浜離宮の駿河台匂桜
Camera : Ricoh GX100, Lens : Ricoh Zoom 5.1-25.3mm F2.5-4.4
人は誰も皆、心の中に、大切に思う桜の木が、最低一本はあるものです。それは今は無き田舎の小学校の校庭の桜であったり、故郷の公園の桜であったり、畑のそばの山桜であったりします。
私にも思い浮かぶ桜の木はいろいろあるのですが、現在のところ最も気になっている木が浜離宮の駿河台匂桜の木です。
この木は上の方が枯れて、下の枝だけでようやく生きているような木ですが、そのおかげで桜の枝が目の前に垂れ下がり、匂桜の花の香りを楽しむことができます。
駿河台匂桜は、私の信じるところでは最も素晴らしい匂桜であります。特徴があるせいか、探してみるといろいろな場所に植栽されているのがわかります。しかし、花を近くで観賞でき、ましてや香りまで楽しめる位置に花が咲いていることなど滅多にありません。
それを、この老木がかなえてくれているのです。
私は、毎年、この木に会うのが楽しみで、この木が花を咲かせているのを見ると幸せな気分になるのです。
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