好きな駅を紹介します。大鰐温泉駅です。ここも五所川原駅とおなじようにJRと私鉄が同居しますが、違いは駅名、弘南鉄道の駅は大鰐駅です。

Dsc03545_w また、五所川原駅はJR、私鉄とも非電化なのに対し、大鰐温泉駅の場合は交流電化のJRと直流電化の弘南鉄道が同居します。この日も電化施設が好きなファンが来ていて、いろいろ見てましたが、私にはよくわかりませんでした。

この駅は夕方から夜が特に良いです。特に弘前から大館方面に向かう時、この駅で津軽と別れて、峠に挑むという趣があります。

列車から見ると物寂しげな駅ですが、有名な温泉街の入り口ですから、ここで降りてゆっくり温泉を楽しむのも良いと思います。

共同湯もたくさんあるし、駅前に「鰐come」という施設もあるので、一本列車を見送れば、奥羽本線のダイヤでは十分すぎるくらい温泉を楽しめます。

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