光則寺のソシンロウバイ
Camera : vanon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L
江ノ電の長谷駅から大仏通りを歩き、光則寺のほうに曲がると、何故かほっとします。喧騒から離れた静かな鎌倉があるからです。ほんのちょっと離れただけで随分違うものだといつも感じます。長谷寺と大仏に挟まれている小さなお寺のせいか、ここは土日でも割合静かなのです。
それに、この時期、このお寺はソシンロウバイが綺麗に咲いて、境内をその香りで覆います。
ソシンロウバイは鎌倉ではメジャーな花で、この花が咲くお寺は、光則寺のほかにも多くあります。ただ、私はソシンロウバイが他の花木に対する比率では光則寺が一番高く、このお寺はソシンロウバイに特別な思いいれがあるのかなぁ、と思っております。
ソシンロウバイの比率が高いということは、境内にソシンロウバイの香りが満ちるということでもあります。この香りは東洋蘭にも通じる、上品さと落ち着きがあり、お寺の境内にはぴったりです。
あまり歩き回るところも無い小さなお寺ですが、この花の香りを楽しみながら、しばし、休日の鎌倉の喧騒を忘れるのも、良いものです。
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コメント
今年のお正月には、海蔵寺にstakaさんに連れられていきましたが、とても落ち着いたお寺でした。お正月の空気に満ちていましたが、訪れる人はとても少なかったのが印象的でした。
境内に入ると、お花の香りに包まれるなんて、とても贅沢な時間ですね。
そう言う一時を大切にしたいものです。
投稿: ラ・ペルラ | 2009年1月18日 (日) 12時05分
ラ・ペルラさま今晩は
私、英勝寺には良く行くのですが、もう少し根性を出せば海蔵寺にたどり着けるのですね。
今度頑張ってみます。鎌倉駅から鶴岡八幡宮の反対側は落ち着いていて、休日でものんびり散歩が出来るので、私も好きですよ。
投稿: kk | 2009年1月18日 (日) 19時33分
ロウバイは、もう住む人の無くなった私の田舎にもあります。
毎年、お正月に帰省する度に、あの馥郁たる香りに静かに
心を癒される思いでした。
黄色い鈴がコロコロと成っているような見た目も大好きで
昨年末の法事では、荒れ放題になっている田舎の家にも立ち寄り
ましたが、住む人がいなくなった手入れもされていない庭で
以前と変わらず、静かにあの黄色い香りの良い花を咲かせていました。
庭があるなら1株入れておくと、花の少ない時期に
風情のある香りのいい花を咲かせてくれる、貴重な存在ですね。
投稿: シンリン狼 | 2009年1月24日 (土) 13時37分
シンリン狼 さま、今日は。
ちょっと無責任ですが、「住む人がいなくなった手入れもされていない庭で以前と変わらず、静かにあの黄色い香りの良い花を咲かせていました。」という光景は、絵になりますね。
同じような状況でも、北海道のルピナスは荒涼とした感じだけですが、ソシンロウバイなら郷愁が漂ってくる感じです。
投稿: kk | 2009年1月24日 (土) 17時40分