6x6カメラのお気に入り
実は、6x6というフォーマットはあまり好きではありません。私は縦と横の区別があったほうが好きなのです。それでも6x6のフォーマットのカメラには魅力的なものが多くて、カメラを使いたい一心で6x6で写真を撮るみたいな、本末転倒な状況に陥ります。
その筆頭はHasselblad、それも500C/M。次にRolleiflex2.8C。この二つは、意味も無く定期的にいじりたくなるカメラです。
この二つでなくても、Zenza Bronica S2,ECは木枯らしが吹く季節になると持って出かけたくなるし、Rolleiflex SL66は中判の機械式フォーカルプレンシャッターとは思えない軽快なシャッター音を無性に聞きたくなることがあります。
また、スーツのポケットにPerkeo IIを入れて出勤したくなり、目測が不安に思えると、これは、少し大きく重いけどレンジファインダーがあるIkonta Super Six IV型に変わります。
あと、少々扱いにくいところがあるものの、好きなレンズのために必要なボディがHasselblad の201F,2000F、Pentacon Six。この中でPentacon Sixの扱いづらさは周知の通りですが、F系Hasselbladが入るのは、何かあったらそれでおしまい、というスリルから逃れられないためです。私は旅先で350mmのレンズが201Fから外れなくなり、
残りの旅程を350mmをつけたまま201Fを持ち運ぶという難局に直面したこともあります。
反対に、たまに使ってみようと、一旦手にしてみるものの、上のカメラとの比較でドタキャンになってしまうものもあります。Hasselbladでは1000F。このカメラはしかるべき人がちゃんとメンテナンスしたものは軽やかなシャッターらしいのですが、私の固体はシャッター音が響きます。それでもレンズが珍しいEktarならともかく私のものはTessarなので、使おうと思ってフィルムマガジンにフィルムを詰めた後でも、最後に思いなおして、500C/Mに付け替えてしまっております。
後は、国産の蛇腹カメラたち、私はヘリコイド式のレンジファインダー機を各種持っておりますが、これらはPerkeo IIに比べるとどうしても大きいし、構造的に定期的にメンテナンスが必要な割りにメンテナンスしていないので、ヘリコイドが重かったり使い勝手が悪く、どうしても最後の瞬間にPerkeo IIに変わってしまいます。
ただこれらのカメラはモノの造りとして知恵や情熱が感じられ、身近において置くだけで良い気分にさせてくれます。
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コメント
ローライ2眼が増えないのはKKさんが2眼の本質見極められたからで、わたしは残念ながらまだ右往左往してる内かもしれません。それでも2眼とswcとイコンタ6/TXに絞れたのは、自分の撮りたい物が決まっているからで、よく考えたら、KKさんの絞り込みとほぼ同じですね。
わたしの場合は、ローライを使い始めてから正方形の楽さ加減に浸っております。
1台だけなら、2眼だけ〜SWCをメインなら、押さえに軽くて小さなイコンタはバックのポケットに丁度良い大きさなので、良い事です。
投稿: ら・ぺるら | 2011年2月10日 (木) 03時38分
ボクもあまり好きじゃないというか使いこなせないフォーマットですね。
それでも一番長く付き合ったのはSL-66でした。
ハッセルブラッドだけは先輩から手入れを頼まれて何度か修理などしましたが
フィルムを入れて使った記憶がありません。
そう云えばローライ2.8Fも持っているだけでほとんど外で使った事がないなぁ。
投稿: 610 | 2011年2月10日 (木) 08時39分
流石、写りの素晴らしい機材をチョイスされていますね。
でも、三本の指にペルケオが登場しているのが「通」で
ございますよ。
投稿: SCR | 2011年2月10日 (木) 10時23分
ら・ぺるら さまおはようございます。
ら・ぺるらさまのSWCとイコンタの組み合わせは、粋だなぁ、って思っておりました。また今度ご一緒に横浜の陸クルーズしましょう。
610 さまおはようございます。
610さまはご自身で素晴らしいメンテナンスが出来るからどんなカメラでも使うことが出来ますね。自分でメンテナンスしてカメラを使うことが理想なのですが、私には無理かなぁ。
SCR さまおはようございます。
ペリケオはパケットに入れなければ運びづらいので、古い35mmレンジファインダー機のケースに入れて持ち歩こうとしました。でもガバガバなのです。ペルケオの方が小さい....。
投稿: kk | 2011年2月11日 (金) 10時32分