Kodak Vision2 50D
Camera : Conatax G1, Lens : Planar 45mm F2, Film : Vision2 50D, EI=50, Home made ECN2
以前、Kodak Vision 500Tというムービー用のフィルムをテストしたことがありましたが、タングステン用のフィルムで色調整が大変だったので、それっきりになってしまいました。
代わりに登場したのがVision2 50D、ISO50でディライト用のフィルムです。ムービー用のフィルムの魅力の一つに微粒子があるので、どうせなら最も微粒子のフィルムを使ってやれ、と思い低感度微粒子フィルムのこれにしました。
Camera : Conatax G1, Lens : Planar 45mm F2, Film : Vision2 50D, EI=50, Home made C41
最初は通常のネガフィルムのようにC41を調合して現像してみました。しかし、どうも発色が変なので、ECN2を調合して現像してみました。ムービー用のフィルムはカプラーがCD3用で作られているからです。
ところが結果はorz。同じように緑がかったオレンジに傾いております。フィルムベースが黒っぽいので、それが悪さをしているのかもしれません。
それに加えてカーボンバッキング。カーボンバッキングは事前にしっかり落としているハズなのですが、現像を終えるとリールはすすだらけ。フィルムのベース面は洗剤をつけたスポンジで拭くものの乳面にまで落ちたバッキングが着いて汚してしまいます。
何か、疲れがどっと出たような......まだ、続けるのかこんな事........。
PS.ちなみに作例の中で何となく、紫っぽい部分はカーボンバッキングを剥離する工程で、乳面にへばりついたものと推定されます。これは後で、石鹸で取ろうとしても落ちない。現像時にやればどうなのでしょうね。
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コメント
ガハハ・・・お疲れ様でございます。
CD-3は何十キロもあるから必要なときは言ってくださいね。
バッキング処理液は42~44度アタリの高温の方がスッキリとれます。
それでも残るから、定着後、カーボンを溶解する普通の固形手洗い石けんを手に付けて
フィルムを拭う様に取ればスッキリします。
私の場合、中外のラボ用C41でそれほど補正無しで大丈夫ですが・・・。
只今、爺さんさまから教えて頂いた、これのモノクロ利用を始めようとしています。
投稿: SCR | 2009年5月 1日 (金) 09時36分
SCRさま今晩は
=>CD-3は何十キロもある
ほとんど第七サティアン状況ではないかと...。
今度石鹸使ってみます。やはり廃油石鹸が良いのかなぁ。
モノクロ利用はいわゆる銀残しでしょうか、それは良いアイデアかも。
投稿: kk | 2009年5月 1日 (金) 20時31分
おおっ,これはなかなか!と最初思ったのですが読み進むうちに加速度的に萎えて,最後は修行にも似た求道者への賛辞しか残りません (^^;)
投稿: lensmania | 2009年5月 2日 (土) 11時20分
lensmania さま今晩は
Kodakの最近のフィルムEktar100も技術の基礎は映画用Visionにあるので、Visionシリーズはネガカラーの最先端フィルムであることは間違いありません。
このバッキングさえなければ.....。
私は比較的低温で処理していましたので、今度思い切って温度を上げて見ます。あとアルカリ濃度も。
投稿: kk | 2009年5月 2日 (土) 20時45分