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2009年8月30日 (日)

とある親睦会

2009080211_w Camera : Fuji GF670, lens : EBC Fujinon 80mm F3.5, Film : Rollei Retro 400s, HC-110

私のシゴトの業界では年に一回、温泉で親睦会を開催しております。親睦会といっても、夕方各自が例年同じ温泉旅館に集まって、お風呂に入り、芸者をあげて宴会をして、翌朝、各自で朝食を食べ、家に帰ると言った気ままなものです。

参加費はタダなのですが、タダでもおじさんと飲むのは嫌な若者は誘っても来ることは無く、いつも不人気で、参加者は常連のおじさん達ばかりでした。

私は、誰も行かないのもナンダということで仕方なく付き合ってきましたが、今年は「来年は来れないかも知れない」と思い、積極的に参加することにしました。

この思いは宴会の席でいやおう無く実感しました。かつて宴会場を埋め尽くしたお膳の列が半分になっています。かなりの常連さんも居なくなっております。去年はあそこから何人かまとめて来たけど、会社が無くなったからなぁ。なんて話が飛び交います。

そう、ここに来た人たちは皆、来年は自分は居るかなぁ、と思いつつ、運がよければ、また来年、と挨拶して去ってゆきました。

私は、記念撮影でもしようとカメラを持って行ったのですが、宿に入る前に1枚撮っただけ、後はすっかりカメラのことなど忘れておりました。

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2009年8月29日 (土)

ガンダムが居た景色

Img_7109_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

それは、ゆりかもめの車内からも確認出来たのですが、いざ近くに寄ると、その巨大さに感動を禁じ得ません。お台場の公園に立つガンダムの姿を見た者は、ほぼ例外なく驚きます。

1/1のでっかいガンプラと言ってしまえばそれまでなのですが、それが実際にある世界は、想像でしか無い世界とはまったく異次元のものです。

ネットでバーチャルの世界で満足している者は、実物を目の当たりにした感動は別物であることを知るべきです。そんな初歩的な事を、このガンダムは実に鮮やかに教えてくれます。

Img_7117_w ただ、残念なことは、このガンダムは今月末で解体されてしまうことです。この場所は公園なので、イベントが終われば明け渡さなければならないのです。

Img_7123_w でも、日本のどこかでガンダムは再び立ち上がることを信じております。

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2009年8月26日 (水)

Lucky 100

2009080173_w Camera : Contax G1, Lens : Planar 45mm F2, Film : Lucky 100, Micro Fine

Lucky 100は中国産の白黒フィルムなのですが、SCRさまから頂いたまま、手が付かずにおりました。

35mmのフィルムは空撮用やらシネマ用やら変ったフィルムの入手が続き、パトローネに入った普通の?フィルムを使う余裕が無かったからなのですが、最近このフィルムの特性を利用した、諸先輩の素晴らしい作品を見るにつけ、マネしたくなったので、使ってみました。

このフィルムの特性というのは、なにか光源が背景にあると派手に滲むことで、フィルムとしては、「劣っている」状況なのですが、妙に懐かしくもあり、綺麗にも思えるものです。

とりあえず、近所の保存農家で撮ってみた写真の一つがこれ。滲んでますねぇ。

ちょっとクセになりそうです。

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2009年8月24日 (月)

さよならオリエント急行

Img_0865_w Camera : canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

今日、オリエント急行が今年の12月で消えるというニュースを見ました。このオリエント急行はアガサ クリスティのミステリの舞台となったオリエント急行殺人事件のオリエント急行と、同じと言えば同じ、違うと言えば違うものです。

同じと言う意味は、このオリエント急行EN469はかつて西洋とアジアの入口を結んだ列車の成れの果てという意味で同じ。違う点は、かつての豪華列車の面影は、この列車には微塵も無いことです。

