ねぶたに思う
Camera : caon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L
今年の東北三大夏祭りでは、青森のねぶた祭りと仙台の七夕祭りが賑わい、秋田の竿灯祭りが苦戦したとか。ねんでもこれはETF割引の日と、祭りの日程の兼合いのせいだとか、ニュースで見ました。
しかし、秋田で生まれて育った者として、私は別の見方をしております。秋田の竿燈は見世物であってお祭りでは無いのです。ちなみに私は、昔の竿灯祭りの会場から徒歩十数分の所にすんでおりましたが、子供の頃からこのお祭りは全く他人様のものでした。このお祭りに参加できる子供は秋田市内でも限られた町内だけだったのです。基本的に竿燈は伝統芸能であり、限られた者が継承して行く技で、祭りは、技の披露の場なのです。
それに比して、青森のねぶたは、観光客でも祭りの正装さえすれば、ハネトとして自由に参加できます。ねぶたには懐の深さとダイナミズムがあるのです。
世の中、不景気になると、祭りで憂さ晴らしでもしたくなるのは当たり前で、ダイナミズムのある祭りに人気が出ているのでないでしょうか。
青森ねぶたも、この懐の深さが災いして、一時期、よろしくない輩の乱入によって荒れた感じになった時もありましたが、今は、そんなことも無く、本当に良い祭りになったと思います。こういう祭りがあるところが羨ましいなぁ。
この日はこどもねぶたの日、子供の頃から参加しやすい祭りです。
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コメント
ねぶたは大阪御堂筋パレードで現品を拝見した事が
ありますが、組立式で完成すると御堂筋一杯に幅に
なったことを思い出しました。
竿灯はだれでも出来るはずもなく、伝統芸能ということに
肯いてしまいました。見たこと無いから秋田にも行って
みたいものです。
投稿: SCR | 2009年8月10日 (月) 22時22分
SCRさま今晩は
ねぶた祭りのハネトの格好は、目立つようになっているのですが、もし、ねぶた祭りが大阪で行なわれていたら、すごいことになっていたかも。
投稿: kk | 2009年8月11日 (火) 00時16分