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2010年11月27日 (土)

土田牧場

201011019001_w Camera: Pentax 67, Lens : SMC Pentax 45mm F4, Film : Rollei retro 400S, HC110, IR72 Filter

牧場の風景は、すっきり広々としていて好きです。私が特に好きなのは土田牧場。

鳥海山を背景に、日本海に面した高原にあります。ココは、ジャージー種の乳牛を育て、乳製品を作って牧場経営をしているのですが、ここの乳製品は本当に美味しい。

201011020002_w 日本海からの風を受けた高原に生える牧草を食べて育つジャージー種の乳牛のミルクですから、美味しくないハズは無いのですが、この季節、この風景の中でいただくホットミルクは格別の味です。

201011020004_w 売店とレストランはありますが、観光バスがやってくるようなところではなく、のんびり出来るところも素敵です。

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2010年11月24日 (水)

Papitolによる低温フィルム現像

201011015001_w Camera : 5x7 box camera, Lens : Nikkor-w 150mm f5.6, Film: Royal pan, Papitol-c

有効期限が切れた古いフィルムを現像する場合、一番適した現像液はHC110です。古いフィルムはベースフォッグが発生し、コントラストが低下し、感度も下がっているので、強力な現像能力を持った現像液で、短時間に現像することが必要になるからです。また、ベースフォッグを抑えるには、温度を低くすることも有効です。HC110だと、この要求を自在にコントロールできるのです。

しかし、残念なことにHC110は日本では取扱いが無くなり、海外から取り寄せるしかありません。現像液の有効期限は無視出来るとしても、海外から取り寄せストックしておくことは容易ではないです。

そこで、この用途の現像液を自分で処方するか、既存の現像液を探すか、する必要があります。この時、思い当たるのがパピトールです。

パピトールは印画紙用の現像液ですが、希釈してフィルム現像で使用しても問題無いことを先人が証明しております。ならば、この希釈倍率と温度を調整して、古フィルム用の現像液ができないかと考えました。これが使えれば、コストパフォーマンスに優れた古フィルム用の現像液が出来上がります。

パピトールは8L用の2剤に分けた粉末で市販されております。MSDSを見ると、A剤が現像液で、B剤がPH調整薬のように思えます。また、A剤を見ると、おそらく、主薬はここに出ない分量のフェニドンでしょう。とすれば、アルカリを弱めれば、メトールをフェニドンに置き換えたD-19みたいなモンになる訳で、D-19は古フィルム現像で使用される代表的な現像液だから、ぴったりの現像液になるはずです。

そこで、A剤を溶かして、加えるB剤を加減して、手ごろな現像液を作れば良いのですが、そのテーマはまた後に探るとして、とりあえず、オリジナルのパピトールでどんな感じに仕上るか興味津々です。

それに、空気に触れることを前提にして強いアルカリを持つ印画紙現像液は、瓶詰めにすれば保存性も良く、ある程度の期間なら希釈現像原液として十分使えます。そこで、全量を2Lのお湯に溶かし。
ペットボトルに小分けして、4倍濃縮液を作り、保存します。

使うフィルムと条件は決まっているので、現像方法を固定し、ちょうど良い希釈倍率を探せば良いのです。とりあえず、EI=100で撮影した期限切れ25年モノのRoyal Panを4倍濃縮原液を1:20、15Cで現像してみました。

先のHC110に比べて、コントラストが少し強くなるものの、粒子は細かく見えます。ネガはパピトールの方が薄い感じに仕上がります。

私は個人的にハイライトが飛ばないHC110の方が好きですが、薄めで、コントラストが高く、微粒子感のあるネガが好きな人には、パピトールもお勧めです。

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2010年11月23日 (火)

千秋公園2010晩秋

201011017002_w Camera: Pentax 67, Lens : SMC Pentax 45mm F4, Film : Rollei retro 400S, HC110, IR72 Filter

記憶の中にある風景を映像で残しておきたいと考えるようになりました。ただ記憶と同じ風景は現実にはすでにありません。記録にはならないので、記憶に近い風景を記憶に近い形で撮影して、楽しむ趣味と割り切ろうと思っております。

表題の写真は高校生の頃通った図書館の前の道です。

201011017003_w Camera: Pentax 67, Lens : SMC Pentax 45mm F4, Film : Rollei retro 400S, HC110, IR72 Filter

秋田県立美術館の前のポスト。ずーっと現役なのか、レトロ感の演出の為に再登場したものか、不明です。

201011017005_w Camera: Pentax 67, Lens : SMC Pentax 45mm F4, Film : Rollei retro 400S, HC110, IR72 Filter

