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2009年3月30日 (月)

70mmマガジンでの作例

20093152_w Camera : Hasselblad 500 C/M, Lens : Planar 80mm f2.8, Film : Tri-X Pan, EI=200, HC110

70mmフィルムマガジンを使って、1982年に期限が切れているTri-X Panでテスト撮影してみました。ISO感度を200まで下げて撮影しております。

1980年頃D76で現像したフィルムが手元に残っていたので、それと比較してみると、随分「かぶり」があって、何となく全体が黒ずんでおります。

まあ、遊びだから、この程度使えれば充分です。

それより、スキャナーのホルダーも無いし、カールも酷いし、ネガのシートもありません。そちらの方が困った問題ですね。

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2009年3月26日 (木)

Hasselblad 70mm マガジン マニュアル

R0012004_w 旅行の写真の現像もできないまま、また帰省して家を開けます。ネットから遠ざかりますので、ハッセルブラッドの70mmマガジンの紹介でもしておきましょう。

R0011994_w R0011995_w R0011996_w かつて70mmのフィルムは、写真のような小箱の中に缶入りで15フィートのサイズで売られておりました。この缶を開けると写真のようなパトローネに入ったフィルムが出てきます。

R0011997_w ハッセルやリンホフの70mmマガジンを買うと、空のパトローネが一個付属していて、そのパトローネを巻き取り側につけて使用することになります。

中古市場で70mmのマガジンをよく見ますが、このパトローネが無いものが多く、探すと意外と大変なので、このパトローネが付属しているものを買いましょう。

R0011998_w 70mmのフィルムのパトローネは、35mmのものと違い、フィルムは巻き戻しません。パトローネを開けるとスプールには金属の半円の輪がくっついているので、スプールにフィルムの乳面を内側にして巻き、この金属の輪で上から挟み込みます。

R0011999_w フィルムが入っているパトローネも同じ構造になっていて、こうすることで、巻き取られたフィルムは最後にスプールから離れて、全てが巻き取り側のスプールに巻き取られることになります。この小さな金属の輪は、その意味で非常に重要な役割をになうので絶対に無くさないように心がけます。

R0012081_w ハッセルブラッドの70mmマガジンは、金属の止め具で2つのパトローネを押さえることになります。パトローネの位置が悪いと、シャッターは切れません。この目安になるのが2つのインジケーター。パトローネが正しい位置に収まれば、左側のインジケーターが赤色から白色に変ります。

R0012082_w 後は、レバーを巻いて1を出してカメラにセットすればおしまいです。1が出るとマガジンの右側のインジケータが半分赤に変ります。後は、一気に72枚撮ってしまいましょう。

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2009年3月24日 (火)

遺影について

Img_3572_w 私の父は、写真を撮られるのが嫌いなのだ、と私は思いこんでいて、正面から彼の写真を撮る事はありませんでした。

しかし、父母が一緒に居る時の姿は好きだったので、よく望遠レンズで盗み撮りをしていました。ちょっと考えて見れば、息子が実の父母の写真を撮るのに、望遠レンズで盗み撮りをする必要など無いのですから、ちゃんと声をかけて撮れば良かったのです。

ただ、老夫婦の写真を撮ると、コイツ、遺影のつもりで撮っているな、と思われるのも嫌だったし、また、コトダマのようになるのも異やだったので、あえて、ちゃんと撮らないようにしていた観はあります。

とはいえ、遺影にも使えるような写真も撮っておかなければと言う思いがつのり、一年ほど前、この写真を撮った後か前に、ハッセルブラッドにプレストを入れて、家の中で正面から写真を撮らせてもらいました。

先日、その父が亡くなり、遺影にする写真を探したところ、案の定ちゃんとした写真が無く、結局この時撮った写真を使う事になりました。

ウチの場合、亡くなった年齢にかかわらず、ジイサンの遺影は彼が10代の時の写真、バアチャンの遺影は彼女が40代か50代のものを使っておりますので、父の遺影は誰よりも年寄りくさい事になり、母ははじめ不満そうでしたが、もう少し良いものを見つけたらそれに変えることにして、とりあえず納得してもらいました。

しかし、葬儀を終えて、参列者に写真をほめてもらうと、だんだん納得してきたようです。

写真的には、写真屋さんが白黒フィルムをスキャンして、顔だけを切り抜いてスーツ姿の台紙に合成してプリントアウトした物なので、私としても不満があります。よくもこんなに不自然に仕上げたものだと思うデキなのです。