今、パリからイスタンブールまで列車で行くとしたら、パリ東駅を7:24に出発するTGVに乗り、ストラスブルグを経由してドイツのシュタットガルトまで行き、そこで11:58発のECに乗り継ぎ、オーストリアのザルツブルグ経由でフィラッハに18:43到着。そこから始発の夜行急行に乗り換えセルビアのベオグラードに翌朝6:21着。ベオグラードを7:50発のイスタンブール行きに乗ると、かつてのオリエント急行始発駅イスタンブール シルケシ駅には翌朝8:19に到着。のべ47時間55分の汽車旅が最速ルートです。

このルートは、ウィーンを通った初代のルートと、クリスティのオリエント急行殺人事件のシンプロン オリエント急行のルートを半々に組み合わせたようなルートですが、かつては無かったルートです。

また、このルートでストラスブルグとザルツブルグの間は、現行のオリエント急行と重なるので、この間だけオリエント急行に乗ってみるのも面白いかもしれません。

それが出来るのは今年の12月まで.......行きたいけど無理だなぁ。

表題の写真はEN469オリエント急行の始発駅、ストラスブルグです。なんとなくエキゾチックな駅ですね。

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2009年8月23日 (日)

CD-3 TEA

R0012707_w CD-3とは、カラー印画紙やリバーサルフィルムの現像主薬ですが、ネット仲間のSCRさまは、このお薬を白黒フィルムの現像に使って、面白い効果をあげているので、お願いして、分けていただきました。

メトールと同じような処方で、メトールより軟調な現像が可能なようなのです。私はマイクロフィルムの軟調現像に嵌っていて、その用途に考えていたメトールTEAを上回る効果を期待したのです。

実は私もCD-3は数グラム持っているのですが、私の薬はとにかく水に溶けにくく、小さな塊になっていつまでも沈殿してしまいます。私は、この薬品でECN-2という映画用のフィルム現像液を処方していたのですが、あまりの扱いにくさでECN-2はもうやめようとしておりました。白黒の現像液など、もってのほかです。

しかし、SCRさまから頂いた薬はよく溶ける。ちょっと水溶液は毒々しいピンクになりますが.....。これならCD-3 TEAも出来そうです。

フィルムを切って、裏紙に貼り付け、いつものようにPearl IIIで撮影し、メトールTEAのメトールをCD-3に置き換えて現像液を調合して現像してみます。現像時間はHC-110の希釈現像と同じ時間からスタートします。

R0012711_w ところが、何か変です。像が薄すぎ、さらにフィルムが綺麗な青紫に着色しております。この処方でTEAには、水に溶けて弱アルカリになり、現像主薬のCD-3が働く環境を整えることなのですが、その働きをしてなさそうです。まるで、全く別の物質が化学変化で出来たかのようです。画像の上はHC-110での現像、下がCD-3 TEAです。

よく解らないけど、CD-3とTEAはあまり相性良くない。今日の結論でした。

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2009年8月22日 (土)

TOYO Super Graphic

Img_7076_w 写真のカメラは、Graflexのスーパースピードグラフィックと酒井特殊カメラ製造のトヨ・スーパーグラフィックです。非常に似たカメラですが、そのハズで、トヨ・スーパーグラフィックはグラフレックスがスーパースピードグラフィックの製造を中止した後、酒井特殊カメラ製造が引き継いで製造権とパーツを買って日本で組み立てたものだからです。

その主な違いは、トヨ・スーパーグラフィックがトップカバーの中央にアクセサリーシューを持っていて、90mmから360mmまでズームするファインダーをつけることが出来たことです。写真のカメラでは改造されておりますが、スーパースピードグラフィックは左上に特殊なアクセサリーシューを取り付け、固定のファインダーをつけることができました。あと、スーパーグラフィックがレールとか、外装が黒なのにたいして、スーパースピードグラフィックはグレィです。

いずれのカメラも、レンジファインダー付きのプレスカメラでありながら、あらゆるあおりが出来、バックのレボルビングもできる優れたカメラです。私の価値観では、これらのカメラはリンホフより上の史上最高のテクニカルカメラであります。

あと標準レンズは、スーパースピードグラフクにはRodenstock製のOptar135mmで、1/1000まで出せるレンズシャッターと組み合わされております。一方トヨ・スーパーグラフィックではP-Toyonon 127mmを標準レンズにしております。

