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2008年9月30日 (火)

SL広場でのインタビュー

20089301_w Camera : Home made 6x9, Lens : Super Angulon 38mm F5.6 XL, Film : CT pro400, Home Made C41

新橋駅前のSL広場は、サラリーマンに対するテレビ取材のメッカであり、ここを通るサラリーマンであれば一度や二度テレビの取材を受けた事があると思います。

もちろんガードを硬く、キッとした目線で歩く人には声をかけないと思いますが、私のようにダラダラした人は餌食になります。

本日は、ミーティングの帰り、鞄から密かに可愛い二眼レフを取り出して、ちょっとだけ雨のSL広場の様子を撮っていたら、いきなり声をかけられました。

「もしもし、変ったカメラをお使いですね。○○○ですけれども、ちょっと取材に協力してもらえませんか」「はあ、良いですよ」「本日の株式市場の急落について、お話を伺いたいのですが...」

9時のニュースで確認してみたところ、私のインタビューはカットされていて、他の人たちの映像が流れておりました。変な二眼レフを首からかけた、怪しげなオッチャンの姿がニュースで流れなかったので、正直ホッとすると共に、一抹の寂しさも覚えました。

考えてみれば無理も無い話しです。株式の急落で街の庶民は心配を募らせているという内容の報道だったのですが、私の答えはこうでした。

「まあ、これは一過性のものだと思います。アメリカの議会が一度は否決したものの、アメリカ金融にとって公的資金を投入しなくてはダメなのは誰が見てもはっきりしています。議会はガス抜きの為に一度は否決したものの、微調整して再可決するでしょう。そこで市場は一旦は持ち直すでしょうが、日本のバブル崩壊がそうだったように、長期的には凋落するでしょう。しかし、日本への影響はさほど無いと思われます。それは日本経済のファンダメンタルズはそれほど悪く無いし、株式市場は相対的に割安の位置にあったからです。」

生意気すぎです、これじゃぁ、放送してくれないよなぁ。

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2008年9月28日 (日)

屋上のある駅ビル

20086161_w Camera : Mine six , Lens : Zunow 75mm F3.5, Film : Prest400 , Pyrocat HD

この写真はJR鶴見駅の駅ビル、カミンの屋上です。昭和40年から開業しているそうですが、いかにもその当時のビルらしい造りです。

その当時、ビルの屋上はあこがれの場所で、屋上からの眺めはビルの売り物だったし、子供たちの遊戯施設を作って、集客をはかったものと思います。

しかし、私が知っているカミンの屋上は広いコンクリートの広場と片隅にある小さな遊具だけの屋上児童公園のような風情でした。

20086162_w しかし、ここは眺めも良いし、風も通るので子供の遊び場としては良い場所で、親も気持ちよく子供の遊びを見て居れるところでした。なにより全てが見渡せるし、夜も6時には閉まるので、砂場等にネコのウンコとか落ちている心配もなく、安全面、衛生面で優れておりました。

このように長い間、子供の遊び場として親しまれてきたこの屋上も、今月末で駅ビルの閉鎖とともに長い歴史を終えます。

なんでも、お隣の川崎駅にラゾーナ川崎が出来て、駅ビルが不振になったので、それに対抗して駅前を再開発し、駅ビルも建て替えてルミネにするような話を聞きました。

各駅に同じような商業施設を作っても意味無いじゃん、と個人的に思うのですが、バーンとした立派な商業施設を作りたい人が一杯いるようで、仕方がありません。

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2008年9月27日 (土)

TMY-2が良くなって来た?

