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2009年7月29日 (水)

Kodak Imagelink HQ

R0012550_w Kodak Imagelink HQはコダックのマイクロフィルムです。日本では富士がミニコピーという名前で普通のカメラで使えるパトローネ入りのフィルムを市販しておりますが、これは日本限定で、35mmサイズのマイクロフィルムに普通はパーフォレーションはありません。そんな理由もあり、マイクロフィルムを普通のカメラで使うことはありませんが、Zeissのレンズテストでは解像度のテスト用に使われており、何とか使ってみたいフィルムの一つです。

マイクロフィルムは通常16mm、35mmの長巻きフィルムがありますが35mmは長期保存用で、ネットオークションで待っていてもなかなか出てきません。しかし、出てくれば大した競争もなく手に入ります。一般に、使い道はありませんから。

入手したフィルムも、パーフォレーションはありませんので、このフィルムで撮影しようとすると、昔のゼンマイ巻きのリコーのハーフカメラ等を使うか、120の裏紙に貼り付けて、ブローニーカメラで使うしかないのです。超微粒子、高解像度のフィルムなので、ゼンマイ巻きハーフカメラで使うのが似つかわしいと思いますが、今回はあえて、ブローニーカメラを使ってテストしてみました。というのも、マイクロフィルム撮影の世界ではフルサイズは、32mmx45mmであることから、120の裏紙にフィルムを貼り付けて645のカメラで撮ると、「フルサイズ」になるからです。このフィルムの本筋に近くなります。

120の裏紙に35mmのフィルムを貼る方法は、先日書いた116の裏紙に70mmフィルムを貼る方法を参考にしてもらえば良いのですが、35mmフィルムを一旦、パトローネに詰めて、先端を裏紙にあわせると楽です。最初の貼り付けで平行が狂うと後が大変なので、薄明かりのところで、先端の貼り付け作業をしたいのです。

120の裏紙に貼り付けてしまえば、後は通常の120フィルムと同じに扱えます。645のカメラでもこの目的で使い易いのは、645を縦が長い、縦位置で通常撮影をするようなカメラ、昔の蛇腹カメラが適当です。ファインダーの上下を均等に全体が半分になるようにテープを張ればOKです。そこまでしなくとも横はそのまま、縦は半分、と思えば十分です。

2009070194_w Camera : Pearl III, Lens : Hexar 75mm F3.5, film : Imagelink HQ, HC-110

このフィルムの本当の感度は解りませんが、階調を残すとすればISO50が限界で、出来れば25以下が良いと思われます。現像は出来る限り軟調現像をする必要があります。一説によるとコーヒー現像が良いようなのですが、コーヒー現像は奥が深そうなので、後の楽しみとして、とりあえずHC-110の最高希釈を使います。希釈濃度はG。5mlの原液を薄めて合計600mlの現像液にします。これで20c30分。

R0012546_w_2 出来上がったネガは、一見35mmに見えないのですが、紛れも無く35mm。もう少し現像時間を短縮しても良さそうです。このフィルムはパンクロマティックですが、赤に対して感度が低くそうです。

2009070193_w

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コメント

世界にばらまく高価格レンズの信頼保証書にフジやイルフォードのフィルムは使われず、コダックが選ばれる・・・・仕方が無いことですが、納得です。ヤハリ、納得する重みの差?必ずありますものね♪

しかし、kkさんの恐ろしげな取り組みも、佳境に入ったようで!
わたしなんか、127を切り出すのさえ嫌だな!と逃げ腰ですのに。
これは凄いことですね。世界でも645→パーふぉれーション無しの35mmで楽しむ人は皆無でしょうから♪


投稿: ラ・ペルラ | 2009年7月29日 (水) 15時59分

ラ・ペルラ さま今晩は

実は、このフィルム、マイクロフィルムですから、マイクロフィッシュ用の10.5mmx180Ftの長尺があります。

さすがにその長尺を切り出すのはしんどいですから、扱い安い35mmで現像データを蓄積してから、と思って励んでます。

35x45mmのネガも面白いのですが、手軽さでは普通のカメラが一番なので、ネットオークションでレニングラードを見ては、衝動を抑えております。

投稿: kk | 2009年7月29日 (水) 19時29分

なるほどね~・・リコーハイカラーなら35mmとして
使えるのか・・パーフォレーションが無いだけでダメダと
思いこみますが、そうじゃないんですね。
裏紙での645も目から鱗ものです。
クリエイティブな発想、恐れ入ります。

投稿: SCR | 2009年7月29日 (水) 21時32分

お話を伺うと,某自動半裁35mmカメラのレンズ/シャッターを取り除いてフィルムバックとして使うこともふと妄想してしまいました.またはRBなどの645バック.裏紙がなくても,上下にスペーサーを設けて中央に220のように巻き込む手が有る気がします.
出来れば高解像度に見合った光学系もつけてあげたい気がしますがこれは貧乏性というものでしょうか.
よくただみたいな価格でノンパーフォレーションのミニコピーが売られていますが,俄然興味が出てきました (^^)

投稿: lensmania | 2009年7月29日 (水) 21時35分

SCRさま今晩は

35x45のフォーマットも面白いでしょう。現像すると、35mmじゃないような錯覚にとらわれます。マイクロフィルムはフィルムの番号とか、マークとかが無いのでフィルムの幅ギリギリまで使えます。スキャンが大変だけど。

lensmaniaさま今晩は

良いアイディアを聞きました。わたし、Pentax645の220バックならいくつか持っておりますので試してみようかなぁ。

巻き取り側のスプールに上下に下駄履かせて、ダークバック装填すれば、いけそうですね。

Pentax645に合わせれば、どんなレンズでも使える....。

投稿: kk | 2009年7月29日 (水) 22時00分

はじめまして、zonと申します。私も間違って買ったノンパーフォレーションフィルムの使い方に悩んでいましたが、手持ちのカメラで、voigtlaenderのvitoとCanon EOS 10sがフィルム送りにパーフォレーションを使っていないことを発見?しました。vitoはそのまま使えます。EOS10sの場合はパーフォレーションをかける歯車はありません。フィルの巻き取り軸にフィルムをひっかけるための穴が必要です。このためパーフォレーションフィルムの切れ端を巻き取られるフィルムの最初の部分にセロテープで継ぎ足してやればうまくフィルムが巻き取り軸に引っ掛かり巻き取りが始まり、撮影可能になります。何らかのご参考になれば幸いです。

投稿: zon | 2010年2月14日 (日) 22時53分

ZONさま今晩は、良いことを教えてくださり感謝感激です。

voigtlaenderのvitoは探すのが大変でも、Canon EOS 10sなら何とかなるかも。レンズもそのまま使えそうだし。

早速探してみます。

投稿: kk | 2010年2月14日 (日) 23時15分

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