キ100型 ラッセル車
昔、北国の駅には、鉄仮面のような車両が留置されていて、けだるい夏も、凍える冬も、車両の周りには不思議な空間を作っておりました。
その車両はキ100型ラッセル車と言い、蒸気機関車が全盛の頃の国鉄の標準ラッセル車でした。
このラッセル車はJRにはもうありませんが、私鉄に譲渡されたものを現在でも見ることが出来ます。
表題の写真は津軽鉄道のキ101。鉄道省大宮工場の製造者マークも残る車両です。このラッセル車はもうラッセル車としては使われておりませんが、イベント用に動くことがあります。
次の写真は弘南鉄道の弘南線のキ104です。写真で見れるとおり現役で、冬の間は黒石駅で待機しております。
そして、この写真は弘南鉄道の大鰐線のキ105です。ED221とペアーで冬の間大鰐駅で待機しております。
この日は前日から雪が降ったり、晴れたりの天気でしたが、ラッセル車の出動はありませんでした。何でも前々日に走ったばかりとの事。ラッセル車の運行が見れるのは完全に運ですから、雪まみれで待機する姿が見れただけで好しとしましょう。
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コメント
あらら、青森まで来たのならそのまま北海道まで如何ですか?。
札幌まで来たらご案内出来ますよ。(笑)
投稿: グライフ | 2011年1月25日 (火) 17時24分
グライフ さま今晩は
グライフさまは札幌にお住まいなのですか。懐かしいなぁ。
私も北6条西4丁目に住んでいた時があります。
あの頃の札幌駅北口はほんと何にもなくて、でも好かったなぁ。
投稿: kk | 2011年1月25日 (火) 21時11分
子供の頃からの疑問なのですが、ラッセルの屋根に
乗っているタンク状のブツはなんなんだろう・・?
エアータンクかなぁ・・
画像を拝見していて、子供の頃見た鉄道の図鑑を
思い出しました。
投稿: SCR | 2011年1月26日 (水) 08時34分
そうですよ。札幌住まいです。
車で数分で札幌駅北口に行けますよ。
最近の駅周辺は電気屋とホテルとデパートが
立ち並び変わり果てましたよ。北口はオフィス街
な感じですよ。逆に大通4丁目付近は昔のデパートが
頑張ってますが、札幌駅前の大丸デパートに
負けてますね。
投稿: グライフ | 2011年1月26日 (水) 09時54分
ラッセル車など見た事もなく子供の頃の教科書か何かでチラッと雄姿を見た記憶があるだけです。
これは雪を左右に押しのけるものですか。
山で膝の上まで雪にめり込んで膝を折って踏み固めながら難儀した事があります。
あれだけの雪を脱線せずに押しのけるなんて相当な自由量がないと出来ないでしょうね。
プロペラのようなものを廻して吹き飛ばすのがあるようですが今はアレになってしまっているのですか?
何にも知らないのでゴメンナサイ。
投稿: 610 | 2011年1月26日 (水) 21時07分
SCR さま今晩は
屋根の上にあるのは空気タンクです。機関車に積むか内蔵しているコンプレッサーから空気が送られ、ここに貯めます。そしてその力で、羽を広げたり、何とかという前についているブレードを上下させたりします。
グライフさま今晩は
私が札幌に居た頃のデパートは、そごうとか五番館でしたが、それらは全滅しましたね。
610 さま今晩は
プロペラのようなものをまわすのは、ロータリー車です。ラッセル車で線路の雪を掻き分け両側に寄せますが、雪の壁が高くなるとラッセル車で寄せる場所もなくなるので、ロータリー車は羽を広げ雪を中にかき寄せローターで飛ばし、ラッセル車用のスペースを確保します。
投稿: kk | 2011年1月26日 (水) 22時54分
珍しい画像ですね。ほんとに懐かしいです。
これが動いていた当時を思い出しました。横手駅の手前の駅から通学していました。当時多く見たのはラッセル車でしたがすごい迫力で感動した事が甦ります。(昭和20年後半)
投稿: tetsu | 2011年1月27日 (木) 09時21分
tetsu さま今晩は
横手にお住まいの頃がおありでしたか。
今年の横手は豪雪でひいひい言ってますが、昔の横手はこの程度は普通であったような気がします。
そして当時のラッセル車ですと、押していたのは横手機関区で入換え用に在籍していたデフレクター無しのC58でしょうか。
想像するだけで楽しくなります。
投稿: kk | 2011年1月27日 (木) 23時03分