それでもご近所さんからお褒めの言葉を頂戴した理由は、目線の柔らかさと顔の自然さ。彼の目は、室内で椅子に座ってリラックスしながら、カメラを構えた息子を見ている訳ですから、集合写真の切りヌキの写真とはまるで別物で自然なのです。

今では、ほとんどの人がデジカメを使って簡単に写真が撮れるし、写真屋さんの方でも、出来ればデジタルデータで写真が欲しいようなので、身近な人が、デジカメで遺影を撮る時代が来るかもしれませんね。

私としては、銀塩で手焼きしたオリジナルの写真を、今回使った写真と摩り替えたい気持ちでいっぱいなのですが.......スーツ姿じゃ無いから、怒られるかなぁ。

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2009年3月18日 (水)

美ら海水族館

Img_5464_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

ちょっともったいない日程で沖縄に行って参りました。当家は私以外はプライベートの予定が詰まっているのです。そんなに忙しいなら、私一人で、行っても良いのですが、不思議な事に、それは許してくれないのです。

それでも、行きたいと思っていた美ら海水族館が見れたのは幸いでした。

私は水族館とか動物園が大好きなのですが、最近、こういう所は、動く図鑑的な展示から、美的な工夫を凝らしたものにかわってきました。それでもロケーションのメリットは大きく、美しい海辺に位置する水族館は、それだけで魅力的です。

Img_5478_w 美ら海水族館は美しい沖縄の海辺に位置するだけでも魅力的なのに、展示も工夫されており、おそらく日本で1,2を争う水族館ではないかと思っております。

ここには一日いても飽きないし、写真を撮りたい。もっとも、こういうところの写真は、デザインの意図があり、撮らされることになります。

Img_5454_w_3 それでも、相手は生き物だし、好き勝手に泳いでいるので、その組み合わせは無限にある訳で、オジサンはついついハマッてしまいます。迷子になっては家族に怒られたりするのですね。

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2009年3月15日 (日)

冷蔵庫騒動

R0012005_w 私は、これまで家の冷蔵庫の一角を、冷蔵室では一番上の段の半分、冷凍室では一部のスペースを分けてもらい、フィルムを保管しておりました。

安い時に買いだめをするのは、電気代を考えるとムダと思って、控えておりましたが、製造中止のアナウンスが相次ぎ、いよいよフイルムが無くなるという危機に備えてフイルムを冷凍保存するようになったのです。

しかし、我が家の冷蔵庫の冷凍室がおかしくなって、中のものが溶けてくるようになってしまったのです。フイルムのせいではありませんが、これはマズイと思いヨドバシに行き、冷蔵庫の物色を始めました。

店員さんに、なるべく冷凍室の大きな冷蔵庫が欲しい。と尋ねたところ。理由でも?と聞くので、実はフィルムを保存したい。と答えました。

もしフイルムを保存するなら、でかい冷蔵庫を買うより、中くらいのサイズの冷蔵庫と冷凍庫を買った方が得だと教わりました。もっとも、フィルムの保存だけなら小さな専用の冷凍庫を買うことで足りるのだが、自分の場合、もしそんなことをしたら、ヨメに追い出されるであろう、と。冷蔵庫を新しく買い換えて、ヨメに渡せば、冷凍庫のほうは大目に見てくれるであろう、と。値段的にも、その方がお得である、と。

とは言っても、家の冷蔵庫が修理できれば、それが一番安くつくので、修理を依頼したところ、この冷蔵庫は既に死んでいる、とケンシロウみたいなことを言われてしまいました。いよいよ買い替えの決断を迫られ、ヨドバシの店員の言葉を思い浮かべ、同じサイズの冷蔵庫を1台、小さな冷凍庫を1台買うことにしました。

冷蔵庫と冷凍庫が来て、それぞれ入れ替えを行なうと、冷蔵庫の冷凍室はガラガラ。しかし、冷凍庫はそれなりに埋まっております。

それで、ヨメには皮肉をたっぷり言われましたが、この冷凍庫全体の容量より、冷蔵庫の冷凍室の方がでかいのです。本当に。

それにガラガラになった冷凍室には何が入っているかというと、賞味期限が10年前のドレッシングとか、賞味期限が5年前の冷凍食品とかです。私に言わせれば、健康のため、冷凍室にもっとフィルムを入れさせるべきです。10年前に賞味期限が切れたドレッシングは食いたくないけど10年前に賞味期限が切れたフィルムなら使えますからね。さっそく、ガラガラの冷凍室をねらっております。でも見つかったらやばいから、アイスクリームのハコでもカモフラージュに使おうかなぁ。

