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2009年12月 6日 (日)

コピナールを使った古フィルム現像

2009120041_w Camera : Home made4x5, Lens: Apo Sironar 100mm f5.6, Film : Kodak 2475, Copinal 20c,5m

古フィルムを現像する場合、最も良い現像液はHC-110であったと信じております。この現像液をB希釈、出来ればA希釈にして、ヨウカカリウムを添加して、低温で現像することによって、ベースフォッグが抑えられ、コントラストも維持されたネガが出来上がります。

HC-110が無ければどうするか.....一般的に良いと言われる現像液はD-19、これでダメならD-8です。D-19とはコダックの硬調現像液、D-8とは同じく超硬調現像液を意味します。

しかし、D-8は保存性が悪く、原則、使用前に調合する現像液と考えるべきだし、ハイドロキノンを大量に使うので、出来れば避けたい現像液です。

そうすれば、市販品もあるD-19が現実的な方法と思えますが、日本にはコピナールという優秀なマイクロフィルム用現像液が、安価で手に入ります。

コピナールも保存性はあまりよくありませんが、常識的な保存性はあり、しかも安価なので、これが使えれば、それに越したものはありません。

2009120051_w Camera : Home made4x5, Lens ; Apo Sironar 100mm F5.6, Film : Kodak 2475, D-19, 20c,5m

そこで、D-19とコピナールを同じ条件で使って見ました。現像して出来上がったネガを見るとD-19がコピナールに比べて若干茶色っぽく見えます。中心部を拡大して、粒子感、ハイライト、暗部の出方を比べてみると、気持ちD-19の方がなめらかなように感じられますが大きな差はありません。

これなら、わざわざD-19を調合しなくても、コピナールで充分です。

ただ、残念なのは、このテストをしようとした動機になったコダックのレコーディングフィルムが、乳面にはげのようなトラブルを抱えていたことです。長尺なので、全部かどうか、まだ解りませんが。

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コメント

コピナールの成分はどうなってるのだろうと考えていました。
長らく市販の現像薬を購入した事がないのですが、現像能力は
高そうなブツですね。

HC-110って無くなるんですね。T-maxを売りたいのかな?

投稿: SCR | 2009年12月 6日 (日) 20時54分

SCRさま今晩は

コダックに相談したら、D76を勧められました、「D76なら調合するし、希釈現像ならT-maxですか?」と聞いたら、お勧めされませんでした。やはり、D76だそうです。

コピナールはMSDS見ると、メトールが入って無さそうだから、MSDSに乗らないフェニドンが主薬かなぁ。そういえばD-8は大量のハイドロキノンが主薬でしたっけ、性質は近いからおなじようなものかも。

投稿: kk | 2009年12月 6日 (日) 22時50分

日持ちがしないのはフェニドンだからなのでしょうか.以前から古カメラに偶然入っている古フィルム,あるいは乾板の潜像(もし撮影されていればですが)を現像したいと思っていますが,出たとこ勝負なので何を使えばよいのか人に聞いてはそのままにしています.強力に現像すべきなので印画紙現像液が良いとおっしゃるかたもおられました.さてはて.

投稿: lensmania | 2009年12月10日 (木) 09時12分

ensmania さま今晩は

中古カメラに入っているようなフィルムを現像するのに最も適した現像液はHC-110の高濃度、あるいはD-72の希釈だと思います。今度、古いフィルムでどちらがより適しているか比較してみますね。

投稿: kk | 2009年12月10日 (木) 22時04分

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