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2008年4月28日 (月)

今年の弘前城の桜

Img_3582_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

今年も弘前城のお花見に行ってきましたが、ゴールデンウィークの前半でさえ、盛りを過ぎている感がありました。通常の年であればゴールデンウィークの前半が角館、後半が弘前と見ごろを楽しめるのですがあっという間に桜が散っていったようです。

特に角館は完全に葉桜になっておりました。角館は桜の種類が少ないので、一気に咲いて一気に散ってゆきます。その点、弘前は桜の種類が豊富なので、見ごろが長くつづくようです。

一般に桜前線というのは、ソメイヨシノの開花の状況を表したものですが、もし八重桜の代表種である関山の開花状況で「八重桜前線」みたいなものをつくると、関東では10日以上の差があります。八重桜は東京でも四月の中旬から下旬です。しかし、この二つの前線は、青森あたりではぐっと差が縮まることでしょう。八重の前線の方が進む速度が早いでしょう。

だから、弘前ではソメイヨシノが散っても、そのまま開花期の違う桜が咲き続け、関山をはじめとする八重桜まで続けて楽しむことが出来ます。このあたりは、中休みがある東京地方と違うところです。

桜の花の美しさには、単一の品種が一気に咲いてひしめく美しさもありますが、各種の桜が、微妙に花びらの色や形を変えて競い合う姿も美しいものです。

2008426_1_w Camera : Pentax 67, Lens : SMC Pentax 75mm F2.8, Film : RVPF

弘前の桜は、もともと気候、土壌が桜の木に適しているうえに、りんご栽培のノウハウによって手入れを受けているため一本の木に桜の花が多く、さらに各種の桜が絶妙に配置されているので、一際美しい桜の楽園になるのです。

ゴールデンウィーク後半の休みにどうでしょう。

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