久保田城の門ですが、私が子供の頃は無かったので復元されたものでしょう。その城門以外は当時のままです。

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2010年11月22日 (月)

JR東日本のお得でなくなる切符

Dsc02584_w 来月の4日から東北新幹線が新青森まで開業します。その影でJR東日本が密かに行っている事が、お得な切符のお得感を消して行くこと。

すでに三連パス等は乗車券のみのタイプになり、特急料金は別払いになっておりました。

今回の新幹線の青森開業では、東京からの、函館・青森、秋田・大館フリーパス、また逆方向へのそれぞれのお得な切符が、同じように乗車券タイプのものに変わってしまいます。

これらの切符は新幹線、特急はもとより、B寝台個室も使えるものだっただけに、残念です。

この看板はもうすぐ消えるのでしょうが、切符とともに、看板の写真のED75が牽引するあけぼのはもう見られないものだし、キハ48のリゾートしらかみの青池編成ももうすぐおしまい、そしてE3のこまちも数年で見納めになってしまいます。

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2010年11月19日 (金)

Kodak Royal Pan

R0013870_w KodakにRoyal Panというフィルムがありました。Royal Goldというネガカラーのことではありません。ISO400の白黒フィルムです。何でもTmax400がこのフィルムの後継者にあたるようです。

現在のTmax400はTグレイン技術を使ったフィルムで、伝統的な銀粒子フィルムのTX、昔のTri-xとの住み分けがあり、それぞれにファンが居るのですが、昔のRoyal PanはTri-xとはどのような関係だったのでしょう。

このフィルムに関係する情報は、今では驚くほど少なく、ネットで手に入る情報にも限りがあります。検索すると、ピンホールカメラに良いとか天体写真に良いとかの話くらいです。

このマニアックなフィルムを5x7というマニアックなフォーマットで、マニアックな期限切れ25年モノを大量に仕入れてしまったので、現像方法を考えなければなりません。

このフィルムで推奨されるオリジナルの現像処方は、HC110、B希釈により、皿現像で6分、タンク式で8分です。ただ、ISO400のフィルムで期限切れ25年モノとなると、感度の低下、ベースフォッグの増大という問題を抱えています。もともとベースフォッグに強いHC110が推奨現像液に指定されていたので、打つ手は限られてしまいます。が、EIを下げて100程度で撮影する、HC110の濃度を上げる、現像の温度を下げる、連続攪拌方式で現像することが浮かびます。

とりあえず、自分の部屋の壁を蛍光灯の光で撮って、現像のテストをしてみました。これならいつでも同一条件で撮影できるので、現像のテストに便利です。汚い部屋の写真を撮ることには抵抗がありますが、仕方がありません。

201011013001_w Camera : 5x7, Lens : Nikkor-w 150mm F5.6, Film : Royal pan, EI=100,HC110,B,20c,6m30s

あまりにも汚い床や、周辺の壁をカットして中央だけトリミングしたのが、この作例です。ちょっと全体的に濃いかなぁ、と思われるネガになりましたが、スキャンすると使えそうです。

このフィルムはEstar Thickベースで作られているので、もともとカブリ防止の為に、中性灰色濃度の着色がされているものと思われます。それも、フィルムの乳剤の感度の高さから、結構濃い濃度と思われます。したがって、現像が仕上ったフィルムを見ると、灰色の中に、どの程度が経年劣化のためのカブリで、どの程度がカブリ防止の着色なのか区別がつかないのです。

おそらく、このフィルムは、まだ当時の感度を保っております。全体的に濃かったのは、EI=100で通常現像した為、露出オーバーになったものと思われます。ただ、5x7のカメラでISO400は不要です。EI100で使うこととし、もっと温度を下げてみることにします。

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2010年11月15日 (月)

成田屋が和藤内を務める国性爺合戦

R0013859_w 今回、日中関係がちょっとおかしいこの時期にどうして国性爺合戦なんだ、と思いながら、団十郎丈の和藤内見たさに、国立劇場に行ってまいりました。

国性爺合戦は近松門左衛門作の歌舞伎作品でありますが、本来は文楽です。歌舞伎で上演すると通しで上演しても、三段目までです。1998年12月の歌舞伎座で曲がりなりにも五段目まで上演したのが、歌舞伎では唯一の記録ではないでしょうか。あのような舞台はもう永久に無理でしょう。ひょっとしたら、いつか海老蔵丈がやってくれるかも知れませんが。

