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2008年10月 4日 (土)

拝領した単玉レンズ Part2

20081031_w Camera : Pentax 67, Lens : Imperial Debonair のレンズ , Film : Across, Pyrocat HD

前回に続いて、610さまから拝領した単玉レンズですが、これはImperial Debonairという620のカメラについていたものだそうです。

作例でもわかるとおり、ソフト効果はこちらの方が強いです。はっきり言うとピントを合わせることが困難です。その代わり、面白い効果が現れます。

もっとも、飛んでいるアオスジアゲハをこのレンズで、ウエストレベルファインダーを付けたペンタックス67で狙う事自体無謀ですけど。

ところで、ウエストレベルファインダーにしたのは、ルーペが付いているからで、少しでも倍率を上げたかったのです。

試みに、ハッセルブラッドに付けてみると、こちらの方がピントが見やすいようです。私は古いオプトスクリーンというものを愛用しているのですが、このレンズとの相性はよさそうです。せっかく67が撮れるのに66に変えるのはもったいないような気がするのですが、ピントが.........と、うなされるより良いかも.......でも、もともとそんなレンズだし........まだ、揺れております。

20081035_w_2 ところで、左の作例を見ると、その肝心のピントが不思議な状態であることが解ります。手前の植栽にも奥の人物にもピントが来ているような気がするのです。このレンズの明るさはf5.6くらいだから、普通ではあり得ないことなのですが、これはレンズの歪みの影響だと思います。このレンズ中央が遠く周辺が手前の凸型にピントが合うようになっているようです。

もともとのカメラでは凸部を対物側に持ってきて、フイルムを湾曲させていた訳で、これを平面のフイルムに対応するために逆向きにしているとのことですが、(610さま談)

不思議なピントの来方です。

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コメント

とても美しい写真!レンズによってこういう画像が出来ちゃうんですね♪
白黒フィルムの美しさに溢れています。
これから秋の風情がこのレンズで、美しく切り取られるとおもいますと、想像力が増してきます。

投稿: ラ・ペルラ | 2008年10月 4日 (土) 01時02分

ラ・ペルラさま今日は。

不思議で魅力のあるレンズです。二枚目の写真は拡大すると、橋にもたれかかっている人の顔までちゃんと解像しているのですよ。
このレンズの場合、空間上のある特定の平面にピントが合うのでは無く、ある特定の曲面にピントが合うという表現が正しいのかも知れません。

投稿: kk | 2008年10月 4日 (土) 10時28分

1枚目、グッドタイミングな一枚ですね。
美しいモノクロですね。レンズも素晴らしい
現像技術も素晴らしい、スキャニングも
素晴らしい..三拍子揃った出来ですね。

投稿: SCR | 2008年10月 4日 (土) 19時55分

このレンズをオリジナルボデーで使ったのもコスモスの時候でした。
http://mutohide.net/gallery/debonair.html
Erica Dianaでも感じたことですが中央は設定距離にピントが合い
周辺は至近距離にピントが来るのは球面単玉の性質であろうかと思います。
もちろん商品として売るときには周辺を絞りこんで妙な写りを
しないように配慮されているわけでしてあとはこちらのお遊び心。
http://mutohide.net/gallery/erica_diana.html
この中の9,10あたりが周辺ピントと中央ピントの乖離がよくわかりますが
それも違うレンズなので話を結んでいいのかどうか疑問です。

投稿: 610 | 2008年10月 4日 (土) 20時23分

もともと球面収差利用の軟焦点では一点に焦点を結ばない性質があるので,収差が取れた複玉レンズよりも被写界深度が深い性質があるのですが,これはそれだけでは説明できない絵柄ですね.単玉の像面湾曲はもう仕方ないのですが,逆向きという解決法があるんですね.大変勉強になりました.

投稿: lensmania | 2008年10月 4日 (土) 22時43分

SCRさま
このレンズのヘリコイド、繰り出せるので、至近距離で撮って見たかったのです。でも、ちょっとしんどかった。今度はプリズムファインダーでやります。アクロスはオーバー目がよろしいようで。

610さま
実は610さまがこのレンズで撮った写真を見ていたので、コスモスのある浜離宮に行きました。残念ながら女の子と家族はいなかったので蝶々にしました。

lensmania さま
このレンズのこの性格がピントあわせを難しくしております。極端な話、ヘリコイドの伸張に関係なくピントが合っている感じなのです。この感覚は、なれが必要に思います。
たとえば、同じような距離感で、有る時はヘリコイドを伸ばし、ある時は縮めております。しまったかな、と思って現像してみると、不思議と大丈夫なのです。

投稿: kk | 2008年10月 5日 (日) 00時04分

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