20089272_w Camera : Hasselblad 500 C/M, Lens : Planar 80mm F2.8 CT, F2.8 1/15 Film : TMY-2 Pyrocat HD 1:1:100 18c 14m

Tmax400(TMY)が新タイプTMY-2になった頃、白が飛ぶか、黒が落ちるか、なにか極端でなじめなくなり、Prestoを常用するようになりました。

ただ最近ちらほらと、TMY-2が変ってきたという話を聞いて、試して見たいと思っておりました。Prestoはとても良いフイルムですが、TMY-2はヨドバシ等で120のフイルムが1本290円とPrestoよりかなり安いので、どうしても気になります。

何本か撮ってみたところ、明らかに、出始めの頃より改善されて、前のTMYに近くなって来ました。これなら、ヨリを戻しても良いかもしれません。

私が良く使うPyrocat HDとの相性もまあまあだと思います。ただ、私のデータは信用できないかも知れません。現像液は調合してから時間が経ち、この現像液の標準的な力は発揮されていない恐れがあります。

さらに、染色にあまりこだわらなくなったので、超希釈現像を止め、単ハイポでの定着も止め、通常希釈現像、ハイパムフィクサーかスーパーフジフィックスを使った定着をしています。つまり、PyrocatHDの染色効果を期待せず、穏やかに現像が進行する普通の現像液として使うようになったのです。

また、最近、20cを切る低温で現像することがよくあり、現像時間は一般的に紹介されている時間より長めです。これだけ、滅茶苦茶な事をして、本来は言えた話では無いかも知れませんが、少なくとも前より印象が良くなりました。

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2008年9月26日 (金)

セラ1

Img_9103_w Camera: Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

私は中原中也さんの「頑是ない歌」より、武田哲也さんの「思えば遠くに来たものだ」の歌詞のほうが好きなのですが、それはなにより、出だしの歌詞が好きだからです。

「踏切りの側に咲く コスモスの花ゆらして 貨物列車が走り過ぎる そして夕陽に消えてゆく」

なんとも言得ない、素晴らしい情景ですが、この場合、貨物列車を牽く機関車は9600、貨車はセムかセラであるべきです。たとえ機関車を妥協してディーゼル機関車にしても、貨車は絶対セム、セラで無ければなりません。

なぜなら、コスモスの揺れ方と、走り過ぎ去るスピード、夕陽に消えて行くまでの時間がこの詩の情景でとても重要だからです。

コスモスの花は、ゆっくり走る石炭貨物列車の振動と引き起こす風によってリズミカルに揺ら揺らとゆれる必要があります。絶対に疾走する高速コンテナ貨物列車の風圧で、倒れるようにあおられてはいけません。

走り過ぎる貨物列車はトン.......トンとリズミカルな2軸台車の音で、余韻を残してフードアウトしなくてななりません。決してコキのボギー台車のガシャンガシャンと言った感じの、けたたましい音で走り抜けてはなりません。

できれば、やはり、空には、蒸気機関車の白煙が夕陽に輝きながら、一本の筋になり、貨物列車が遠ざかるにつれ、秋の空気に溶けていってほしい。

実は、私も実際に9600の牽くセム、セラの姿を見たことはありません。写真で見て、レコードを聴いて、自分の中でイメージが出来上がっていて、それがこの歌を聴いたことで、動画として頭の中で動いただけかも知れません。

しかし、セムやセラも保存されているのはごくわずかです。この写真のセム1は九州鉄道記念館のものですが、写真が撮りにくい位置に展示されております。もうちょっと良く見せてくれれば嬉しいのですが。

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2008年9月24日 (水)

ザリガニ釣り

20089232_w Camera : Hasselblad 500 C/M, Lens : Planar 80mm F2.8 CT, Film : Kodak VC400, Home made c41

家の近所に公園があり、休日には家族連れで賑わいます。別に大した物があるわけでは無いのですが、子供たちにとっては絶好の遊び場です。

また、この公園には池があり、ザリガニ釣りもできます。そんな水辺を何となく見ていると、ザリガニを釣っているのはほとんどおじさんです。子供たちもいるのですが、スルメを付けて池に沈めた糸先を真剣にみているのはほとんどがお父さんで、子供たちは、その周辺で別の遊びをしております。

すると、突然あるお父さんが○○、釣れたヨ!と得意げに子供に報告しました。子供は、まるで、良くやった、でかした、と言わんばかりにプラスティックの水槽を持ってそこに駆け寄りました。微笑ましい、家族の休日の一こまです。

