色の道への第一歩
Camera : Rolleiflex SL35E, Lens : Planar 50mm F1.8, Film Kodak GC400, Home made Developer 30c 7m
先日、フイルムというフイルムは何でも現像してしまう、SCRさんの画像掲示板でキリ番をめでたく、踏むことが出来ました。何か下さると言ってもらったので、ありがたくネガカラーの現像お試しセットをいただきました。これで、私も色の道に一歩踏み込むことができます。
カラーネガの現像は発色現像、漂白・定着の2液処理か、発色現像、漂白、定着の3液処理で行ないますが、私は出来れば漂白液を再生使用、定着液を白黒と共用する方法をとろうと考えていたので、3液処理で行います。
実は、発色現像と漂白液を自家調合する予定で薬品を仕込んでいたのですが、SCRさまから実績のある薬をもらったので、比較しながら調合をテスト出来ます。それ以前に失敗した場合、何が原因か訳が解らなくなるので、実績のある処方を組み込むと、それ以外が悪いことがすぐ解るのでとても便利なのです。
今回は、発色現像液を自家調合して、漂白と定着液を送っていただいた薬品の処理方法で現像することにしました。
発色現像液の調合は簡単です、というか、CD-4という現像主薬を使う以外に無いので、処方は、1.薬品を持たせる処置、2.CD-4が働くPH調整、3.現像抑制の薬を混ぜるだけです。ネガカラーの現像キットのC41代用処理は通常、PH調整に炭酸カリウムが使われておりますが、WEBで検索すると炭酸ナトリウムで置き換える処方が見つかります。
私は現像ムラにトラウマがあるので、なるべくゆっくり現像が進む方が良いので、PHをあまり上げずに現像を行なう炭酸ナトリウムを使った処方でテストを行ないました。
最初の一本目が表題の写真と右のもの。カラーのネガを作るために久々に35mmのフイルムカメラを持ち出しましたが、トラブル続出で、まともに写ったコマが少ないオバカな結果になりました。現像結果は何となく、現像オーバーしている感じですね。
Camera : Contax 137MD Lens : Tessar 45mm F2.8 Film Fuji Superia400, Home made Developer 6.5m
カメラをもっと信頼できるものに変え(本当はかなり、危ないけど)、たまたま行った中華街で試写します。もっともフイルムを忘れてしまったので、フイルムは苦労して手にいてたFujiに変っております。もう観光地でも、ネガフイルムさえ手に入らなくなってきましたね。現像時間を30C6.5分に短縮しました。それでもやや押しているきがします。
あまり、青っぽいものを写していないことに気が付いて、水族館の看板を写しておきました。現像してみるとちょっとマゼンタに偏った傾向が見られます。でもこれは調整できる範囲でしょう。あと30秒、短くするかこのままにするか、悩ましいところです。
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コメント
もう最初から完璧ではございませんか?しっかり現像薬の
成分を勉強されて、判ってやっておられるから立派な結果だと
存じます。
スキャン用途なら、ちょい薄いネガにした方が扱い易いですね。
焼くなら若干濃いめだけど、出過ぎは調整しにくいので適正か、
チョイ薄が良いですね。
たまにはカラーネガ現像も面白いでしょ(笑)
投稿: SCR | 2008年5月19日 (月) 23時32分
SCRさま、おはようございます。
師匠のおかげで、踏み出すことが出来ました。ありがとうございます。
やはり、ちょっと押していますね。
温度は30Cだからぎりぎり、PHを下げるか、時間短縮しか
ないと思います。
正直、30Cではもっと薄いと思っておりました。コンタックス137MDが少しオーバー目に露出することも理由になっているかも知れません。
投稿: kk | 2008年5月20日 (火) 08時18分
自分は最初の頃は失敗ばかりで、それらしい色が出ただけで飛び上がって喜んでおりました。
すばらしいですね、未だにコダックのフィルムは全然だめです。
投稿: 610 | 2008年5月21日 (水) 16時31分
610さま、今晩は。
ネガカラー現像が、最近のマイブームになりました。
カラーは仕組みが出来上がっているから、個性が出ない
と言われておりますが、なんとか変化がないかなぁと思って
おります。
原理を考えると、無理っぽいですけれど...。
投稿: kk | 2008年5月21日 (水) 21時13分