このP-Toyonon のPですが、PressのPだとする説とPolaroidのPだという説があります。当時国産で127mmF4.7というレンズがあったのは富岡光学のTominon又はYashinonとマミヤのSekorでしたが、このレンズ、ちょっと見には富岡のレンズに見えますが、確証はありません。酒井特殊カメラ製造は各種の焦点距離のカムを作っておりますが、Toyononと言う名前のレンズはこれだけで、他の焦点距離ではニッコールやフジノン、そして望遠ではシュナイダーを指定しておりました。と言う事は127mmF4.7以外、大判レンズが無かったメーカーのレンズである可能性が高いですね。

200908013_w Camera : TOYO Super Graphic, Lens : P-Toyonon 127mm F4.7, Film : Across Micro Fine

作例はF5.6と絞っておりませんが、そのせいか、レンズの性質か光が柔らかいですね。三脚が使えないのでテーブルにおいて1/1ですから、微妙にぶれているかも知れません。

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2009年8月20日 (木)

松尾鉱山跡

Img_7057_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

最近、硫黄と言えば自殺の道具の原料とか、石油や石炭の厄介な不純物のような、どちらかというと負のイメージのする鉱物です。

しかし、以前は日本の産業を支える重要な鉱物資源で、これを求めて人々は山の奥深く、雲の上まで街を作って暮らしておりました。松尾鉱山もその一つですが、東洋一と言われたくらい大きな規模のもので、全盛期には1万3千人以上の人口があったそうです。

現在でもコンクリート作りのアパート群が廃墟として残っており、当時の面影を忍ばせます。このアパート群は鉱山を見下ろすように建っていたので、鉱山はアパート群の手前から右下に下りて行きます。

そのあたり、昭和51年の航空写真を見ると一面に灰色で所々赤黒い池があるなどいかにも荒涼としているのですが、その後、土を盛り植林をするなどして自然の回復に努めているようです、また坑道からは鉱毒水が出るのでそれを半永久的に中和する施設も作られております。

この、現状回復のための努力と費用だけでも、かつて硫黄を採掘して得られた繁栄を帳消しにして、さらにマイナスにもって行きそうな勢いですが、それは人々がその時々で一生懸命頑張ってきた結果なので、仕方が無いことだと思います。

その前提で、改めてアパート群の廃墟を見ると、なんだか寂びしげに思えてきます。同じ産業遺跡でも炭坑遺跡とはまた違った寂しさです。

ここも赤外写真で撮っているのですが、思ったほどの効果はないようです。一応貼っておきます。

2009080111_w Camera :  Fuji GF670, Lens: EBC Fujinon 80mm F3.5, Film : Rollei 400s, R72, HC-110

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2009年8月18日 (火)

FT-2 パノラマカメラ

R0012690_w 先日610師匠のところに遊びに行った際、FT-2という珍しいパノラマカメラを拝領しました。このカメラは、旧ソビエト連邦のパノラマカメラで、近年のHorizonのベースになったカメラです。

FT-2というぐらいなので、当然FT-1もありますが、それはピストルで有名なトカレフがデザインしたプロトタイプで、ごく少量のだけ製造されたようです。またFT-1の次のモデルはFT-2ではなくFT-3となり、これはシャッター速度と絞りが可変になるもののパノラマの幅が96mmと小さくなったようです。

その後、このFT-2が出来、このモデルが完成し量産されたようです。レンズはインダスター50mmF3.5、フレームは24x110mm、シャッター速度は1/100,1/200,1/400。

実際のところは、レンズはスリットで蹴られるので表記はF=5となり、シャッターもガバナーを全て入れた1/50がありそうです。

師匠のFT-2はさらに被写界深度をあげるために絞りが追加されF=8、内面反射対策までほどこされております。

Ft21 ところで、このカメラのキモは専用のフィルムカートリッジを使用すること。それも送り出し、巻き上げと2個必要です。というのはこのカメラはフィルムを巻き戻すように設計されておらず、一方のカートリッジから他方のカートリッジに移すようになっております。