20089233_w 思うに、最初は子供がザリガニ釣りをして遊んでいたものの、飽きてしまい、お父さんが面白半分でそれをしてみたところ、見事にハマッてしまい、気が付くとお父さんだけがザリガニつりをしている。そして、これは結構普遍的なことで、ふとみると、池の周辺でザリガニ釣りをしているのはオヤジばかりになる。そんなところだと思います。

でも、お父さん、結構良い休日だったでしょ。

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2008年9月22日 (月)

Kodak Monitor 620

Img_4610_w このカメラはKodak Monitor 620。620フイルムを使う6x9の蛇腹カメラです。レンズは各種あったようですが、このカメラにはkodak Anastigmat Special 101mm F4.5が付いております。おそらく、その当時の最上位機種だったと思われます。

私とは多分にもれず、ジャンク置き場で出会いましたが、レンズのシャッターのブレードをちょっとふいてみたら、とりあえずシャッターはきれるようになりました。もともと、このカメラは、改造して、使い辛いボディーについているアンジュニュー100mmF3.5を移植するドナーに良いかな、と思って仕入れたので、その点では誤算でした。

前玉回転式の目測カメラの焦点距離で1mmなんて、誤差のうちです。おそらくレンズを入れ替えても問題無いかなーと考えた訳です。後で考えてみるとF3.5とF4.5では口径が違うので、実現は怪しかったのですが....。

ところで、このカメラ。赤窓で1を出し、カウンターを1にあわせると自動巻き止めをします。また手動でパララックスの補正機能もあります。これでヘリコイド式でレンジファインダーがあれば、最強の6x9蛇腹カメラになっていたでしょう。Kodakはどうしたものか、レンジファインダーに良いものがありません。

試写をしてみると、まず、フイルム室がキツキツです。このカメラは送り側にスプールの受け軸を持たない構造なので、本当の620のフイルムでなければ入りません。私も120のフイルムのツバを削って入れてみたのですが、それではダメで結局620のスプールに巻き直しました。

そして、自動巻き止めも上手く機能しません。変なところで止まってしまいます。また、シャッターですが、シャッターボタンを押しても上手くシャッターがきれません。運動量が足りなくてシャッターのレリーズが出来ないのです。これは昔からあったトラブルのようで、検索してみたら、構造上の問題とありました。

まあ、赤窓があるし、シャッターをレンズ側できればよいのですが、これではかえって、自動巻き止め機能が邪魔です。

20089201_w Camera: Kodak Monitor Lens: Kodak Anastigmat 101mm F4.5 Film : TMY Pyrocat HD F5.6 1/50

そして、これが一番問題なのですが、レンズがインチ表示なので目測がとても辛いです。目測なんてあいまいな事をしておりながら、フィートとメートルを計算して求めて距離をあわせるなんて、撮影しながらアホなことをしているなぁーと自己嫌悪に陥ります。

20089203_w 無限遠の作例。傷だらけのレンズなので半逆光だとフレアーぽくなります。左側のモヤは何でしょう。Pyroの1:1:100で最小攪拌を試してみたので、現像ムラかも。

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2008年9月20日 (土)

Hartblei 500mm F8 VS Arsat 600mm F8

Img_4604_w 表題の写真はHartblei 500mm F8とArsat 600mm F8。両方ともpentacon Sixの反射式望遠レンズです。

たった100mmしか焦点距離が違わない割に、大きさは倍以上の差がありますが、600mmF8のレンズはグレゴリータイプ、500F8のレンズはルマックタイプのレンズです。そして、その違いはグレゴリータイプが一枚目のメニスカスレンズの中央部をミラーコーティングして副反射板としているのに対し、ルマックタイプはメニスカスレンズの中央部に穴を空け、反射角の違う鏡面を置いているところです。この違いは写真でもよく解りますね。

