« 旅行中は電気の奴隷でした | トップページ | 青列車(トランブルー)の後継者達-2 »

2008年3月11日 (火)

青列車(トランブルー)の後継者達-1

Img_1382_w トランブルーの本家筋の後継者のルネア。ヴェンチミグリア駅で。青っぽい塗装でした。

昔、フランスにはトランブルー(TrainBleu)という豪華寝台列車がありました。日本のブルートレインのモデルになった列車で、パリと南仏を結んでおりました。この豪華寝台列車はもうなく、当初の始発駅であったリヨン駅の高級レストランに名を残すだけですが、後継列車は何系統かコラーユ・ルネア(Corail Lunéa)として運行しております。

このうちパリのオーステルリッツ駅(Austerlitz)とイタリアのヴェンチミグリア(Ventimiglia)を結ぶ列車がコラーユ・ルネアと一律に呼ばれる前までル・トランブルーと名前が付けられていたので、本家筋の後継者であろうと思いますがニース(Nice-ville)を終着駅にして各所から発車する分家筋があります。いずれも現在は豪華列車にはほど遠く、食堂車はもとより個室寝台車さえついていない2等座席と一等二等クシェットだけの編成になっております。

クシェットというのは日本で言えば指定券で乗れる「ごろんとシート」であり、横になれる座席扱いの車両です。フランス国鉄の場合一等も二等も4名1コンパートメントで、違いは少ないような気がします。一等にはシーツを二枚重ねたような寝袋とちょっとしたアメニティが備えてありますが、一等を選ぶ決定的な要因にはなっていないと思います。

とにかく、これらの夜行列車はTGVの高速鉄道が発達した今でも、南仏への移動に関して時間の有効利用の点でメリットがある為、利用する人も多いように見受けられました。

私はトランブルーの名前に憧れがあったことと、地中海に降り注ぐ朝日で目覚めるイメージに取り付かれてこの列車には乗らねばならぬと心に決めておりました。

Img_0855_w ただ、この列車に乗るにはちょっと大変です。同じ区間を毎日走る訳ではないので、その日に走る列車を迎えに行く必要がありました。私の場合2月29日にフランクフルト空港に到着し、そこからICEでオッフェンブルグ(Offenburg)へ。連絡するOSBという気動車に30分くらい乗ってストラスブルグ(Strasbourg)に向かいます。ストラスブルグはTGV東線の終着駅で通常はここからニース行きがあるのですが、当日は運行休止日。そこで急行に乗ってナンシー(Nancy-Ville)まで行き、ルクセンブルク(Luxembourg)からやってきた夜行列車に乗り込む必要がありました。

Img_0864_w この間、面白い事はドイツからフランスへの変化でストラスブルグに近づくと車窓が一変します。極端な話、素っ気のない工業地帯からお洒落な町に変ります。

Img_0882_w ナンシーでの待ち合わせも、街が綺麗なので苦になりません。残念なことは日のある時にここに居れなかったことくらいです。この街はアールヌーボ発祥の地だそうで、美しい建築物も沢山あるはずなのです。

Img_0888_w 列車は長距離旅客の牽引機である1を最初につけたBB26000系の電気機関車に引かれて入線してきました。ここで反対側に別の機関車をつけて、向きを変えて発車します。

|

« 旅行中は電気の奴隷でした | トップページ | 青列車(トランブルー)の後継者達-2 »

コメント

素晴らしいリフレッシュの旅だったのが伝わってきます、よかったですね。
僕は日曜日から月曜日まで別府の周辺や宇佐辺りの田んぼの中ををうろつき回っていました。

投稿: 610 | 2008年3月12日 (水) 06時09分

610さま

良いリフレッシュになりました。ここ数年今時分に九州に行っておりましたが、今年はもう打ち止め。

でも、菜の花が綺麗なんだろうなぁ。

投稿: kk | 2008年3月12日 (水) 20時05分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 旅行中は電気の奴隷でした | トップページ | 青列車(トランブルー)の後継者達-2 »