Hasselblad 70mm マガジン マニュアル
旅行の写真の現像もできないまま、また帰省して家を開けます。ネットから遠ざかりますので、ハッセルブラッドの70mmマガジンの紹介でもしておきましょう。
かつて70mmのフィルムは、写真のような小箱の中に缶入りで15フィートのサイズで売られておりました。この缶を開けると写真のようなパトローネに入ったフィルムが出てきます。
ハッセルやリンホフの70mmマガジンを買うと、空のパトローネが一個付属していて、そのパトローネを巻き取り側につけて使用することになります。
中古市場で70mmのマガジンをよく見ますが、このパトローネが無いものが多く、探すと意外と大変なので、このパトローネが付属しているものを買いましょう。
70mmのフィルムのパトローネは、35mmのものと違い、フィルムは巻き戻しません。パトローネを開けるとスプールには金属の半円の輪がくっついているので、スプールにフィルムの乳面を内側にして巻き、この金属の輪で上から挟み込みます。
フィルムが入っているパトローネも同じ構造になっていて、こうすることで、巻き取られたフィルムは最後にスプールから離れて、全てが巻き取り側のスプールに巻き取られることになります。この小さな金属の輪は、その意味で非常に重要な役割をになうので絶対に無くさないように心がけます。
ハッセルブラッドの70mmマガジンは、金属の止め具で2つのパトローネを押さえることになります。パトローネの位置が悪いと、シャッターは切れません。この目安になるのが2つのインジケーター。パトローネが正しい位置に収まれば、左側のインジケーターが赤色から白色に変ります。
後は、レバーを巻いて1を出してカメラにセットすればおしまいです。1が出るとマガジンの右側のインジケータが半分赤に変ります。後は、一気に72枚撮ってしまいましょう。
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コメント
これですか~!初めて拝見しました。
いやいや、この板は勉強になるなぁ...
ハッセルの70mmマガジンが売っているのは知っていますが
まったく自分には関係ないと、中身がどうなってるのか
さっぱり存じ上げませんでしたが、こうなってるんですね。
よいものを拝見しました。
投稿: SCR | 2009年3月26日 (木) 09時50分
SCRさま今晩は
70mmマガジンの使用マニュアルって、以外に無いのですよ。(必要も無いけど)汗。
せっかくなので、簡単なマニュアルにして見ました。
投稿: kk | 2009年3月26日 (木) 22時28分
昨日はありがとうございました。
今日は、仕事でお休みしました。
あしたも仕事で・・・・どうなることやら?
わたしも70mmのマガジンは初めて中身拝見しまして、へ〜マガジンタイプなのか?と思わずビックリ。
やはり、プロ用の設計は、根本が違うんですね、凄く勉強になりました。わたしは、どう転んでも220が上限です。
投稿: ラ・ペルラ | 2009年3月28日 (土) 00時13分
お陰様で、本日終了♪
仕舞うのははやい物で、40分もあればまた元通りの単なる空間です。
ありがとうございました。
投稿: ラ・ペルラ | 2009年3月29日 (日) 20時04分
ラ・ペルラ さま今晩は
昨年は満開の桜のもとでの写真展でした。今年は桜こそ三分咲き程度だったものの、写真は満開でしたね。
おめでとうございます。
投稿: kk | 2009年3月29日 (日) 21時15分
まったく未知の世界です。
へ~~~を100回言いたい位ですが引き抜き式のパトローネというのは合理的ですね。
70mmフィルムがまだあることすら知らなかったので良い勉強になりました。
どうぞ無事片付きますように。
投稿: 610 | 2009年3月29日 (日) 21時59分
610さま今晩は
70mmのフィルムはまとまった数量を発注できる軍隊とかで使われる限り存在はすると思われます。
今回、いろんな遊びを考えて見ました。せっかくあったものが、ただ忘れられていくのは、さびしいと思ったものですから。
投稿: kk | 2009年3月29日 (日) 22時55分
小さなレストランを借り切って、
ヌードの撮影会を企画したことがあります。
ある社長さんはお高いレンズを付けたハッセルに70ミリのマガジンを付けて
ヌード嬢を連写して居られました。
投稿: 會津 | 2009年3月31日 (火) 20時21分
會津さま今晩は
その社長さんはカラーで撮られたのでしょうか。
何でもホリウチではE-6かC-41か、が現像できるらしいことを聞きました。
ひょっとしたら、社長さんなら自家現像で、4.6mのフイルムを乾燥させるスペースがあるのかも知れませんね。
投稿: kk | 2009年3月31日 (火) 21時27分