ルマックタイプのほうが手が込んでいるので、ミラーレンズとしてはより進化したものであることが言えると思います。

しかし、これは一般論であって、個々のレンズではそれぞれ事情があります。今回のHartblei500mmはペンタコンSixのマウントが付けられておりますが、これは本来、Arsat500mmF8として流通する、35mmフイルム用のレンズです、それに対して600mmF8のレンズは、ペンタコンSix、中判キエフ用のレンズで35mmフイルム用のマウントは原則ありません。

このことから、普通に考えるなら、イメージサークル的に600mmF8のレンズが有利なのでしょう。その為に、大きく重いグレゴリータイプで残していると考えるのが自然です。

しかし、先日実験してみたようにHartblei500F8のレンズは実際には600mmF11くらいのレンズです。ペンタコンSixでは辛いのでEOSでこの二つのレンズを検証してみましょう。

Img_4605_w これはEF24-105F4Lの105mmで撮影した風景です。ちょっと手前の木がじゃまですが、雨上がりで、遠くのものが良く見えます。遠くに斜張橋の鶴見つばさ橋も見えるので、そのあたりを写してみます。

Img_4587_w 600mmF8のレンズです。イメージサークルは大きいハズですが、つり橋のワイヤーが左右で見え方が違うところが気になります。ただ、全体的に解像感は優れております。伊達に重い訳ではありません。

Img_4596_w 500mmF8のレンズです。どう考えてもインチキで600mm以上の焦点距離はありそうです、明るさもF11くらいでしょう。全体に画像は甘くなりますが、600mmのレンズより均一な像を結んでいるような気がします。

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2008年9月17日 (水)

喫煙所、まだありました

R0011654_w Camera : Ricoh GX100, Lens : Ricoh Zoom 5.1-25.3mm F2.5-4.4

駅の吸殻入れって昔はホームの柱ごとにあったように記憶しております。それがホームに2箇所くらい、大きな吸殻入れを置いて、四方に線を引いて喫煙所として、集約していた時代があったような。そして、現在は無くなった.....と思っていたら.......ありました。

全部の駅には無いようですが、ある駅にはホームの端っこに一箇所残しているようです。そして、それは想像に反して新しい物でした。

てっきり無くなったと思い込んでいたので、駅の風景として写真を撮っておけば良かったと後悔していたのですが、この様子ではしばらく残りそうです。

本当は中判のフイルムでしっかり撮って残しておきたいのですが、万一、明日無くなっていたら、また後悔するので、持っていたデジカメで、とりあえず「押さえ」の一枚です。

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2008年9月15日 (月)

Flektogon 65mm F2.8

Img_4585_w ペンタコンSixのコマ送りに悩んでいたら、どこかのサイトにシャッターを押しながら巻くと良いとありました。このカメラの巻き上げの欠点は溝にカムがちゃんと食い込まないからであり、それを防ぐにはシャッターボタンを押したまま巻上げレバーをまわすというものでした。

しかし、単純にそれをやると、ミラーが中途半端な位置で止まって、シャッターが半分きれた状態になります。正しくは、1.シャッターボタンを押しながら、巻き上げレバーを回す。2.巻き上げレバーが軍艦部と平行な位置まで来たら、シャッターボタンを放す。3.そのまま、最後まで巻き上げレバーを回して巻き上げる。ことをします。なかなか複雑な作業が必要です。

これをテストしてみようと思い、ペンタコンSixを取り出しました。レンズはFlektogon65mmF2.8を付けます。このレンズ、画質に満足できなくてZeiss Jenaが製造を中止したという噂のあるレンズですが、個人的には同意できません。とても使い易いレンズで、私はBiometar80mmよりこちらのレンズを使う事の方が多いです。

かつて、Curtagon60mmF3.5と比較してみたことがありますが、それとくらべても遜色の無い性能を感じたと記憶しています。とくにペンタコンSixの暗いスクリーンではF2.8の明るさはありがたい特性です。

