CD-3の謎
Camera : Contax G1, lens: Biogon 28mm F2.8, Film : Reala 500D, Home made ECN-2
私は映画用のカラーフィルムの現像用にECN-2を処方しますが、無水亜流酸ナトリウム、一水塩炭酸ソーダ、重曹、ブロムカリを混ぜた液に、CD-3を溶かしただけの簡単なものです。これにCD-4を溶かすと自家製C41になります。
ところが、私は最初に処方したECN-2こそまともに働いたものの、二度目は失敗に終わってしまいました。CD-3が上手くなじんでいないことが原因かも知れません。
その折、SCRさまより中国製?のCD-3を頂き、これが良く溶けそうな粉末だったので、それを使って再挑戦しました。
ところが、やはり、CD-3は上手く溶けてくれません。気を取り直してテスト撮影をしたフィルムを現像してみたところ、は真っ黒になり、そのくせ像はうっすらとしか出てきません。テスト撮影とは言え、写ってほしいコマも沢山あったのに....。
これで、ダメならECN-2はきっぱりあきらめるつもりで、今度は、CD-3を予め少量の水に溶いてから、他の薬品が入った液体に混ぜます。CD-3は真水に良く溶けて、しかも相手が真水の場合は赤くなりません。この液をを主薬抜きの保存液に混ぜると、シューという音がして、完全に溶解が出来てます。
現像するフィルムを作る為、急いで近くで明るそうな物を写して現像してみると、ちゃんと像が出てきます。
この2つのネガは、主薬以外の薬品の量も同じ、CD-3の量も同じ、温度も時間も同じです。違いはCD-3の溶かしかただけです。それにもかかわらず、これだけ違うのは何故でしょう。謎です。しかし、CD-3を水に溶かしてから加えれば良いことは学習できたとおもいます。
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コメント
私もD76のメトールをCD-3に置換して使用していますが
まずはCD-3を水に溶解した後、亜硫酸ナトリウムやその他の薬品を
投入しています。CD-3が溶解不十分だとモロモロの固まりになりませんか?
主薬が働かない状態ですから、上のネガも納得だと感じます。
投稿: SCR | 2009年9月22日 (火) 23時30分
SCRさま今晩は
CD-3がモロモロになるのは、何が原因でしょうね。あれだけ水に溶けるのに、何か不純物があるとモロモロしてしまう。
ほんと、不思議です。
投稿: kk | 2009年9月23日 (水) 00時21分