黄菖蒲は景色を明るくします
Camera : Canon EOS5D, Lens : EF100-400 f4.5-5.6 L
あやめ、杜若、花菖蒲、黄菖蒲、菖蒲、さらに最近はジャーマンアイリスなどと言う花がポピュラーになってとても紛らわしいですね。このうち菖蒲だけが別物なのは名前のつけ方として、どうよ、と思うのですが、いまさらどうしようもありません。せめて、黄菖蒲を日本に入れた時、もっと別の名前をつけてあげれば良かったのに、と思います。
何故なら、黄菖蒲は日本の各地に繁殖し、まるで古来からの在来種のように自然に繁殖しているからです。菖蒲は黄菖蒲にその名前を食われてしまった感があります。
それは、さておきこの花は日本で、上手に暮らしております。湿地というあまり人の邪魔にならないところに生え、丈夫に成長し繁殖します。繁殖しても、敵意をもたれないように目立つ美しい花を咲かせ、その気になれば簡単に抜かれる潔さも見につけております。
写真の花は、家の近所のあまり綺麗とはいえない池のほとりに群落を作って咲いている黄菖蒲です。おそらくこの殺伐とした池に彩りを与えるために植栽したのが始まりでしょう。 (カメも花見によって来ます.....) この花が咲いていると、実際、景色が明るくなります。これが杜若や花菖蒲であれば、景色はこれほど明るくないし、また、殺伐とした池の景色に引きずり込まれるでしょう。さらに、盗掘の心配だってしなければなりません。黄菖蒲はこんな所にぴったりの花なのです。
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コメント
こんなに鮮やかに咲いていると・・・・生きる力が舞い戻りますね。
た・ぶ・ん・・・この時期、身投げは少ないと思う。
投稿: 會津 | 2008年5月14日 (水) 20時34分
會津 さま、今晩は。
黄菖蒲は一日花なので、一輪散ってもまた新しい花が咲きだします。
そんな意味でも生命感が溢れていますよ。
投稿: kk | 2008年5月14日 (水) 20時54分