20089141_w 作例のカメラはペンタコンSix、フイルムはアクロス、現像はPyrocatHDです。これはF8にしぼっておりますが解像感も充分です。

20089142_w もうすぐ解体される駅ビルのモニュメント。ボケは普通。

20089143_w 湾曲も普通。上の白い部分はペンタコンSixの内面反射。

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2008年9月13日 (土)

フォマパンを使ってみました

2008912_w Camera : Rolleiflex 2.8C, Lens : Planar 80mm F2.8, Film : Fomapan 400, Pyrocat HD

先日、Fomapanといフイルムを使って見ました。何でもチェコ製とのことですが、はじめに驚いたのは裏紙の厚さ。これぐらい厚くて硬ければ、Ikonta Super Sixでさえ、昔のフイルムであるかのように騙せそうな感じです。

そして、撮影した後、リールに巻き取る時に感じたのは、フイルムの薄さ。裏紙とトータルで現代のフイルムの厚さになりそうなので、これではIkonta Super Sixを騙す事は難しいかも知れません。

フイルムを現像すると、まず、現像液の廃液がほとんど着色されないので驚きます。ハレーション防止層はあるのでしょうか。さらに、現像があがるとフイルムのベースが青っぽいことに驚きました。さらに、フイルムの乾燥が終わって、フイルムをシートに入れようと、下の錘を切ったとたん、ゼンマイのように巻かれてしまいました。すごいまき癖です。

まだ、一本しか現像していないので、感想を書くのも失礼ですが、一般的な撮影をするならトライXかプレストのほうが扱いやすいと思います。

ひょっとして、増感して粒子を荒らせば面白い効果があるかも知れません。

私は一般的な撮影しかしないし、このフイルムは値段が高いので、あまり使うことはないでしょう。

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2008年9月11日 (木)

アメリカ朝鮮朝顔が家にやってきた

R0011647_w Camera : Ricoh GX100, Lens : Ricoh Zoom 5.1-25.3mm F2.5-4.4

アメリカ朝鮮朝顔って名前はちょっと変な気がしますね。何となくミサイルのような花を想像してみたりします。実は、この変な名前の花が我が家に侵入して来て、先日から花を付けております。

私は、この植物が家の片隅で芽吹いた時からさりげなく水をやって、ちょっと期待しておりました。花が咲けば何なのかはっきりしますが、小さいうちは確証が持てません。まして、タネを撒いた訳でもなく、勝手に我が家に侵入したものなので、それが何か、何となくわかっても確証は持てないのです。

それでも花が咲く前、蕾を付けた時点でアメリカ朝鮮朝顔であることが解りました。さらにおそらく、この植物の親は、近所で最近、マンションのモデルルームを建てられた所に咲いていたものだと思われます。マンションのモデルルームの為に消された花が、最後に行き場を探してタネを飛ばしたのかもしれません。

もっとも、来年のことは知りません。こぼれタネで増えるとのことですが、人為的には増やしません。そもそも私は、この植物は多年草ではないかと思っております。

こういう存在は面白いですね、向こうから勝手にやってきて、ひと時を一緒にすごし、冬になれば消えて行く。でもまた、来年、ご縁があればまた復活する。

嫌いでは無いけど、特に追い求めることもせずに、自然が一緒にいることを決め、ただそれに従うような関係。自分も年をとってきたのかな。

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2008年9月10日 (水)

MC Zenzanon 80mm F2.4 と F2.8の後姿

Img_4572_w 表題の写真はMC Zenzanon 80mm F2.4(左)とMC Zwnzanon 80mm F2.8(右)の後ろ姿。違いがわかり易いようにブロニカのヘリコイドを付けております。同じ焦点距離のレンズで随分違いますね。

今日lensmaniaさまからコメントをいただいて、それをネタに面白そうな調べ物をして見ました。そのコメントとはMC Zenzanon 80mm f2.4の記事に関して以下のようなものでした。

=>でも性能的に富岡のプライドが許さなかったのか,それとも機械的に入らなくて泣く泣く口径を絞ったか.

