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2010年9月20日 (月)

パターソンで4x5現像

Dsc02494_w 私、日頃はパターソンか後継製品のAPを使って現像をしております。

この現像タンクとリールだと35mm版も120も220も現像できるし、APだとモーターベースで連続攪拌現像も、また冷蔵庫の中で低温静止現像もしやすいので愛用しております。

唯一、不便だと思ったのはリバーサル現像の時で、第一現像の後、リールからフイルムを抜き取って日光浴をさせると、濡れたフィルムは、もうパターソンのリールでは巻けません。仕方なく、ナイコール型のステンレスリールに巻いておりました。もっとも、これは、反転露光をするからであり、薬品で反転させれば、こんなおバカな事は起こりません。

しかし、4x5の現像は、コンビプランのタンクか、ステンレスタンクで一枚ずつ現像しておりました。

そんな時に見つけたのが、このパターソン用4x5アダプター。パターソンの4フィルム現像タンクで、4x5が6枚現像できる優れものです。

これは、英国の写真家が自分の為に作ってもらったものだそうですが、ネットオークションで販売もしております。

Dsc02495_w 乳面を内側にしてフィルムをセットしますが、アダプターのぎざぎざとフィルムのノッチが同じ方向に来るようにセットします。

このような形状ですから、モーターベースでぐるぐるは推奨できませんが、通常の攪拌であれば、優しく操作することで、4x5のフィルムでも問題ありません。コンビプランのタンク等より全然安いし、操作もし易いように思われます。

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コメント

僕はドラムに斜めに6枚差し込む蚊取り線香のようなのを使っております。
LPLのカラー印画紙用と思われるゴロゴロマシンの回転もかなり緩やかなのでラクチンですが
暗黒中でのフィルム装填には気を使います。
これはシンプルで間違いが起きそうにないですね。
問題は高速な攪拌等でしょうね、水圧をかぶるんですからね。

投稿: 610 | 2010年9月20日 (月) 22時21分

610さま 今晩は

そうなんです、コロコロマシンだと寝るので、シートフィルムは重なってしまいそうなのです。
私のは、米国のコロコロマシーンなのですが、電圧も周波数も足りないくせにやたらと早く回ってしまうのです。

2枚とかならこのコロコロでも大丈夫かも。

投稿: kk | 2010年9月20日 (月) 23時11分

こんばんは。

私も自家現像しますが、ブローニーフィルムまでです。

しかも、LPLのステンレスタンクで適当に。

何十年も前からこの方法なのです。

やはりパターソンやAPのシステムは良いのでしょうか?

現像ムラができにくいと聞いたことがありますが…。

4×5フィルムが現像できるなら、試しに一つ買ってみようかなとも思ってます。

投稿: jun | 2010年9月21日 (火) 00時41分

Junさま今晩は

パターソンは現像ムラが出来にくいか、良く解りません。
ただ、私、現像ムラにあった記憶もありません。

あるとすれば、攪拌が円形なので、フィルムとリールの間を通り易い事は言えるかも。

もっとも、私の場合、超希釈現像をするので、ムラが出にくいだけかも知れません。

投稿: kk | 2010年9月21日 (火) 21時56分

へぇ〜こんなモノが有るんですね。自家現像から暫く離れている間にマニアックな物が出回るんですね。4X5の現像ってバットの皿現像でしかやった事無いですが、これなら明室で出来そうですねえ〜。

投稿: グライフ | 2010年9月23日 (木) 14時47分

グライフ さま今晩は

=>バットの皿現像
こちらの方がマニアックなような.....。

通常の現像タンクを使えるので、この器具は便利ですよ。

投稿: kk | 2010年9月23日 (木) 22時13分

ははは、写真学校じゃ皿現像が普通でしたよ。ぼんやり灯る緑色の電球灯して膜面のノリ具合を見ながら現像しますが、これが判りにくいんですよね。仕事では深タンクでしたからムラは皆無でしたが皿現像はムラ出易いですね。枚数少なければ簡単で良いもんですよ。

投稿: グライフ | 2010年9月24日 (金) 13時09分

グライフ さま今晩は

暗い緑色のランプ、学校の暗室にありましたが、使ったことありませんでした。何に使うんだろう、なんて思っておりました。

投稿: kk | 2010年9月24日 (金) 22時17分

僕は色弱なのかあの緑色の明かりはまったく見えません。
ランプが悪いのかと東芝のランプを何個買っても見えません。
ソケットの付け根のごく一部からかすかな明かりが感じられる場合もありますけどWWW

皆様が羨ましい。

投稿: 610 | 2010年9月24日 (金) 23時41分

610 さま今晩は

もともと、あれは暗かったような。パンクロの特殊印画紙も普通使わないので、暗い、使えないランプくらいの印象しかありません。

投稿: kk | 2010年9月25日 (土) 21時03分

610さん、あのボンヤリ暗い緑電球は点灯して少し時間をおいて暗さに目を慣らしてから使うとフィルムの膜面が見えてくるんですよ。確かに慣れない内は何が見えているかサッパリ判らないのですが練習すると見えますよ。私も若い頃数十本のフィルムをムダに練習しました。

投稿: グライフ | 2010年9月26日 (日) 10時50分

はじめまして、4×5の現像関連を探していたらここにたどり着きました。
これをどこで購入出来るのかを探していました。
実際の購入はどこがあるのでしょうか?
e-bayくらいしかわからなくて・・どこか国内で販売しているのでしょうか?
初めてなのにお聞きすることばかりで申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。

投稿: 銀犬 | 2010年11月30日 (火) 01時00分

銀犬 さま今晩は

私、これはE-bayで買いました。
これを使っているスタジオが自分の為に作らせたものを売っているようで、日本では販売しているお店は無いようです。

投稿: kk | 2010年11月30日 (火) 23時36分

私もこれを購入したのですが、爪の部分が現像出来なかったり、ムラが出ます。
その様な症状は無いでしょうか?
すみません、突然このような事をお伺いしまして。

投稿: tosha | 2011年6月30日 (木) 12時22分

tosha さま今晩は

私、これでは、拡販の問題があるので、超希釈か低温現像で使います。そういう時間をかけてもよい現像方法なら、ムラは起きません。あっても軽微です。

通常の現像では、だだでさえムラが起きやすいシートで弱い攪拌しかできない、この装置は不利だと思います。

投稿: | 2011年6月30日 (木) 20時00分

解決しました。
単純に私のインストラクションを見てなかっただけでした(恥。 ノッチと合わせる事とフィルムを押さえて爪が当たらないようにしたらD76 1:1で 初期2回 後は2分毎に1回の攪拌で問題なく現像出来ました。 
確かに構造上、ガシャガシャ攪拌する器では無いですね。
ありがとうございます。

投稿: tosha | 2011年7月 1日 (金) 10時15分

tosha さまおはようございます

それは、良かった。いずれ、このリールでは強い攪拌は無理なので、気をつかいますね。

投稿: kk | 2011年7月 2日 (土) 10時34分

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