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2008年5月 5日 (月)

村の鍛冶屋

2008425_1_w Camera : Pentax 67, Lens : SMC Pentax 75mm F2.8, Film : TX, EI=200, Pyrocat HD

昔、小学校に行く途中に鍛冶屋が一軒。中学校に行く途中にまた一軒ありました。鍛冶屋の中は黒く暗いものでしたが、たまには石炭か炭の炉に赤々と火がくべられて、ゆらゆらと周りの空気をゆらし灼熱した鉄の塊が取り出され、鍛えられ、オレンジ色の火花を散らしておりました。

騒音もかなり酷く、鍛冶屋は遠くからでも存在感がありました。幼少の頃は恐ろしい作業に思っておりましたが、だんだん年をとるにつれカッコよい作業に思えて来ました。なんでもない鉄の塊からいろいろなものを自由に作れるなんて、すごいことです。

ただ、その頃になると鍛冶屋は無くなるか、残っていても炉に火が灯ることは無くなっておりました。村の鍛冶屋は徐々に消えていったのです。

おそらく、小さな村に鍛冶屋が何軒かあった理由は農機具の作製と修理のために仕事があったからでしょう。農業が機械化され、手作業用の農機具も大量生産の製品が入ってくると、鍛冶屋は仕事が無くなり、廃業していったのでしょう。

小さな村に一軒の鍛冶屋をもつことは難しいですが、現在まだ残っている鍛冶屋は頑張って欲しいものです。

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コメント

鍛冶屋の仕事場でウロウロし・・・・
撮らせていただいて、「あの賞」を戴いたので
職人さん達にはとても感謝しております。

投稿: 會津 | 2008年5月 5日 (月) 20時45分

會津さま、今晩は。

かの地では、まだ、子供は親の仕事場にいるのでしょうか。

私は、勉強して、学校出て、勤め人になりなさい、その方が将来性ある、と言われて育ちました。
とりあえず、その通りに育ちました。

が、子供の頃、親の店で遊んだり、手伝ったりしていた事をよく思い出します。
親の店は、たたんでしまったので、ある意味、良い忠告だったのですが、それ以上にあの頃の思い出が宝物です。

同じ事を私は自分の子供にしてあげれていない。それが残念です。

投稿: kk | 2008年5月 5日 (月) 22時23分

もうすっかり変わってしまったようです。
親の仕事を引き継いだり、親方の所に住み込んで仕事を身につけたりするよりも、楽して簡単に金が入る仕事が流行っているようです。
時代といえばそれまでなのですが、サビシイ気がするのは部外者だからでしょうか。

投稿: 會津 | 2008年5月 5日 (月) 22時39分

やはり、そうですか。
仕方がないですね。楽してお金が入る情報が入れば、
そちらに流れる方が自然ですから。

私、数年前、ベトナムで昔の日本の面影を見ました。
あそこも、日本と同じような流れになるでしょう。

サビシイ気がするのは、私達に昔の美しい思い出があるからではないでしょうか。

思い出の姿に近いものを見れば、美しいと感じて、それが消えて行けばさみしいと感じる。

はじめから、合理的な事しか経験していない人たちにとっては、単に幼稚な事に思えてしまうのかも知れませんね。


投稿: kk | 2008年5月 5日 (月) 23時25分

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