F2.4のレンズの後玉はでかいなぁと思っておりましたが、ひょっとしてこの後玉はブロニカの標準レンズでギリギリの大きさなのかも知れません。興味津々です。

ブロニカは見かけのフランジバックに比べて、実際は、特殊なミラーの動きに助けられ、レンズの後玉はかなり奥まで差し込むことが出来ます。

見かけは短いペンタコンシックスの標準レンズであるBiometar80mmF2.8もMC zenzanon 80mm f2.8と名前を変えて余裕でヘリコイドに収まっております。

それに比べMC Zenzanon 80mm F2.4のレンズはギリギリで入っているのが解ると思います。自動絞りを連動させるスペースを考えると、これが精一杯のサイズです。

F2.4とした本当の理由は解りませんが、少なくとも80mmの焦点距離ではブロニカにはこれ以上の大口径レンズは無理だったように思います。

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2008年9月 7日 (日)

Mamiya-Sekor P.C.S. 105mm F3.5

Img_4522_w 先日、ホースマンの歴代標準レンズを紹介したところ、ご縁があってVHのボディーをいただくことになり、ホクホクしていたら、またご縁があってもう一つホースマンの標準レンズを見つけました。Mamiya-Sekor P.C.S. 105mm F3.5といいますが、私はコレが何か、当初は知りませんでした。

いつものように、コーヒー豆を焙煎してもらっている間に巡回した店で、中古のレンズボードと変らない値段でソレは置かれておりました。ジャンクの二個一レンズのように扱われていていたのです。良く見るとレンズのヘリにカビ痕があり、シャッターも上手く作動しないので、無いものとして扱われたのかも知れません。私も、ホースマンのボディーでマミヤプレスのレンズを使うのも楽しいかもぐらいの気持ちで連れ帰りました。

ところが、家に帰ってみてみると、これは二個一ではなく明らかにホースマン用に作られたものであることに気が付きました。ホースマンボードにあるTokoは、「陸のトーコー」を意味し、すなわち東京光学の純正のものです。ボードにはシャッターを押すユニットがあり、ニコンFと同じ形のレリーズが取り付けられます。このボタンでTをコントロール出来るのですが、ここが原因でシャッターが作動しなくなったものと思われます。しかしレンズボードにシャッターが付いているのはあおりを考えなければとても便利な機能だったでしょう。

Img_4520_w このレンズは高級レンズとして、かなり気合を入れて作られたものです。ちょっと調べてみると、はたして、このレンズは警察用に作られたホースマンプレス104のレンズだったようです。ホースマンプレス104は警察の特注で製作された官用で、この後、東京光学の設計によるトプコンホースマン960が民生用に発売されレンズもトプコール105mmF3.5になりました。

Img_4523_w その当時、マミヤと東京光学は協力関係にあったので、このレンズは東京光学が設計したものではないかと言われますが、少なくともこのすぐ後に出てくるPro Topcor 105mmF3.5とは微妙に違います。表題の写真のようにTopcorの方が全体的に少し大きめです。

Sekor105f35_1_w Camera : Horseman VH, Lens : Mamiya-Sekor P.C.S. 105mm F3.5, Film: Tmax100 Mamiya68holder F3.5 1/50 せっかくのVHなのでわずかにあおりを加えております。あおりを入れて、合焦点を操作して開放での描写を見てみたいのです。このレンズはTopcorより気持ち焦点距離が短いようですね。コントラスト、解像度とも素晴らしい。優秀なレンズです。正直驚きました。

Topcor105f35_1_w Camera : Horseman VH, Lens : Professional Topcor 105mm F3.5, Film : Tmax100 Mamiya68holder F3.5 1/30 東京光学はこのレンズの後、二代にわたって改良判を出しますが、それはイメージサークルを広げる目的で、中判で使う分にはあまり変りません。少なくともピントあわせではこのレンズが最高です。

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2008年9月 6日 (土)

