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2009年6月 5日 (金)

Fuji Reala 500D

2009060023_w Camera : Contax G1, Lens : Planar 45mm F2, Film : Fuji Reala 500D, Home made ECN2

ムービー用のフィルムのカーボンバッキングの除去が上手く行かなくて悩んでおりましたが、フジのフィルムは比較的バッキング除去が上手く行くとの情報をSCRさんと、爺さんのブログで仕入れていました。

これで、ダメなら諦めようと最後に望みを託したのがReala500D。フジの新しい映画用のフィルムはEternaを名乗っているし、タングステンの500TもEterna, ディライトの250Dも
Eterunaなので、500DもやがてEterunaになるかも知れませんがとりあえず、現行品です。

このフィルムはムービー用のDaylight用では唯一の、ISO500で粒状性も良く、使い道は広いと思われます。入手したのは400ft巻きなので、とりあえず50ftくらい巻き取って、ディローダーに入れパトローネに詰めます。余談ですが、最近ごく薄のフィルムばかり触っていたので、分厚い映画用フィルムは新鮮な感触です。

テスト撮影を済ませたフィルムは、ECN2処方のバッキング除去液に浸しバッキングをふやかします。つぎに薄い水酸化ナトリウム水溶液で水洗します。この段階でかなりのバッキングが流れ出てきます。コダックのフィルムから流れる液よりも粒子が大きく期待が持てます。

そしてECN2処方の現像液で普通に現像、漂白、定着、水洗し、タンクを開けると、パターソンの白いリールが煤けてない。乾燥のため吊るしてスポンジで拭いてみても煤が付かない。嬉しい!バッキングは綺麗に取れておりました。

2009060026_w スキャナーでスキャンしてみると、無調整では茶色っぽくなりますが、コダックほどではありません。ホワイトバランスを調整すると一発で通常のカラーに調整出来ます、コダックより扱い易いです。

もともと映画用の原版ネガフィルムは、低コントラスト、解像力重視、で色のりも押さえ気味に忠実だと思っております。さらに現像液もECN2を使っているので、C41よりも低コントラストで抑えた色味になるはずです。実際の映画はこの原版から、反転コピーされますが、この過程で通常のコントラストと彩度のポジになるものと思われます。

2009060028_w_2 スキャナーでは、ガンマーを調整することによって同じ効果が得られます。本来ならもっと彩度を下げれば良いのですが、上記の二つの作業ではこんな感じです。

このフィルムは面白そうです、もっと使い込んで見ます。まだ100m以上残っているし。

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コメント

またまた面白いフィルムの紹介、ありがとうございます。前から映画のフィルムを一般撮影に使えないかと思ていたのですが、少なくともこのフィルムはOKと言うことが分かりました。

入手はどうなさるのでしょう。

投稿: arata | 2009年6月 6日 (土) 01時33分

おはようございます。こちらも、たまに400ftのエテルナ500Dから
チビチビ使っております(笑)
この面倒くささを受け入れられる精神状態の時しか使いたくないので
おそらく一生有りそうな気がするフィルムですね(笑

投稿: SCR | 2009年6月 6日 (土) 07時25分

arataさまおはようございます

このフィルムはE-bayで買いました。結構よく出てますよ。

投稿: kk | 2009年6月 6日 (土) 08時35分

SCRさま、おはようございます

バッキングが取りにくいKodakは無理ですが、これなら前浴がちょっと変わる程度なので、出来そうです。

私、35mmのカラーフィルムは買い置きが無いので、これを使って行くかも。ISO500 って会社帰りの撮影には魅力です。

でもカメラがG1.....泣。

投稿: kk | 2009年6月 6日 (土) 08時47分

コダックのフィルムは、世界中のどこでも、あらゆる古いカメラでも使えるような設計難のでしょうか?ハレーション防止+帯電防止、スクラッチさえ付きにくい・・・そんなしたたかなフィルムの処理は、何かデーター公表しているのでしょうね?

たしかにレンズ変えるよりも、フィルムや現像変えた方が写りの結果は大きく変わるので、kkさんのフィルム行脚もよく理解できます。
わたしには、そこまでの研究心が無いので、現状の白黒
フィルムを冷凍庫でも買い入れて、貯めておくのが精一杯かしら?

少なくとも、カーリングの少ないフィルムがこれからも残りますように!

投稿: ラ・ペルラ | 2009年6月 6日 (土) 11時40分

ラ・ペルラさま今晩は

これから先フィルムが無くなって行くのですから、使えるうちいろいろなフィルムを使うのは楽しいです。

そういえば、先ごろ、おまけで正体不明のフィルムをもらったのですが、だんだん正体が解ってきました。

そんな、楽しみもありますね。

投稿: kk | 2009年6月 6日 (土) 19時10分

こんにちは。
気になった疑問があります。
映画用のネガフィルムにもオレンジマスクがあるのでしょうか?
素早くネガからラッシュをするはずなので、反転ポジを作るネガ(面倒な言い回し)はベースが透明であろうかと思いますが、撮影フィルムはどうなのでしょうか。
オレンジマスク自体は、プリントを前提に色を整える意味でできた技術ですし。

投稿: 銀治 | 2009年6月 8日 (月) 11時40分

銀治 さま今晩は

普通のネガと同じで、暗いオレンジのベースです。

映写用のフィルムを、カラープリントと同じ乳剤を透明フィルムに塗った物と考えれば、通常の密着焼きを透明フィルムにしているようなものです。

実際はもっと複雑だと思いますが、原理はそんなものと考えております。

投稿: kk | 2009年6月 8日 (月) 20時40分

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