この演目は通常三段目までを通し狂言としているところが曲者で、役柄的に言えば、ここで命を落とす、錦祥女と渚のほうが主役の和藤内より出番が多くなります。そして、この芝居の印象は錦祥女もさることながら、渚の役者の出来に左右される気がします。今回は錦祥女を務める藤十郎丈は、1993年10月の国立劇場の同公演では渚を務めていて!素晴らしかった。今回の東蔵丈も良かったけれど。ちなみに、藤十郎丈が今回演じた、錦祥女のほうは........ごめんなさい、前回の継母である渚のイメージがダブってしまいますね。

一方、和藤内は、紅流しの場での名せりふ「南無三、紅が流るる」で決まる数分間が、全体を通しての見所です。ここでの団十郎丈はいかにも丈らしくて結構でございました。わざわざ見に来たかいがあったというものです。せりふ的には1993年の富十郎丈の和藤内の活舌は忘れられませんが。

もともと、和藤内なんて言う変な名前は和(わ)でも唐(とう)でも無い(ない)意味の洒落であって、このしゃれっ気が身上です。だから、和藤内は荒事である必要があり、荒事であるから、この突っ込みどころが満載の演目を持たせているものと思います。現実離れしていた方が良いのです。

私にしても、荒事の和藤内を見たさにこの演目を見ているのであり。それ以外の事柄、「ニッポン」が多すぎる台詞、重症患者の前でおふざけをしながら、主役の着替えを待つ演出等々、はっきり言って、「痛い」のです。

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2010年11月14日 (日)

ちょっと不可解

201011009001_w Camera : 5x7 Llens : verito 9inch, Film : shanghai 100,F8,1/30,Rodinal : 1:50,12m

201011010001_w Camera : 5x7 Llens : verito 9inch, Film : shanghai 100,F8,1/15,HC-110 1:100,15m

5x7のサイズが気に入ったので、いろいろ試写しております。と言っても私の撮影は試写ばっかりですが.....。それに、私、このフィルムをあまり信用しておりません。

大切だと思う物の撮影を、さらに使い易いとはいい難い5x7のカメラを使っては、このフィルムをもっと良く知らないと、やり辛いものがあります。

今日も新たな驚きがありました。

絞りを変えず、シャッター速度を変え、現像液を変えたら、結果が想像以上に違ってしまったのです。

上の写真ではわかりにくいので、拡大してみると.....。

201011009001_w2 これがEI=100のRodinal

201011010001_w2 こちらがEI=50のHC110

絞りは変えてませんから、被写界深度は同じです。と言うか、そもそもソフトフォーカスレンズなので、被写界深度を深めるような絞りにはしておりません。

それなのに、ココまでイメージが違うのは、HC110の超希釈現像をしたことによって補完効果が出たからでしょうか。連続攪拌で現像しているのに?

どうせ試写するなら、もっと安定したレンズで、良い条件の時に、同じ条件で撮影して、現像方法を変えるべきなのですが、欲張ってレンズやフィルムや現像方法まで試しているので、訳がわからなくなって来てしまうのです。

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2010年11月13日 (土)

内房の茅葺屋根の家

201011007001_w Camera : Pentax 67, Lens : SMC Pentax 55mm F4, Film : TMY2, Rodinal

私の趣味には、テーマみたいなものはありませんが、だらだらと、気合を入れずに続けていることがあります。

それは、日本の茅葺屋根の写真を撮って記録している事です。これは、私が中学の頃から、なんとなく続けている事ですが、もし、気合を入れて記録を続ければ、今頃はある程度まとまった資料になったハズですが、なにせ、だらだらしてましたから、資料としての価値はゼロです。

写真の家は内房にありましたが、惚れ惚れするくらい立派にメンテナンスされております。今時、綺麗な茅葺屋根が見れるのは、文化資料として公共的に保存されている建物か、営業施設くらいなのですが、ここは普通の民家のように思えます。

普通の民家でこれほど綺麗にメンテナンスするのは、余程の覚悟が必要と思われるのですが、おそらく、それに値する家柄であるか、徳があるのでしょう。

もちろん、私は部外者で詳しいことは解りません。ただ、海辺でありながら気候は穏やか、昔からの大都市と比較的近い地域での茅葺屋根はこんな造りなのだ、と感動して見入ってしまいました。

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2010年11月 7日 (日)

Rollei IR400 シートフィルム

R0013848_w ローライの赤外フィルムはベルギーアグファが作っていたのですが、最近の製品ではアグファの名前を前面に出してきております。やはり、アグファのマークが入ると格好良い感じがします。

その赤外フィルムですが、ISO400の感度では現在唯一シートフィルムの設定があります。また、このフィルムはIRフィルターを付けずに、通常のISO400のフィルムとしても使えるので、末永くラインアップに残ってくれることを願います。