恋どろぼうなフルーツほおずき

Img_4511_w_2 Camera : EOS 5D, Lens : AME 100mm F2.8 トリミング

写真の実は、秋田の上小阿仁村で「恋どろぼう」という商標で作られているフルーツほおずきです。食用になるホオズキは沢山あるのですが、これはケープグーズベリーと呼ばれるペルー産のものです。日本名でシマホオズキ。フランスではフィサリスの名で果物のデザートになっております。

この写真のものは8月の出始めに上小阿仁村で買ったものを今まで横浜の室内で常温保存していたものです。実がしっかりしているので、夏でも問題なく保存出来ております。

これから10月くらいまでが旬です。現地ではかなり前から特産品として村おこしの作物に育て上げる気合ですが、何故フルーツほおずきを育て始めたかというと、コレはトマトに比べると軽く収穫が楽なのでジイサン、バアサンにも収穫が可能な農産物だったので、若者が少ない過疎の農村に向いていたのでした。

まだ、あまりポピュラーではなく、私のように、子供の頃ほおずきをかじっていやな目にあった大人のトラウマも根強いかもしれませんが、頑張って欲しい物だと思います。

ちなみに、このフルーツほおずきは、観賞用のほおずきのような青臭い苦さはありません。全く別の味です。まず、香りはマンゴーに近くガクを破って実を出した時は、うっすらバニラの香りもします。味は甘酸っぱいのですが、甘さが先に立ちます。酸っぱさは鈍くアクセントとして続く感じです。全体の印象はトロピカルフルーツ。なかなか上品ですよ。

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2008年9月 4日 (木)

比内鶏の卵

Img_4454_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

写真の卵は比内鶏の卵ですが、産地に行くとビニール袋に無造作に入れられて売られております。普通の鶏の卵よりかなり小さめのせいか、スーパーの特売の卵よりちょっと高い程度の値段です。ここで簡単に比内鶏の卵と書きましたが事情はちょっと複雑です。

一般に、比内鶏として売られている地鶏は実は比内地鶏のことで、これは、比内鶏の雄とロードアイランドレッドの雌のF1のことです。純粋の比内鶏は食肉用には飼育されません。飼育される場合は、ペット用、種の保存用、交配の親鳥用のいずれかです。純粋な比内鶏は味は良いものの、肉が少なく食用には適さないので、その味を丈夫な外来種の鶏に移して食用に適した鶏を作っているのです。

このシステムが完璧に守られていれば、比内鶏の卵として売られるものは孵化に適さない、ロードアイランドレッドが生んだ比内地鶏用の卵か、孵化に適さない比内鶏が産んだ親鳥用の比内鶏の卵かどちらかです。

孵化に適さないというのも変ですが、実際には比内鶏の卵が孵化する確立は半分以下と言われます。卵が孵化までゆくかどうかは卵をみればある程度わかって、まず、小さい卵と大きい卵は孵化出来ないか出来ても健康な雛でない確率が高いようです。そのためそれらの卵は食用にまわされ、市場に出てきるのです。親鳥用の卵ほど孵化率は低く無いにしても、比内地鶏が生まれるハズのロードアイランドレッドが生んだ卵もおなじことが言えます。

こうして、比内鶏の卵は食用に出回るのですが、さきほど書いた孵化に適さない大きな卵は別ルートで出回るのか、あるいは少ないのか、あまり見たことはありません。良く見るのは小さすぎて孵化出来ない卵ばっかりです。

それでも、この卵、いかにも美味しそうでしょう。その通りで、小さくても、びっくりするぐらい美味しい卵なのです。

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2008年9月 2日 (火)

500mmF8 Mirotar VS Hartblei

Img_4471_w (EOSマウントに変換したHartblei500mmF8とMirotar500mmF8。見た感じ随分違います)

先日hartblei500mmF8を使ってみて実際はF11くらいのレンズと書きましたが、同じスペックのMirotar500mmF8と比較してました。比較のために両方ともEOSのマウントに変換し、EOS5Dのボディを三脚につけて撮影してみました。Mirotarはレンズにしっかりとした三脚座があって、普段は、三脚を使うときにはレンズ側を固定します。

