これがギンネムです
先日、横浜の運河パークに植栽されている木がギンネムか?という記事を書きましたが。こちらは沖縄でよく見かけるギンネムです。沖縄空港のすぐ側の道端で撮影しました。
もともと、沖縄では緑肥としてギンネムを栽培していたようですが、ここまで普及した背景は戦争により、焦土と化した沖縄の大地に土壌の回復を期してギンネムの種子を米国が空中散布したからことが原因のようです。
このハワイ産種類のギンネムは、どんどん繁殖してしまって、今に思えば、生態系が.......と危惧もされます。ただ、生態系云々にしてみれば、戦争という、最悪の破壊をしてしまっているので、ギンネムの繁殖も仕方が無いことと思います。
このあたりの事情は、小坂町のニセアカシアの繁殖と通じるものがあり、上手く付き合ってゆくしか無いと思われます。上手く付き合えば、もともと悪い奴らではないので、土壌の保全の他にも、我々に恩恵をもたらしてくれます。
ギンネムも、最近は健康茶の材料に使われたりしているようです。そして夕方から咲く花も、情緒があってなかなか良いものですよ。
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コメント
沖縄は派手な色の花が多いかと思いきや、なかなか質素ないい花ですね。
夕日に映えるとはこのことかも知れませんね♪
投稿: ラ・ペルラ | 2010年6月 7日 (月) 15時39分
ラ・ペルラ さま今晩は
もはや、雑草化してますが、外から来た者にとっては南国情緒のうちの一つです。
投稿: kk | 2010年6月 7日 (月) 22時39分
マメの仲間なら空中窒素固定で荒れ地で優先的になれるのでしょうね.困ったちゃんですが,上手に利用出来れば...
投稿: れんずまにあ | 2010年6月10日 (木) 15時28分
れんずまにあ さま今晩は
終戦後、土壌保全に役に立ったので、ある意味、義理は果たした、みたいなところがあるのかも知れません。
まあ、棘がある訳でなく、お茶にもなるそうですから、そこそこ役に立っているかも。
投稿: kk | 2010年6月10日 (木) 22時56分