このカートリッジが無い為このカメラは生産台数の割に、全く見る機会がないカメラになっているのですが、師匠はこのカートリッジを送り側で自作し、巻取り側では直巻きにして暗室作業で現像タンクに移すようにして使っておりました。

2009080122_w 2009080121_w Camera : FT-2, lens : industar 50mm f3.5, Film : plus-x 5321, HC-110

この自作のカートリッジもつけてもらったので、後は試写するだけでしたが、思ったより苦労しました。とにかく勝手がちがって、コマダブりをしたり、ネガが薄かったりだったのです。思うにこのカメラのシャッター速度は表記よりちょっと早いのかもしれません。上のカットでは右側にシャッターむらがあるようにも見えます。また、下の写真は11枚目。お台場の夕陽が綺麗だったので逆光のテストがてらに撮ったカットです。しかし、これを撮ったおかげで、このカメラで撮りたかったメインの被写体であった1/1ガンダムがフィルム切れで撮れませんでした。涙;)計算では12枚撮れるハズですが、コマ間が開いたことで、最後のコマが110mm取れなかったのです。

それにつけても、驚きなのはこのパノラマの広さ。改良版のHorizonでは普通のパトローネが使える代わりに24x58mmと狭くなったことを考えると、このカメラは工夫しながらも使ってゆく価値は大きいと思います。師匠、ありがとうございます。

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2009年8月15日 (土)

横浜の古民家

2009070181_w Camera : GF670, Lens : EBC Fujinon 80mm F3.5, Film : Rollei Retro 400s, R72, HC-110

稲がすくすくと育つ水田、茅葺の屋根、綺麗な青空。典型的な日本の農村の風景です。最近は田舎に行ってもここまで見事なロケーションに建つ古民家は少なくなりました。

ここは、私の家の近くの横浜に残された農村の風景です。......と言うのはウソで、横浜市が管理している保存民家です。

このような古民家は、こんな形で保存されなければ、美しい姿を保つことは困難です。現代の人が現役で住んでいる住宅には、住むための「傷」がかならず付きます。テレビのアンテナも立てたいでしょうしBSのパラボロアンテナもつけたいでしょう。電気、電話線はもちろん引き込み、エアコンの室外機も置きたいですね。

また、昔の工法で建物をメンテナンスするには、多額の費用がかかります。

私は、文化財として古民家が保存されることに、大賛成です。現役の住居で無いことに何のマイナス面はありません、自由に写真を撮れることを考えれば、良い面の方が多いように思います。

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2009年8月11日 (火)

手宮線の踏切

2009080035_w camera : Fuji GF670, Lens : EBC Fujinon 80mm F3.5, Film : Rollei Retro 400s, R72, HC-110

手宮線とは北海道で最も早く開通した鉄道の一部で、幌内の石炭を手宮の港まで輸送することが、その目的でありました。その後、国鉄に買い上げられ、国鉄は南小樽から新たな線路を函館に向けて架設し函館本線としたので、南小樽から手宮までの旧線は手宮線と呼ばれるようになった由です。

小樽の人たちは、この鉄道を産業遺産として大切に扱っているので、旅客扱いを廃止して45年以上、完全に廃線になって25年近くなろうとしているのに、いまだに線路も踏切も存在しております。

Img_6893_w その中で、面白い踏切を一つ紹介します。これは、長い間放置されている警報機の無い踏切ですが、踏切には昔の案内板が残っております。そこには、「この踏切には敷板がありませんので車両(馬そりを除く)は通行できません。期間12月25日から3月31日まで」

おそらく、雪がない間は敷板が無い踏切を車輪で渡るなどと言う事はだれもしないので問題ないけれど、雪で線路の間が覆われる間、ここを車輪で渡ろうとして、線路の間に嵌ることを警告した案内板でしょう。馬そりなら、嵌らないからOKなのでしょうね。

それにしても馬そりは車両だったのですか。

そういえば、冬の小樽は公道を走れるウインカー、バックミラー装着のスノーモービルが酒屋の配達で使われておりましたが、この案内板はそれ以前のものでしょうね。

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2009年8月 9日 (日)

