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2011年2月26日 (土)

IMAXとCine Rollex 56x72

Dscf1673_w 最近封切りされる映画はIMAXが多いのですが、IMAXとは70mmフィルムを水平方向送りで映写するシステムです。この形式は15/70という風にあらわされますが、それは70mmフィルムで15スプロケット分の長さが1フレームになることを意味しております。

これに比べて普通の70mm映画は70mmフィルムを垂直方向に送るシステムで、70mmの方式には、TODD-AO(1:2.20)、ウルトラ・パナビジョン(1:2.75)、スーパーテクニラマ(1:2.20)、ディメンション150(1:2.20)、とか各種のフォーマットがありますが、共通している事は、スクリーンの横方向がスプロケットで挟まれたフィルムの幅になります。(実際には、さらにサウンドトラック分が差し引かれる)

この例によると、2.xxがフィルム幅(サウンドトラック分を引いて大体48mmくらい)になり、1が水平方向になるので22mmくらいになる勘定です。

映画のスクリーンは横長なので、フレームの限界をフィルムの水平方向に取るほうが、フィルムから切り出すフレームが大きくなり、高画質になります。

ただ、IMAXで公開される映画でも実際の撮影は、35mmのフィルムを水平送りするカメラで、映画撮影用フィルムを使ってネガ撮影し、70mmポジプリントフィルムにIMAXサイズでプリントして製作する場合が多いようです。

もちろん、IMAX用のカメラも実在し、シーンによっては70mmネガフィルムを使って撮影しているそうですが、本当に必要なパートだけのようです。カメラは大きく重く、五月蝿く、高価なフィルムを頻繁に交換する必要(フレーム間隔を含めて1フレーム75mmとして1秒に24フレームを撮影するので、1秒間で送られるフィルムは1800mm!1000ft缶の305000mmで撮影できる時間はわずか170秒弱!)がありますからね。

映画用のフィルムのラインアップを見ても、撮影用ネガフィルムでは70mm(65mm)サイズはKodakのVisionシリーズだけでFujiのEtrnaシリーズにはありません。撮影に限ればマイナーなのかも知れません。

Dscf1672_w ところで、15スプロケットってどれくらいの長さかというと、70mmちょっとです。この写真はLinhofの56x72のCine Rollexのホルダーとフィルムの長さを比べたものですが、スプロケット15個分がちょうど横幅になっているように見えます。ホルダーの名前も映画に由来する名前を名乗っておりますからこれが、Imaxと何か関係あるのかちょっと興味が涌きますね。

調べて見るとフィルムホルダーのCineは、70mm映画用のフィルムを使うことからの由来でImaxとは関係なさそう。また、Imaxカメラの撮影フレームは70.41 × 52.63 mm だそうで、これは、Cine Rolexのホルダーのフレームよりほんの少し小さいことになります。

最終的に映画用のポジプリントフィルムでは48mmx70mm弱になってしまいますが、Imaxは、ほぼ6x7のサイズということで親しみが沸きますね。

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コメント

マイナスネジに時代を感じますね。
これだけ大きいサイズですと、フィルム送りが均一に
成りにくい気がしますが、どうなんですかね?。よく
紙をクルクル回して筒状にするとタケノコ状になりますが
あんな現象は起きにくい仕組みなのですか?。

投稿: グライフ | 2011年2月26日 (土) 08時08分

グライフ さま、おはようございます。

私のCine Rollexはリンホフのマークが剥がれている、ということでジャンク扱いでしたが、テストしていないので本当にジャンクなのかも知れません。

でも構造をみた感じでは、フィルム送りと平面性維持のために工夫があります。

まず、カートリッジが違います。リンホフのカートリッジの芯はコダック=ハッセルブラッドのものと違って、太く、フィルムを差し込む形になっております、両端にスプロケットのフックがあります。
また、圧版にあたるところにはフイルムを抑えるレバーがあります。

ひょっとすると、両端に余白が大きい分、ブローニーより、自由に対策が出来ているのかも知れません。

投稿: kk | 2011年2月26日 (土) 10時17分

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投稿: Pharmc948 | 2011年3月 2日 (水) 19時12分

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