Img_4481_w 最初にMirotarを使って撮影します。このような比較撮影の場合は信頼している方を先に使うのが基本です。被写体もなるべくくっきりした、硬そうなものがものが良いですね。(シャッター速度は1/1000)

Mirotarで撮影してみると、ミラーレンズにありがちなコントラストの低下など無縁のもののように感じます、当然、色収差も無い、解像感もなかなかです。500mmの超望遠であることを考えるとかなり優秀なレンズだといえます。

Img_4484_w そこにレンズを外して、Hartbleiをつけると、えっ!カメラを動かしてしまった?という感じなのですが、何度やっても同じなので、結論としては、どちらかのレンズは光軸がずれている、と思われます。

Img_4489_w このあたりは、想定内なので、ピントを合わせたところを真ん中近辺にもってきて撮影します。Hartbleiにレンズを変えると、ファインダーをのぞいただけで明るさが変わっている=暗くなっているのが解ります。AEのシャッター速度を見るまでも無く、あきらかにHartbleiが公称値より暗いか、Mirotarが明るいかどちらかです。(シャッターは1/320)

さらに、写る範囲が全然違います。明らかにhartbleiの方がせまく、Mirotarが広い。つまりHartbleiの焦点距離が500mmより長いかMirotarのそれが500mmより短いか、あるいはその両方かです。

写りかたを見ると、Mirotarはピント面はクリアーでそこから急速にボケてゆく感じなのに対してHartbleiは解像感こそ劣るものの、被写界深度が深くピント面とそうでない部分の変化が少ないように感じます。

数字的な信憑性でいくとMirotarのほうが公称値に近く、Hartbleiは公称値より、暗く、焦点距離が長いレンズであると思われます。しかし、一つの中判レンズとしては、軽量の超望遠レンズである、解像度もまずまず、被写界深度が深いことから、良いレンズと言えるのではないでしょうか。

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2008年9月 1日 (月)

さよなら、まりも

Img_9103_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

本日のニュースで特急まりも号がラストランだったことを知りました。これで北海道内の夜行列車は全滅です。しいて言えば、急行「すずらん」を引き継いだ、青森と札幌を結ぶ、急行「はまなす」がまだ、残っておりますが、これも風前の灯火と思います。

Img_8920_w (反対側の先頭車)
これだけ、夜行列車が減って行く背景には高速バスの発達があります。高速バスは、バスの台数を調整するという機動性があるので、鉄道に比べて低価格で、便利で、最近は乗り心地もよく、夜行列車よりメジャーになったのです。

これは仕方が無い事とは言え寂しいことです。北海道はかつて、若者が貧乏旅行を楽しんだところで、もう死後になっていますが、こんな若者は、カニ族と呼ばれました。その言葉の由来は大きいリュックサックを担いで旅行するので、改札口を横歩きで通る必要があり、その横歩き姿からカニ族と呼ばれたものでした。

このようなカニ族の強い見方は、全道周遊券。これさえ持っていれば、国鉄の急行自由席に乗れるので、宿が無ければ、列車に乗って夜明かしすればよいのです。昔は、このような若者たちで、北海道の夜行急行列車は連日満員、座席に座れないのは普通の事でした。

その頃の北海道の夜行列車は札幌と稚内を結ぶ、急行「利尻」、札幌と網走を結ぶ急行「大雪」、札幌と釧路・根室を結ぶ急行「狩勝」、札幌と函館をむすぶ急行「すずらん」等でした。これに小樽と釧路を結んだ、夜行の普通列車、最後には「からまつ」という愛称をもらった列車が加わります。

Img_8921_w (連結されていた寝台車、前後の気動車と溶け込んで違和感がありません。気動車に挟まれているので、独特の柔らかい乗り心地)

私も、これらの列車にはさんざんお世話になったし、夜行列車が交換する駅で反対側の列車に乗り、出発した駅に翌朝戻るなんて、荒業もやりました。

このような旅ももう出来なくなりつつありますね。時代とはいえ、寂しくなりました。

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