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2008年3月16日 (日)

ユーロスターシティーとETR500

Img_1605_w ベネチア サンタルチア駅には様々な列車が出入りします。その中で現代のスターはユーロスターイタリアのETR500でしょう。ユーロスターイタリアはイタリア国内の新幹線に相当しますが、ロンドンとパリを結ぶユーロスターと名前を巡って争い、これに負け、ユーロスターのロゴに小さくイタリアを追加しています。しかし列車の表記はESを使います。

またこのETRというのは特急電車の意味で、イタリア鉄道の車両史上もっとも有名なTEEのセッテベロ号はETR300と言いました。その後ETR450,460,470,480を経て最新がETR500です。ところで、ETR500は正確に言うと電車ではなく前後を機関車で客車を挟んだ集中動力TGVタイプの列車です。今開発中のETR600はまた電車になりそうですから、長い歴史を振り返ると、あの時のETR500は鬼っ子だったなぁと言われる日がくるかもしれません。

これは憶測ですが、ETR500がこの形になったのは、時速300KM運転へのこだわりがあったと思います。イタリアは基本的に電化区間は直流3000Vですが、営業運転で時速300KMを保障するには、パワー不足です。そのためDirettissima(ディレッティシマ)という高速新線はローマ、ナポリ間、ミラノ、トレノ間で交流25000Vの電化がされるようになりました。この新線区間で時速300Kmを出す為に、交直両用機関車で空力特性に優れた客車を挟むことにしたのだと思います。この両区間の高速列車は特にAVと呼ばれ他のESと区別されております。
他のESがETR460,480で運行される可能性があるのに対し、AVはETR500だけで運行されます。交流25000V区間がある為です。

Img_1609_w ところで、イタリアの幹線ではETR500と良く似たユーロスターシティーという列車が走っております。ESc97xx番台をつけてEScとして、あるいは普通のICとしてこの車両がやってきます。実は良く似ているハズでユーロスターシティーの機関車は以前ETR500につけられていたものだったのです。当初ETR500の機関車は直流機関車の414型をつけておりましたが、それを交直両用機関車の404型に取り替えたのです。こうして余剰になった直流機関車414型で既存のインターシティー用車両の更新車を挟んでユーロスターシティーが生まれた次第です。

Img_1662_w この二つの機関車は外観が404型がよりアエロボディーになっている他、決定的にパンタグラフが違うので容易に区別がつきます。404はシングルアーム414がひし形のパンタグラフです。

乗り心地は車両が大きい分ユーロスターシティの方が良いような気がするのですが、どうでしょう。少なくても特別料金が必要でないICでこの車両が来たら大喜びです。デジカメのバッテリーの充電もできるし。

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