ねぶたに思う

Img_6763_w Camera : caon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

今年の東北三大夏祭りでは、青森のねぶた祭りと仙台の七夕祭りが賑わい、秋田の竿灯祭りが苦戦したとか。ねんでもこれはETF割引の日と、祭りの日程の兼合いのせいだとか、ニュースで見ました。

しかし、秋田で生まれて育った者として、私は別の見方をしております。秋田の竿燈は見世物であってお祭りでは無いのです。ちなみに私は、昔の竿灯祭りの会場から徒歩十数分の所にすんでおりましたが、子供の頃からこのお祭りは全く他人様のものでした。このお祭りに参加できる子供は秋田市内でも限られた町内だけだったのです。基本的に竿燈は伝統芸能であり、限られた者が継承して行く技で、祭りは、技の披露の場なのです。

それに比して、青森のねぶたは、観光客でも祭りの正装さえすれば、ハネトとして自由に参加できます。ねぶたには懐の深さとダイナミズムがあるのです。

世の中、不景気になると、祭りで憂さ晴らしでもしたくなるのは当たり前で、ダイナミズムのある祭りに人気が出ているのでないでしょうか。

青森ねぶたも、この懐の深さが災いして、一時期、よろしくない輩の乱入によって荒れた感じになった時もありましたが、今は、そんなことも無く、本当に良い祭りになったと思います。こういう祭りがあるところが羨ましいなぁ。

Img_6752_w この日はこどもねぶたの日、子供の頃から参加しやすい祭りです。

Img_6815_w ハネトは正装で参加しましょう。写真に写っている人の格好がここでは正装。観光客用レンタル衣装で3000円くらい。

Img_6744_w 囃子方、ハネト、扇子持、ねぶたの順番で次々とやってきます。

Img_6828_w 帰りの電車。一本乗り遅れると大変。

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2009年8月 8日 (土)

旅のカメラとフィルム

R0012688 旅に出る時はカメラを3台持って出かけます。一台はCanon EOS 5Dに24-105mmのズームをつけたもの。メインの機種です。もう一台はRicohのGX100。いつもポケットに入れて、メモの代わりに使っております。最後の一台は、中判の白黒フィルム専用機、昔はPearl IIIかHasselblad 500CMでしたが、最近はGF670です。

白黒で使用するフィルムはいろいろ使っておりましたが、当面RolleiのRetro400Sに統一しようとして、最近、大人買いをしてみました。

このフィルム、以前買ったものとバッチが変っていて、Agfaのロゴが付けられております。AgfaのOEMなのは解っておりましたが、前面にでてくるようになりました。Superpanchromatic nagative filmとも書かれております。赤外域にも分光感度を伸ばしていることを、こう表現しているのでしょう。粒子とか、シャープさ、現像のし易さ等、フィルムのスペックで言えば、量販店で290円で買えるTMY2の方が上だと思いますが、私は、何となくこのフィルムを気に入ってしまったので、しばらく旅に出るときは、このフィルムをもって出かけます。

あと、R72のフィルター。R72はケンコーの商品名で、各社によって様々な商品が出ておりますが、黒赤の、ほとんどの可視光をカットするフィルターです。このフィルターをつけたり外したりして同じカメラ、フィルムで撮影します。フィルターを外してISO200,つけてISO25に設定して撮影できます。

ちょっと建物が傾いていて恥ずかしいのですが、上の写真はフィルターなし、下はフィルターをかけて撮っております。カメラはGF670.このカメラ6x6でも使えますが、私は6x7しか使ったことがありません。

2009080033_w

2009080032_w

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2009年8月 7日 (金)

かっぱ狛犬

Img_6556_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

最近、ネットで知り合った先輩達の影響で、神社仏閣に行くと、まずは狛犬チェックをする癖が付きました。狛犬はいろいろなレパートリーがあって楽しいのですが、お決まりは、必ず阿吽の形をとっていること。