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2009年3月14日 (土)

上り9002レ

Img_5430_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

これは、もう、サガというもので......止められない。

本日は、予定があったので、この10分前までは、あきらめておりました。ところが、上りの最終、富士・はやぶさが90分遅れたことで、一か八か近所の踏切へ直行。何人かカメラを構えていることで、まだ来ていないことを確信。車を降りたとたん警報機が鳴って、最終の上り列車をみることが出来ました。

この列車は9002レ。3月14日現在では定期列車ではなくなっているので臨時の9000番台を、本来の2レに付けてます。レは列車のレ、機関車が客車を牽く列車のことを指し、2は上りの最も若い番号=最優等列車を指します。この列車が本日で終了しました。

実は、私、はやぶさには乗ったことがあるのですが、富士には乗らずじまい、最後に一度乗ってみたかったのですが、叶わぬ夢として終わりました。

はやぶさに乗ったのも10年以上前、九州に入って、電車特急に次々と追い抜かれるのを我慢しながら意地で熊本まで乗り続けた思い出があります。......あれ、仕事での出張だったのだけど...当時はまだ、日本も牧歌的で.....じゃないか。

今回、九州行きのブルートレンが全滅した背景には、世の中が世知辛くなって、スピードと効率がとにかく優先する風潮があったのだと思います。

たとえ、JR4社をまたいで運行しなくてはならない問題があったにせよ、そして貨物と分離された為、それぞれの旅客会社で機関車の乗務員を別個に養成する問題もあったにせよ(四社のうち一社の乗務員が居なくなっても運行出来ないことになります)、ご時世の問題だと思います。

Img_5438_w (この列車、上りも下りも最後尾は富士、はやぶさのマークを撮るなら東京から田町の間の回送区間でしたね。)

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2009年3月13日 (金)

さよなら富士ぶさ

Img_5412_w Camera : Canon EOS 5D, Lens: EF24-105mm F4L

私、人様から、よく行動を読まれるのですが、不思議な事です。

お前、今日新橋の駅で写真撮ってただろう?と聞かれそうなのですが、その通りだから仕方がありません。

本日の発車をもって、東京駅を発車するブルートレンは絶滅しました。したがって、新橋駅を通過する列車もなくなりました。今まで日常であった光景を撮っておこうと思って、カメラを抱えて新橋駅に行きました。

Img_5401_w 思ったとおり凄い人です。駅のアナウンスは「三脚は使わないで下さい」と言ってますが、ハナから無理です。左の写真は17:21分東京着の回送列車ですが、この時点でこれだけおります。

Img_5422_w 本日の新橋駅で驚いたのは、一見通勤客のように装っていた人が(私もそうだけど)、列車が接近すると、突然携帯やコンデジを取り出して、飛び出してきたこと。かなりの人が動画で撮影していた事です。

本来のダイヤなら富士・はやぶさの前に回送電車が通るのですが、今日は、安全を考慮してか、順番を変えたようです。

JRは大変だったでしょうが、やはり機関車に牽かれた特急列車が走らなくなると思うと寂しいものがあります。由緒正しい東海道本線がただの通勤路線になってしまったような感じです。

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2009年3月11日 (水)

70mmフィルム現像用リール

R0011993_w ハッセルブラッドの輝かしい歴史を見ると、必ず登場するのがNASAのスペースカメラ。そしてこのカメラに装着されていたのが70mmのフィルムマガジンです。

70mmのフィルムはスペースカメラ専用では無く、航空写真、結婚式などでも使われていたので、今でも中古カメラ屋で埃をかぶって展示されているものを良く見かけます。これらのマガジンは15フィートのフイルムカートリッジで72枚撮ることが出来ます。

また、70mmのマガジンは他に、ブロニカETR、ペンタックス645、マミヤRB、グラフレックスXL用等でもあります。

これらのマガジンは、もはや全く使い道が無くなったわけでは無く、不便ながら使えないわけではありません。フイルムは海外通販で、ネガカラーや在庫があれば白黒の長巻を買うことが出来ます。そして、自家現像が出来れば、現像タンクを改造することによって現像することも出来ます。

70mmの現像タンクは、ステンレスのものやJoboのものがあって、それらはたまにオークションに出たりしますが、これらのタンクやリールは15フィートの長さで設計されており、家庭で使うには少々使いにくいでしょう。

