Lucky 100 ブローニー120
Camera : Fuji GF670, Lens : EBC Fujinon 80mm F3.5, Film : Lucky 100, HC-110
先日、Lucky100の35mmを紹介しましたが、本日はLucky100の120。フィルムは同じですが、120は裏紙があるぶんハレーションが少ないのではないかと心配しております。
思ったとおり、120は35mmに比べてハレーションが少ないようです。高性能レンズと蛇腹を持ったカメラを使用していることを割り引いても、裏紙の有無はある程度はレーションに影響しているかもしれません。
それでも、このフィルムはある程度期待に応えて120でもハレーションが出ます。出かたはバッキングの無いアエログラフィック2402と同じぐらいですが、あれは、正真正銘、古いフィルムであるので、現代のフィルムで古いフィルムの味わいが楽しめるとしたら、Lucky100しか無いでしょうね。
それにしても、このフィルムを使う時はテープか輪ゴムが必須です。まき止めのテープが外れているし、これを舐めて糊付けしても接着力が弱くてほどけてきます。フィルム交換を急いでいるとパニックになるので、輪ゴムみたいなものが必要になるのです。
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コメント
ぼくも御下賜のLUCKYブローニーを昨日から2本も使いました。
裏紙との接着が華奢でスッポ抜けたのが1本目、
カメラ側の光線漏れも収まったのでまたLUCKYを使いました。
使う前に暗室でセロテープ補強をしましたがこれは
反転巻きとりのリトレックだけでの仕事でしょう。
今日はハレーションのお世話になるような写真ではありませんが
オールドテッサーf:4.5と仲の良い写真になりました。
あす画像掲示板にUPします。
投稿: 610 | 2009年9月 1日 (火) 21時03分
610さま今晩は
このフィルム、最近のフィルムには無い緩さみたいなものがありますね。
なんだかんだで気に入ってしまったかも。
投稿: kk | 2009年9月 1日 (火) 21時09分
あ~やっぱり、輪ゴム持ち歩いてるのはボクだけでは
なかった・・笑
必ず最後の紙バンドは外れていますよね。
期待した自分が悪かったと反省しながら輪ゴムで止める
フィルムですね。
投稿: SCR | 2009年9月 1日 (火) 23時43分
おお、巻き止めテープのアラビア糊みたいなのが、不良なのですね?
よく、外注に現像を出す人は、このアラビア乗りをたっぷりとなめ上げて、のり付けし、わたしらのような、自家現像の人は、5mmもなめて、貼り付けて、剥くとき楽なように貼り付けますが、それは糊の接着力に余裕があるからですものね♪
この舐め上げる行為を、お若い女性もしてるのを見て、少し嬉しくなったわたしですが、はて、たしかに輪ゴムをカメラの片隅に多めに入れておかないと・・・・これが一流メーカーなら、フィルム乳剤の問題じゃ無くても、市場クレーム!
マニアは心広い!
でもこれくらいの緩さが、社会には必要な気もします。
写りも情緒的なら、希少なソフト系レンズよりも、普通のレンズでいい訳ですね。白だけが滲んでくれるなんて、なんて良い性格なんでしょう♪
投稿: ラ・ペルラ | 2009年9月 2日 (水) 17時20分
SCRさま今晩は
実は、最初にこのフィルムを開けた時に予想していました。
これは、相当ヤワなつくりであろう、と。
だから、あわてず、さわがず、余裕でパッチンです。
ラ・ペルラさま今晩は
このフィルム、面白いです。使い道を間違えなければ、とれも優れた戦力になるでしょう。カールだってローライに比べれば、無いと言っても良いくらいです。
一応、定着は硬膜剤入りを使いました。
投稿: kk | 2009年9月 2日 (水) 21時07分
SCRさま今晩は
実は、最初にこのフィルムを開けた時に予想していました。
これは、相当ヤワなつくりであろう、と。
だから、あわてず、さわがず、余裕でパッチンです。
ラ・ペルラさま今晩は
このフィルム、面白いです。使い道を間違えなければ、とれも優れた戦力になるでしょう。カールだってローライに比べれば、無いと言っても良いくらいです。
一応、定着は硬膜剤入りを使いました。
投稿: kk | 2009年9月 2日 (水) 21時08分
幼少の頃、夏の暑い日、祖母の家の竈周りの薄暗いイメージと外の蒸し暑さが帯びさまされる!そう言うイメージを確かに作れると思いました。
2枚目の障子の雰囲気、子どもの白いシャツの美しさ、なかなか他のフィルムでこう使うのは、なかなか腕が必要かもしれません♪。
そして他のほとんどのところにシャープ感が残る写真!
確かに使い方でとても良い、表現に結びつくと思いました。
いがいと、リアリティーと情緒感のバランスで考えると、今まで見せていただいた赤外系の写真よりも、親近感という点では、使えると思いました。
あえて、こういう設計にしたであろう、フィルム設計の遊び心もなかなか良いですね。
投稿: ラ・ペルラ | 2009年9月 3日 (木) 10時50分
ラ・ペルラさま今晩は
>リアリティーと情緒感のバランス
まさに、その通りですね。最新のTグレインのフィルムでは難しい表現をいとも簡単にやってしまいます。
>あえて、こういう設計にしたであろう
これは違うような....。最新の技術のフィルムが作れないだけだと思います。全体のつくりを見ても。でもLuckyです。
投稿: kk | 2009年9月 3日 (木) 20時56分
藤本写真工業がフィルムを出したのかと一瞬錯覚した私は愚か者.
最新の...というより50年は優に遅れているのではないでしょうか。生きた化石で撮影している、考古学的な快楽。いいなあ。
投稿: lensmania | 2009年9月 4日 (金) 11時34分
lensmania さま今晩は
生きた化石、良いですね。
いつまでも進化しないでいて欲しいものです。
中途半端に進化したら、ただの使えないフィルムですもん。
投稿: kk | 2009年9月 4日 (金) 20時48分