一方が「あ」の発音を、もう一方が「うん」の発音をする形で「あうん」、万事の最初と最後を表しているそうです。

Img_6557_w ここ、岩手県遠野市のカッパ淵の側にある常堅寺にある、カッパの形をした狛犬でも同じ事です。表題の写真が阿形、上の写真が吽形です。

たまたま、外人観光客をボランティアの日本人ガイドが案内していて、「これはKomainuと言って、左右にあってお客をお迎えしている犬ですよ」と説明するのを耳にして、お前、それは違うだろ、そもそも狛犬は.......と思いましたが、英語にするのが面倒くさくて、素通りしました。

ひょっとして、ガイドさんも本当の意味を知っているものの、英語にするのが面倒だから、差しさわりの無い説明をしたのかも知れません。こうして都合の良い事がまた一つ生まれる訳です。

ところで、ここのお寺の狛犬はカッパ淵という観光地にある狛犬だから都合よくカッパの形をしている訳ではありません。

Img_6560_w もともとココにはカッパが居て、人に悪戯をしたり、お寺の火を消したり、人々と長い付き合いをしているのです。だから、今でも、頭のお皿に賽銭をもらったり、大好きな胡瓜を供えてもらったりしているのです。

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2009年8月 6日 (木)

旅行に行ってきました

昨日までちょっと旅行に行ってきました。旅行の目的は親や友人と会うことでしたが、いろいろな「おまけ」も付けてみました。順番に写真で見ていくと...。

Img_6477_w 1.昔、村上の岩間崎キャンプ場でキャンプをしたことがありますが、夜中の海といさり火、そして夜汽車が綺麗だった記憶があります。ここをEF81が牽く団体臨時列車の回送が走るというので、訪ねてみました。日中に客車が走ることなど滅多にありませんから。ここまで村上駅からレンタサイクルで来ましたが、結構辛い物がありました。

Img_6644_w 2.秋田から青森まで、北東切符で行くなら、リゾートしらかみが便利、それもボックスシートが、混まない時には、お勧め。コンパートメントの中は、寝台のようにシートアレンジが出来、寝ながら海が見れます。

Img_6846_w 3.今や、昔ながらの夜行急行客車列車は「はまなす」だけになりました。この日は12両の長大編成、立ち席まで出る満員の自由席、と正統派の夜行急行の魅力がてんこ盛りです。昔、若者が北海道周遊券で北海道を旅した雰囲気が、この列車には残っております。

Img_6860_w_2 4.朝、目を覚ますと、機関車の顔が見える、という感覚は、自由席での夜明しとともに貴重です。久々に満喫しました。今回の旅行の目玉の一つです。

Img_6936_w 5.札幌に着き、西武百貨店と丸井今井百貨店に別れを告げて、カシオペアを見送った後、すぐに千歳空港に向かいます。福岡行きの最終は18時。札幌-福岡便は日本列島を縦断するので、一見国内線、最長フライトかと思って期待していましたが、東京-那覇便にも負けます。せっかく札幌に来たのだから空港でラーメン食べたい。これから福岡を経由して横浜に帰るまで、毎食ラーメンにしようかなぁ。

Img_6947_w 6.福岡空港からの地下鉄で乗ったトイレ付きの103系。こちらでは当たり前なのでしょうが。私的には目から鱗の車両。103系もやれば出来る子だったんだなぁ、と妙に感心。

Img_6994_w 7.福岡空港への途中、博多駅では幸運にも貨物列車が止まっておりました。長大編成で機関車の先頭が見れなかったのですが、ED76の牽引。交流専用機の終焉も近い気がします。旅行には貨物列車時刻表も持って行ったのですが一度も出さずに終わりました。ですが、偶然見ることが出来て、めでたしめでたし。

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2009年8月 1日 (土)

夏休み突入

待望の夏休みに入りました。休みって、日ごろ休みが取れたらこんなことがしたいなぁ、と思っている事のほとんどができずに終わるのが常です。

今回、自分で好きに使える時間は限られているので、欲をはらずに、JR東日本JR北海道パスでとりあえず北上、その後飛行機で南下、帰郷するツアーを計画しました。

とりあえず、出発しましたが、まだ宿泊地も完全に決まっていない....。どうなることやら。

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