航空写真等のプロ使用では、マガジンが許す限りのフィルムをつめて撮る必要があるのでしょうが、ちょっと70mmフィルムで遊んでみようという人には、長すぎます。

そこで、パターソンのリールを使って70mmフィルム用のリールを作って見ました。ブローニーのフィルムの横幅が60.8mmに対して、70mmフイルムは69.4mmありますので、8.6mmほど、伸ばしてやれば良いのです。

また、古い116,616カメラのフィルムは70mmフイルムと同じ幅なので、このリールを一つ作っておくと、70mmフィルム、116フイルム、616フィルムの現像が出来ることになります。写真の70mmフィルムはパーフォレーションが無いタイプなので、116、616のフィルムで使ったほうが良いかも知れませんね。

リールの作り方は簡単で、パターソンリールの軸の太い方を切って、外径32mmの塩ビパイプを軸にして伸ばし、エポキシで接着しただけです。塩ビのパイプは内径が25mmですが、肉を削ぎ27mmに広げると良いです。

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2009年3月 8日 (日)

パールアカシア、早春の甘く乾いた香り

Img_5388_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : Distagon 21mm f2.8

私の自宅に植栽してあるミモザに似た花は、これまでマルバアカシアとか言って断片的に紹介してきましたが、正式にはAcacia podalyriifolia、英語名でQueensland silver wattleとか、Pearl Acaciaとか呼ばれるものです。アカシアの木の葉には、長葉系、丸葉系、三角葉系、ミモザ葉(手の形)系があり、その丸葉系の木の一種なのです。

最近、日本ではパールアカシアという名前で出回るようになったので、これからパールアカシアで紹介します。

英語でもアカシアとかワットルとか紛らわしいのですが、アカシアがこの木の学名、ワットルが英語の俗称です。

そしてパールとかシルバーとかいう呼び名は木の葉から来ております。この木の葉の若葉には起毛があり、若葉のシーズンには木全体が銀白色に見えます。起毛は秋から冬には取れてきて灰緑のようになりますが、いずれにしても花の無い季節でも楽しませてくれる木です。

2009263_w これは咲き始め、2月7日の様子。(camera : Hasselblad 201F, Lens : Distagon 50mmF2.8, Film: Rollei Digibase CN200, home made c41)。

私がミモザと呼ばれる房アカシアでは無く、パールアカシアを植えたのは、この花の香りがミモザに比べてより強く、良いからです。この花が咲いている間、家の周りには、少し乾いた粉っぽいような、けれども甘い、早春の日差しをイメージしたような香りが漂います。

それは、地面から湧き上がる春の息吹の香りとは全く異なった、天から降り注ぐ春の香りとも思われる香りなのです。

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2009年3月 7日 (土)

QM2荒天の中の出港

200936_w Camera : Pentax 67, Lens: SMC Pentax 45mm F4, Film : TMY2, HC-110

本日、大黒のQM2見学ツアーにお誘いを頂き、参加してまいりました。ラ・ペルラさまありがとうございます。そして、雨の中お疲れ様でした。

横浜ベイブリッジをくぐれないほどの大型客船ということで、私も広角レンズを付けたバケペンを持って出かけた訳ですが、同じ読みをした人はことごとく玉砕したのではないでしょうか。

船は確かにでかい、しかし警備が厳しくて近づけない。でも望遠レンズでも今日の天候ではどうにもならないでしょう。

写真的には、難しかった本日のクイーン メリー二世号ですが、実物を見た感動はなかなかでした。世界一の豪華客船の貫禄充分、美しい船体でありました。

ただ、一つだけ惜しいのは、この客船の停泊港は横浜港の国際旅客ターミナルが似合うでしょう、ベイブリッジをもう少し高く作っていればなぁ。

デジはズームなので、もう少しマシに写ってます。併走する警備艇と見物人を満載した観光船の大きさから、どれくらい巨大な船かわかるでしょう。EOS5D, EF24-105F4L

Img_5377_w_2

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2009年3月 5日 (木)

和歌山県観光連盟GJ

R0011988_w 汐留界隈では、何かのキャンペーンを行なっていることが結構多くて、お昼に出ると貰い物にありつけることがあります。

今日も、なにやら奥ゆかしい格好をした女性が手提げ袋を配っていて、そのビニール袋から見える文字は高野山。前からちょっと興味があったので、手提げ袋入りのパンフレットを貰ってディスクに帰って広げてみると、いろんなおまけがどっさり。和歌山県観光連盟ぐっどじょぶ。