このフィルムで最初に驚くのが、フィルムの薄さ。通常シートフィルムはロールフィルムより分厚いのですが、このフィルムはぺらぺらです。おそらくポリエステルベースなので、シートフィルムとは言え、そんなに厚くできないからだと思いますが、ホルダーに入れにくく感じました。

おそらく、慣れれば、薄くぺらぺらなので、フィルムホルダーに入れ易いと感じるようになるのでしょうが、現在はまだ違和感が先にたって扱い辛く感じます。薄くて変なとこに入れそうで、不安になります。

現像は、ステンレスのタンクに入れてコロコロマシンでやってみましたが、ステンレスのタンクにペタッと吸い付くように張り付いて、扱い辛いです。

201011005001_w Camera: Super speed graphic, Lens : Apo Sironar N 135mm F5.6, Film : Rollei IR400, HC-110, R72

そして肝心の乾燥を経てみると、不思議とカールしません。平面を保っております。

シートフィルムのくせに薄いことに違和感がありますが、現在、一番使い易い赤外フィルムで唯一のシートフィルムです。シノゴで長時間露光で赤外写真を撮るのって意外と楽しいですよ。

201011006001_w Camera: Home Made 4x5, Lens : Apo Sironar N 100mm F5.6, Film : Rollei IR400, HC-110, R72

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2010年11月 6日 (土)

「無慈悲な鉄ついを下す」でしょ

201011003001_w_2 Camera : Fuji GA645, Lens : EBC Fujinon 60mm F4, Film : Rollei ATP1.1,Rodinal

ここは、海上自衛隊の館山航空基地です。もともとは帝国海軍の館山海軍航空隊の基地でああります。

航空写真で見ると、長い滑走路がありますが、この飛行場は現在は、ヘリコプター用で滑走路を軍用機が発着することはあるのでしょうか。ちなみに、現在もたまに流れるGメン’75のタイトルバックの滑走路はココだとか。

事前に申し込めば見学も可能で、付近には戦争遺跡が沢山のこっているそうです。このあたりは、風光明媚だし、食べ物も美味しいし、基地見学と江戸前賞味の日帰りバスツアーなんかがあれば良いですね。

ところで、その基地の前にこんな看板があります。

「自衛隊の基地側に向けて、花火を打ち上げることを絶対に禁止します!!」

そして、その理由が「火災の原因となり、沖ノ島海水浴場の閉鎖要因にもなります」とあります。

帝国海軍基地時代では考えられない看板ですね。逆の意味で。当時、海軍基地に向かって花火を打ち上げるなんて、発想自体があり得ないことだったでしょうから。

それにしても、また、禁止の理由も情けない。火災の原因になり、海水浴場の閉鎖の要因になるぅ?

自衛隊の基地に放火するなんて、普通に考えて、テロでしょう。で、その結果海水浴場が閉鎖になる、ってそれ以前の問題があるでしょう。

もし、館山海上自衛隊基地が爆発炎上したら、羽田空港だって閉鎖され、日本の空路がめちゃくちゃになることが予想されます。それを、海水浴場が閉鎖される恐れがあるって、何?

この看板、「自衛隊基地側に向けて花火を打ち上げることは、自衛隊に攻撃を仕掛けたとみなし、無慈悲な鉄ついが下されることになるであろう」とか書かれるべきではないでしょうか。

まあ、平和な日本を象徴するような看板ではありますが。

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2010年11月 3日 (水)

房総の四方竹

R0013846_w 写真の竹の子は四方竹と言って、秋に採れる竹の子です。

何でも高知県が本場らしいのですが、暖かい房総半島でも採れるようです。偶然寄った道の駅で見つけ、地元の人が買っているのを見て、何も解らず私も買ってしまいました。

道の駅は、各地の幹線道路にある休息施設ですが、地元の野菜の直売もあって、私は、かなりの確立で立ち寄ります。

野菜の直売は、観光客相手の地物野菜の販売の面もありますが、地元の人も、日常の食材として買いに来ているようです。

そして、これは私の掟ですが、道の駅には午前中に立ち寄り、地元の人が買っているようなものを自分も買う事であります。

一束、150円。珍しさの割りに安い買い物です。これなら調理を失敗して、まずくてもあきらめがつく。

食材は午前中に仕入れていたものの、帰宅は遅れて夕食には間に合いません、どう調理したら良いのか解らないのでとりあえず、保存することにしました。

保存の仕方もよく解りませんが、とりあえず、湯がいて、酵素を止め、冷蔵庫に入れれば、明日までは保つでしょう。

R0013847_w それでも、がまんできなくなって、湯がいたものの皮を剥き、オーブントースターで焼いて、塩を振りかけて食べてみました。ちょっとほろ苦くて、弾力のある触感があり、美味しいですよ。

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