Rollei ATP 1.1
Camera : Fuji GF670, Lens : EBC Fujinon 80mm F3.5, Film : Rollei ATP, EI=32, M-Tea
コダックから超微粒子特殊フィルムのテクニカルパンが無くなって久しいのですが、今でもこのフィルムにとり付かれている人は多く、ネットオークションで当方も無い額になったりします。
しかし、RolleiからATPというフィルムが出ていて、これは現役で各種のサイズが手に入ります。ATPというフイルムの名前は正確には Advanced Technical Panで進化したテクニカルパンという意味であります。
実際にこのフィルムと昔のテクニカルパンの比較サイトがあり、これを見てみると、凄いフィルムであることが解ります。
このフィルムもローライの他の新フィルムと同じようにアグファが作っており、パッケージにも Made in Belgiumとあります。
このフィルムは本来コピーフィルムで、超微粒子、ハイコントラストの性質を持っております。しかし、こういうフィルムを軟調現像して、いかに超微粒子の 連続トーンの写真に仕上げるか、という楽しみもあるのです。
今回は、私のテクニカルパンの標準現像液のM-teaを使って、同じ時間で現像してみました。違いは、テクニカルパンはEI=50で撮影するのに対して、ATPはパッケージ通りEI=32で撮影したことです。左はテクニカルパン。Hasselblad, Planar 80mm 70mmマガジンによる撮影です。
見た感じではEI=50でも行けそうです。
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コメント
弊社ではテクカルパン長巻きを購入したものの、使いあぐねて
放置中でありますが、こちらの画像を拝見すると使いやすそうな
フィルムですね。これなら水素増感の手間もなさそうだし・・笑
投稿: SCR | 2009年7月25日 (土) 23時52分
GF670の高性能なレンズとこのフィルムを使えば、最近の流行に乗った、中判もろくに撮らないアマチュアオヤジの、何故か?の8×10大判流行を尻目に、大判では撮れない精緻なスナップ写真!という新ジャンルが・・・♪
工夫が新しい表現を面白くしそうです。
しかし、ホルガあたり撮ってた人が8×10にトライして~露出計の使い方も解らない、そんな時代であります。なんかね、一人やるとみんな真似たがる?なぜ日本人って、そうなんだろう?俺は同じ事したくないというkkさんみたいな人は少ないですね。
投稿: ラ・ペルラ | 2009年7月26日 (日) 00時45分
SCRさまおはようございます
貴社のテクニカルパンEI=100は衝撃的でした。あのフィルムを使って通常撮影をした、最高感度記録ではないでしょうか。
私はC41の長時間現像は無理なので、感度を50までとして、軟調現像液を探します。
ラ・ペルラさまおはようございます
このフィルム、精密感は素晴らしいです。粒子も感じない。ただ、クルンクルンにカールして扱い辛いだけで...。
投稿: kk | 2009年7月26日 (日) 09時54分
海外通販でATP買うつもりですので激しく背中を押されました.
日持ちがしない軟調減像処方はやだなあと思っていたので,上記のHC110超希釈や,ご紹介のろぢなーる300倍もなかなかいけるじゃないと目から鱗です.
ペルラ様,オヤジが使う8x10は下手こくと中判の解像度以下ということが身にしみています (^^;)
投稿: lensmania | 2009年7月26日 (日) 21時15分
lensmania さま今晩は
このフィルム、カールで悩むrolleiの中でもかなりクリンクリンです。後は、これをどう捉えるかですね。
投稿: kk | 2009年7月26日 (日) 21時50分