特に、南海電鉄グッヅが多いのは泣かせますね。関空に降りて、南海電鉄に乗って、高野山にお参りして、南海電鉄に乗って、関空から帰る。そんな旅もありかも知れません。

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2009年3月 4日 (水)

EI 6400への挑戦

2009334_w Camera : Rolleiflex 2.8C, lens: Planar 80mm f2.8, Film : Delta 3200, home made PC Developer

先日、Rollei R3を使った時、ISO6400まで増感して使える、みたいな説明を見ましたが、ISO400での状況を見る限り、ベースフォッグが酷くなりそうで、それは無茶だよと察しました。

それでもブローニーでISO6400は魅力なので、Delta3200で試してみようと思いました。

一見、Delta3200はISOが3200のフィルムで、6400なんて一段の増感じゃないか、と思い勝ちですが、このテのフイルムの表示はISO3200相当までなら増感しても大丈夫だよ、という意味で、このフイルムの実効感度はISO1000くらいとされております。だから、たとえISO3200で現像したとしても、それは自然に増感現像をしていることになるのです。

どんな風に、このフイルムは増感現像に対応しているかと言うと、大きい粒子の乳剤を持っているのです。微粒子フイルムの逆で、デカ粒子フイルムなのです。これは、同じ画素数なら、一画素あたりの受光素子が大きいほど光に対する許容範囲が広くなるデジタルと同じ理屈で、白飛び暗部のつぶれが増感現像しても起きにくくなることが期待されているのです。

一方、現像液ですが、これはフェニドンにハイドロキノンをプラスしたPQ現像液かビタミンCを添加したPC現像液が増感現像には有利になります。PC現像液なら手持ちの薬品で調合できるので、Xtol同等のMy Tolをベースに増感対応の現像液を調合しました。別に大したアレンジでは無いのですが、この現像液の1:1希釈液で使用することを前提に、無水亜流酸ナトリウムを4割増しにして、フェニドンも4割増し、さらに本来の処方に無いブロムカリを追加しております。そのココロは、一定の強度を保ちながらなるべく長く現像する事であります。

現像時間はとりあえず20度で20分。Xtolの現像時間を参考にしますがXtolの1:1でEI=6400のデータなど無いので、いい加減です。

2009332_w 結果的にこれではEI=6400は出てません。3200弱くらいです。この2つの作例はEI=3200で撮ったものです。幸いベースフォッグはあまり強くありませんから、この次は25分で挑戦です。それでダメならやっぱり素直に原液かなぁ。

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2009年3月 1日 (日)

フジのスプールで4x9フォーマット

R0011985_w ブローニのフイルムはだんだん少なくなってきて、地方都市だとフジのリバーサルがやっと手に入るということも珍しくありません。そんな中で、そのフイルムの芯に使われているスプールの話をするのもナンですが。

フジのスプールの裏紙を挟むスリットは、コダック、アグファ、イルフォード、コニカミノルタ、ローライ、エフケ、フォマパンより長く46mmあります。

だから、ナンだ、というと127のフイルムをスリットに挟んで使える。という事です。

もっとも、ブローニーのフィルムホルダーでフイルムを装填して最初の1枚が撮れるようにするために400mm巻き取らなければならないので、通常の127mmのフイルムでは用を成しません。ところが100ft巻きだと、「400mmぐらい良いか」なんて大様な気分になります。

まあ、実験なので、もったいないことを承知で1200mm切り出して、フジのスプールに巻きつけてマミヤプレスのホルダーに入れます。フイルムの選択ダイヤルを120にし、圧版は220にあわせます。400mmのムダを考えるともう800mm足して220のフイルムにあわせれば良いかも知れないのですが、そうするとパターソンの現像リールに入らない恐れがあるので、今回は120にあわせました。

それで撮った作例がこれ。スキャナーのフイルムホルダーが無いし、上下のフイルム幅まで写っており、実際は46mmx84mmの画像なので、上下はカールして色が変にスキャンされております。データはCamera : Mamiya Press, Lens : Mamiya-Sekor 50mm F6.3, Film : Kodak 400NC, Home made c41で現像です。二枚目はカメラをフェンスに持ち上げてノーファインダーで撮っているので、水平が出てません。あしからず。

20092283_w

20092281_w

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