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2008年3月22日 (土)

RhBからMGBへ

Img_2053_w 夏の最盛期でも氷河急行とベルニナ急行を一日で乗るのは無理です。しかし、列車にこだわらなければ、一日で同じ路線に乗ることは可能です。ただ、全線に乗るのは長いので、今回はそんな無謀なことはやめて、全線の3/4を2日に分けて乗ります。

そのうち、最後のブリーグからツェルマットまでの間が本当の氷河急行に乗ることになります。

最初はサンモリッツからクール行きの列車に乗ります。この間の定期列車は冬の間、夏季には氷河急行として使われるパノラマ車両や食堂車が連結されていてお得感があります。写真はサンモリッツを目指す氷河急行。

Img_1987_w サンモリッツを出ると、列車はアルブラトンネルを抜けます、このトンネルの峠が分水嶺になっているらしく、天気もここで変ります。ベルニナ方面が快晴、サンモリッツ付近で曇が多くなり、トンネルを抜けると雪でした。列車も高度を下げるために右に左にスパイラルしたループ線を降りて行きます。

Img_2002_w フィリズール(Filsur)駅を発車してトンネルをくぐったらすぐ、氷河急行のポスターで有名なランドバッサー橋を渡るのですが、あれよあれよという間に過ぎてしまいます。この橋を走る列車の走行写真は主に逆方向から橋を渡ってトンネルに入る直前の機関車を後ろの客車から撮る感じが多く、写真をイメージしていると、えっ!今のところがそうなのかい?と後ろを向いて確認することになります。

Img_2013_w 列車が高度をさげると、写真では左手に見えるライヒェナウ(Reichenau)駅に着きます。ここで、ディセンティス(Disentis)行きに乗り換えます。左に見える列車はディセンティスからクールに向かう列車です。氷河急行の時刻表を見ると山から下りて最初に停車する時は停車扱いにせず、クール(Chur)から折り返して二度目にこの駅に停車した時が正式な停車扱いにしています。

Img_2038_w この駅を出ると列車はライン川に沿って走ります。ところどころ視界がひらけ小さな町があらわれます。

Img_2086_w 牧場を登って降りると、ディセンティス(Disentis)。正式にはディセンティス/ミュステア駅(Disentis/Mustér)後のミュステアはロマンシュ語で「修道院」という意味だそうです、駅の後ろに見えるのがそうでしょうか。、ここが終点です。反対側のホームにはマッターホルン ゴッタルト鉄道のアンデルマット(Andermatt)行きが待っています。

Img_2098_w Disentisを発車した列車はしばらくはなだらかな丘陵を登りますがやがてアプトの区間に入り、スキー場が近くに見えるようになります。オーバーアルプ峠に向かって登っているのです。

Img_2103_w ここからは、この列車はスキー客の乗り降りが激しく成ります。スキー場間の移動かあるいはリフト代わりになっているのかも知れません。いきなり車を積んだ貨車が連結されたりします。このあたり、鉄道への考え方が自由で愉快になります。ちなみに、この貨車は後ろにレールを走るように改造したトラックが付いていて、列車が駅に到着するとすぐに左に見える最後部に連結されました。

Img_2124_w 天候はふぶきに変わり、先頭の機関車も見えづらくなってきました。このあたり夏はオーバーアルプ湖なのでしょう。

Img_2130_w アンデルマットの手前の駅でスキー客は大量に降ります。駅を降りるとすぐスキーを履いて滑って行きます。

Img_2139_w 列車は急な勾配を九十九折に降りてアンデルマットに着きます。ここで各方面にまた、乗り換えです。地図でみると、この駅でスイス国鉄と交差してますが、300mほどの差で立体交差しております。スイス国鉄に乗るには、アンデルマットからはゲシェネン(Goschenen)まで一駅ですが、乗り換えが必要です。

Img_2160_w 一駅であっても大変な勾配があるので、列車はアプト式の鉄道をゆっくり降りてゆきます。急峻な谷に沿って走るので一駅とは思えない密度で車窓が楽しめます。写真はゲッシュネンの駅に入場するところ、ぎりぎりまでアプトのラックが敷かれており、写真を見ただけでも勾配がきついことが解ります。

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コメント

先程からじっくり拝見してまいりました。
いやぁ私など一生に一回で良いから乗りたいぃぃ~と思ってる
列車を網羅されております(笑)
こういう風に旅行するのが本来の旅行ですね。
素晴らしい画像、景色(車両画像)にうっとりでございます。
うらやましいぃ~~!

投稿: SCR | 2008年3月22日 (土) 23時21分

SCRさま今晩は。
実は、私も乗り鉄の旅が想像以上に楽しかったのでびっくりしております。
こんなことならもっと早く行けばよかった。多少無理しても。
この次は、かなり無理しても、また行くつもりです。

投稿: kk | 2008年3月22日 (土) 23時51分

ヨーロッパの鉄道ってきれいですね。
洗練度が違うのかな。

投稿: 會津 | 2008年3月22日 (土) 23時55分

會津さま、今晩は

ヨーロッパの鉄道は、もうある意味で歴史的建造物なのだと思います。あちらの人は一度作った物は長く大切に使うので、車両一台でも、こもっている魂がちがいます。

投稿: kk | 2008年3月23日 (日) 00時39分

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